未婚化する日本 | 豊田耕一blog「田舎での子育て」

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次の世代にツケを回さない!ために、
4人の息子の父親として、市議会議員として、
敦賀の子どもたちのために日々奮闘しています。

先日、息子のサッカー練習を待つ間に読もうと思っていた「未婚化する日本」という本ですが、ページを開いたところ集中して読みたいと思える内容の本でした。

 

その本を手に取ってから10日が経過しましたが、まだ集中するための時間が確保出来ていませんので、今週あたりじっくり読ませて頂こうと思っています。

 

この本の「本書について」という冒頭で「現在の日本では、出生率が低下し人口における子どもの割合が減る『少子化』、寿命の延長よりも主に少子化によって65歳以上の高齢者が増加する『高齢化』、そして全体としての『人口減少』の3つが同時に進行しています。

中略

政府や自治体がさまざまな施策を打ち出していますが、大きな成果が出るに至っていない状況です。ことに合計特殊出生率を上昇させ、出生数を増やすことは最重要課題ですが、昨年2020年のそれは1,34と5年連続低下、出生数も85万人を割り込みました。」からスタートします。

 

引用は終わりますが、この後の出生数はご承知の通り80万人(2023年の出生数75万8631人)を割り込むことになります。

 

ここまで出生数が減少を続けている状況においても、政府の少子化対策は子育て支援事業ばかりで、出生減の本質的な問題に目を向けていないかのように捉えています。

 

私は、2022年5月21日のブログで、「移住者へ100万円支給する事業や、第1子の出産に対して一律10万円支給する事業は行っていますが、人口減少の根本的な解決に繋がるのかは疑問です。」との記事を書かせて頂きました。

 

市民からお叱りを受けるかもしれませんが、当時の私は、敦賀市の第1子の出産に対して一律10万円支給する事業について反対し続けていました。

 

また、そのブログの中で「まず婚姻と出産の前に出会いの場が必要になり、実際に敦賀市として出会いの場を提供する事業もありましたが、成果が出ているとは思えません。」とも書かせて頂いています。

 

私は、日本の少子化の原因は「婚姻数の減少」、言い換えれば未婚率の上昇であり「未婚化」に尽きると考えています。

 

この「未婚化する日本」には「婚姻総数は1970年の103万カップルから2019年には60万カップルに減少し、初婚同士の婚姻数では91万カップルから44万カップルと、さらに大きく減少しています。」書いてあります。

 

このことからも、私は以前より少子化と子育て支援は分けて議論すべきと考え、議会での採決等にも臨んできました。そのことを簡単ではありますがお話させて頂きましたので、よろしければご覧ください。