アートテラー・とに~が選ぶ GWに行きたい美術館No.1は、
やはり、マイベストミュージアム・・・いわゆるMBM (←?) の川村記念美術館です。
というわけで、先日のみどりの日に、川村記念美術館に行ってまいりました。
・・・・・・・・・・・・・・もとい。
DIC川村記念美術館に行ってまいりました。
実は、今年4月1日より、名前が少し変更になりまして。
経営するDIC株式会社の名前が、冠に付きました。
以前よりも、正式名称が長くなって、若干言いにくくなりましたが、
これからも、千葉が世界に自慢できる美術館・DIC川村記念美術館をよろしくお願いします。
さてさて、本来ならば、5月21日より、
“FLOWERSCAPES フラワースケープ” という、それはそれは楽しそうな美術展が開催される予定でしたが。
先の地震の影響で、この美術展も開催が見送り。。。
そのため、次回の美術展までの間は、
“DIC川村記念美術館 コレクション展示” で、繋ぐことになったようです。
ルノワールの 《水浴する女》 や、
レンブラントの 《広つば帽を被った男》
マーク・ロスコの 《ロスコルーム》
といった、おなじみのDIC川村記念美術館コレクションが展示されています。
正直なところ、すでに10回以上は行ってる自分的には、
「も・・・もう・・・そろそろ見飽 (ry」
なラインナップでした。
せめて、新館の会場で、
目新しいものを展示しているのかと思いきや・・・。
新館は、完全にシャットアウト。
つまり常設展は、本当に、普段の常設展と何ら変わりありませんでした。
唯一、目新しかったのは、
[ヌーヴォー・レアリスム] というテーマが設けられた106展示室。
ジャン・ティンゲリーの廃物を利用した機械作品と、
イヴ・クラインの 《青のモノクローム (IKB130) 》 を、初めて観れたのは、良かったです。
ちなみに、 「IKB130」 とは、 「I (イブ) K (クライン) B (ブルー) 130」 の略。
AKB48っぽいけど、全然違います。
というわけで、DIC川村記念美術館が好きな美術館であることには変わりませんが。
今回に限っては、地震の影響を挽回するような工夫が見受けられなかったので、、、
1ツ星。
ただ、美術館の隣のツツジ山を開放したり、
5月14日には車のイベントを行ったりと、周囲で工夫しているみたいです。
ちなみに。
今回のDIC川村記念美術館行きには、同行者が。
ホキ美術館 に引き続き母と、そして、弟。
美術館に行きたくないオーラを全開に放出する弟を、無理やり連れて行きました。
“アートテラーたるもの、身近な人物をアート好きにさせなくてどうする?!”
という使命感ゆえです。
さて、美術館に入るやいなや、
特徴的な天井の造形を見て、弟が一言。
「何かあれだね。小1の算数の教科書の表紙っぽくない (笑) ?」
“はっ?何だそれ!全然面白くないし!” と思いましたが、
兄の優しさゆえ、
「そうかもね」
と、あいまいに答えておきました。
しかし、さすがアートテラーの弟。
能力差はともかくも、咄嗟に例える能力は持っているようです。
その後も、ジョルジュ・ブラックの 《水浴する女》 を観ては、
「バキみたいだ (笑) 」
マレーヴィッチの 《シュプレマティズム》 を観ては、
「ナイキみたいだ (笑) 」
とかなんとか (大半は聞き流した) 。
まぁ、楽しそうにしていました。
「今度は、シュンヤ (=3歳になる息子) 連れて来るわ」
とご満悦のご様子。
アートテラーとして、兄として、良かった良かった。