『もしもの日曜日の建築ツアー』 を提案する企画。
その名も、
「もしも建築ツアーズ
~the architecture tour makes your Sunday Happy~」
今回、建築ツアーで訪れた街は、東京屈指の人気エリア 「銀座」
土日休日の昼は、歩行者天国で賑わうこの街は、
昭和の古き良きビルから、超最新現代建築まで建ち並ぶ、東京屈指の建築エリアでもあります。
この銀座の建築群を存分に堪能する “建築銀ブラ” の始まり始まり~♪
【とに~の銀座トリビア】
“銀ブラ” とは、 「銀座をブラブラする」 という意味ではない。
・・・もともとの語源は、 「銀座にブラジルコーヒーを飲みに行く」 だったそうです。
自分も、今日の今日まで、間違って使っておりました (笑)
01 MIKIMOTO Ginza 2/伊東豊雄+大成建設
夜は、こんな感じに・・・
ここに注目!
○コンセプトは、「真珠を育む貝から生まれる泡、舞い落ちる花びら、宝石箱を覗きこみたくなるような期待感、神秘性」
○内部には、柱や梁が1本もなく、20cmという薄さの外壁が構造体となって建っている
○その外壁の構造そのものが、このビルの顔となっている
[とに~の呟き]
「外壁だけで建っていると言われても、 “あぁ、そうなの” くらいにしか最初は思いませんでしたが。
4隅の1つが完全に無いのを発見して (写真3枚目) 、初めて衝撃を受けました!」
02 銀座テアトルビル/菊竹清訓
東京都中央区銀座1-11-2
ここに注目!
○銀座に鎮座する何とも奇妙な形の巨大ビル…。
[とに~の呟き]
「何をイメージしているのか、サッパリわかりません (笑)
レゴブロックで作ったみたいな感じでした」
03 オペークギンザ/妹島和世
ここに注目!
○ビルの上を見るとわかるように、元々は普通のビルだったのをファサードを改修することで目立たせた
○ガラスを用いた建築の原点になったとも言えるファサード建築の金字塔的な作品
ファサード建築とは?
「フランス語に由来し、英語の faceと同じ意味。
建築物の正面 (デザイン) を指す言葉。
建築全体だけでなく、顔となる部分だけの建築 (改修をしなくて済むという利点がある) 」
[とに~の呟き]
「ビルの上と下で、全然違います。
上は見なかったことにしときます。大人なので (笑) 」
04 アップルストア銀座/ボーリン・シウィンスキー・ジャクソン建築設計事務所+KAJIMA DESIGN
東京都中央区銀座3-5-12
ここに注目!
○建物全体をアップルのパソコンに見立てたプロダクトイメージ
○内部のエレベーターは必乗 (?)
○サエグサ本館ビルを劇的ビフォーアフター並に大変身
[とに~の呟き]
「まぁ、なんということでしょう。
冴えない感じのビルが、iMacがそのまま建物になったかのように大変身!」
05 ルイ・ヴィトン松屋銀座店/青木淳



ここに注目!
○日本におけるLOUIS VUITTONのファサードを数多く手掛ける青木淳の一発目の作品
○歩いているとモアレが見えるガラス壁
モアレとは?
「直訳すると、 “干渉縞”
2種類以上の幾何的な模様が重なり合ってできる模様を指す。
これにより、歩いている人に対し、視覚効果を生み出す」
[とに~の呟き]
「確かに、この前を歩くと、クラクラしました。
ルイ・ヴィトンというブランドネームが放つ高級感のせいだけではなかったのですね」
06 ディオール銀座/乾久美子


ここに注目!
○ディオールのバッグの模様であるカナージュ (ラタンの編み目模様) をモチーフにした白いファサード
○二重構造になっている丸が、モアレ効果を生み出す
[とに~の呟き]
「近づいて見ると、穴だらけのファサード。
丸い穴を覗くと、そこにはまた丸が!!」
07 メゾン・エルメス/レンゾ・ピアノ
夜は、こんな感じに・・・
ここに注目!
○約15000個のガラスブロックで構成
○透明性を高めるために出来る限り柱は細くされている (でも、耐震性はバッチリ!)
○夜は、まるでランタンのよう
[とに~の呟き]
「同じ “メゾン” でも、 『めぞん一刻』 とはエラい違いです
これからも、銀座の一等地で頑張って下さいね。」
さて、 【前編】 はここまで。
更なる驚きの建築が登場する 【後編】 に続く!