忘れられない後悔が、原動力になっている | あなたの「好き!」のど真ん中で人生をデザインする方法

あなたの「好き!」のど真ん中で人生をデザインする方法

インスピレーション力®を磨くLDM(ライフ・デザイン・メソッド®)を使って、あなたの「好き!」のど真ん中の見つけ方、活かし方、人生をデザインする方法をお伝えします。


ある男の

可能性をつぶしてしまったことがあります。

7月のアツイ夏でした。


高校の時の

3日間にわたって繰り広げられる

バレーのクラスマッチ。
 


うちのチームに

通称ミーシャってやつがいたんです。

 

いつも暗い目をして本を読んでいて

雰囲気と動きが、

子熊のミーシャそっくりだったんで

みんなからそう呼ばれていたのですね。

 

バレーやっても、暗い目で

レシーブの構えを取り、

いやだなあ~

やりたくないなあ~

どうせ取れないし~

オーラがMAX出てました。

 

んで、ボールが飛んできても

まったく反応できず、

「み~しゃ~ちったあ動けや!」

とリーゼント頭の横浜銀蠅の

コピーバンドやってます

喧嘩上等なめんなよのI君に

いつも怒られてたな。

 

そうしていつも、すまなそうな、

そして自信のなさそうな顔で

謝っていた。

 

そんなミーシャが

俺のチームの一員だったんだ。
 

で、3日目の最後の試合

俺はキャプテンとして

こう言ったんだ。

 

「今日は、絶対勝とうぜ!!」

 

ここまで2日間

ミーシャを除いて

残り6名のメンバーは

一つになっていた。

 

熱く燃えてたんだ。


なので

1試合に一回は控えのミーシャを

出さなくてはいけない

そんなルールを俺たちは

半ばうっとおしいと感じてましたね。

 

だって、ミーシャは

「僕は、1プレイでいい」

と、体育座りして、石みたいに

やる気なく始終固まっていたからね。

 

その最後の試合・・

 お互い1セットずつ取り合ったけど

手ごたえを感じてた俺たちは

 
「絶対勝とうぜ!」

「おお!いけるいける!」


と盛り上がってた。

 

普段、体育の授業では、大人しく控えめに

していた俺たちは、顔を紅潮させ、

W杯の本田や長友や乾になっていた。


やってんのはバレーだけど^_^


だが・・・

ミーシャだけはお地蔵さんだった。

ミーシャは

勝てるかもしれない試合の水を差したくない。

そんな雰囲気を漂わせていた。

 

だが、ルール上3セット目のどこかで

ミーシャを入れなければならない。

俺は一応キャプテンだったので

その判断は俺がしなければならなかった。

 

そして、3セット目。

俺たちのチームも、相手チームも

凄い気迫で、スパイクを打ち合い

10対10で、サーブ権を取られたときだった。

 

うちのエースアタッカーが

気分が悪いと言いだしたんだ。

俺はタイムを取って、みんなを集めた。

 

「わかった。水飲んで休んでてくれ。

入れるようになったら、合図くれ。

 

いいか。

これから、ミーシャが入る。

みんなでフォローしようぜ。

絶対にまかせっきりにするなよ。

 

ミーシャ!
行くぞ!

思いっきりやれ。
絶対に、日和るなよ!

 

おし!勝つぞ!」

 

「おおー!」

 

他のメンバーも、ミーシャの肩を叩き、

ミーシャを鼓舞した。

 

その時、俺たちの一体感に感化されたのか
ミーシャの石のような顔に

少し赤みがさしていた。



 

試合再開。

 

相手がミーシャめがけて

スパイクしてきた!

 

ムッチャ勢いあるボールが

 ミーシャの顔面に

 

ボン!

 

ものすごい音ともに、ボールが体育館の

天井付近に上がっていった。

 

落ちてきたボールをトスし

俺がスパイクして決めた。
 

「うおおおお!!!!

ミーシャ!」

 

顔面レシーブしたミーシャの頭をみんな、

バンバン叩く。

 

ミーシャが頭を覆いながら笑っていた。

ミーシャは、ただレシーブの構えをしていて

そこにボールが飛んできただけなのだが

逃げないでいてくれたから、

ボールが真上に上がったのだ。

 

その姿勢が嬉しかった。

 

その直後、またミーシャにボールが飛んできた。

 

それをミーシャは胸で受け、

その球をスパイクして

点が入った!

 

「おおおおお!!!!

ミーシャアアアアアア!!!」

 

俺たちは、盛り上がった。

 

俺も、嬉しくてたまらなかった。

 

このチーム全体が一体感を感じる

この感覚を俺はずっと、

求めていたんだと知った。

 

試合は白熱し、

14対14のジュースになった。

 

その時、気分悪いと言っていた

エースアタッカーが

手を上げて言った。

 

「交代してもいいぞ」

 

俺はミーシャに言った。

 

「ミーシャやりたいか?」


当然、ミーシャは

「交代する」

と言うと思ったんだ。

 
もう十分満足しただろうと。
元々やる気なかったからと。

 

ところが

「おお、やりたい!!!」

と、満面の笑みを浮かべて

飛び跳ねながら言ったんだ。

 

おれは、思わず副キャプテンを見た。

 

すると、彼は首を横に振った。

 

勝ちを意識するなら、仕方ないと

俺はミーシャに言った

「悪い交代してくれ」

 

その時のミーシャの顔を

俺は一生忘れないだろう。

 

蒸気した顔がみるみる冷め

石のように固くなっていった。

 

そのまま、右向け右をし、

無表情のまま

いつものミーシャになって

コートから出た。

 

俺の中に罪悪感と

それに抗う

勝つため出し方がない

だったら「やりたいか?」

なんて聞くなよ

という感情が入り混じった。

 

その感情を押さえつけて
試合に集中した。

 

が、不思議なことに俺もチームも

歯車が狂ったように

ミスを連発して

負けてしまった。

 

どう負けたのか

おぼえてない。

 

断片的にミスをしたプレイが

出てくるだけだし

何よりも

負けた後の後悔の大きさに

てこずった。

 

たかが、クラスマッチのバレーなのに

痛みとして覚えているのは

そのせいだ。

 

その正体を今ならはっきりと言える。

 

そう、俺はミーシャの

可能性の芽を摘んだんだ。

 

俺はもっと彼とプレイをしたかった。

今まで見たことのない彼のプレイを

同じコートで体験したいと思った。

 

なぜなら、それは

期待されず、

夢をあきらめた彼が

可能性に目覚めた姿だったから。

 

そして、俺たちは

可能性に目覚めて

一体感を創り上げていったのだから。 

 

それを俺は壊してしまった。

 

勝つことを優先したために。 

 

 

ミーシャのあのときの石のように変わっていく顔は

今でも思い出す。

 

  

あのまま続けていたら

ミーシャは、どうなっていただろう?

 

「このままいくぞ!」

と言っていたら、

ミーシャに何が残っただろう?

あの続きをみたい。

切に見たい。

誰も見たことがない

可能性を拓いた彼を見てみたい。

 

 

そんな気持ちが

クライアントさんの可能性を

誰よりも信頼する
原動力になっている。

 

だから

クライアントさんの可能性が

拓いたらどんなブレイクスルーな人生

になるのか

それが楽しみで、

セッションをしているのです。


と、そんなわけっすね。

 

 

 

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