・Boliviaでの彷徨い・・・(帰国後編-14) | 日本哭檄節

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還暦を過ぎた人生の落ち零れ爺々の孤独の逃げ場所は、唯一冊の本の中だけ・・・。
そんな読書遍歴の中での感懐を呟く場所にさせて貰って、此処を心友に今日を生きるか・・・⁈

 要らぬ寄り道をさせて頂いたが、この『帰国後編』も、いよいよ、残すところ1編か2編で終われる目途が立って来たようで・・・(汗)

 

 これまで、5、6回も北海道を訪れながら、憧れの『旧・北海道庁』を、正門前の道路からしか観て居ないとは、元建築屋としては、

『何とも情けない・・・!』

と想って来たジジイとしては、今回は、気楽な独り旅だから、何としても近くからも中も拝観しようと意気込んで、雪道を踏みしめて辿り着いたら、確かに、正門の向こうにそのお姿が見えたのだが、どうも、見た目のご様子が怪しいような・・・?!

 

 で・・・、正門から足を踏み入れて近付いて視ると、そこに見えるお姿は、何と、

『足場枠に貼られた画像・・・』

では有ーりませぬか・・・(笑)

 

 

 そして、右側に立つガラス張りの仮設建物の横に、斯様な案内看板が・・・!

 

 

 つまり・・・、現在、この築130年(=明治21[1888]年・創建)を超す名建築物(=国指定重要文化財)は、その

『保存の為の大改修工事中・・・』

で有らせられて、外観は、『張りぼて』で化粧されて居り、内部も、大改修中だから、一部を公開して居て、その合間に、この建物の歴史や構造を解説したパネルが展示案内されて居るだけ・・・!

 

 折角、満を持して訪れたジジイの『間の悪さ』は、此処に極まれり・・・(笑)

 

 最後の最後まで、『間の悪さ』を引き摺ったまま、北の大地から去らなければならぬことを悟らされたが、それでも、無料で拝観出来る内部には、あのシンボルの『八角塔』の改修中の骨組みや、屋根の梁組の様子などが覗える場所が設けて有り、建築屋としては、昔の技術の素晴らしさに感動を頂けたのは、誠有難かったが・・・!

 

 

 

 2019年には、奈良薬師寺の『東棟』の大修理が行われて居ると聴いて、わざわざ訪ねて行ったことが有ったが、建築に携わった人間としては、こんなお姿を視るのは、堪らない・・・!

・奈良・柱の穴編・・・(=2019年5月16日掲載)

 

 

 途中で、ボランティアガイドの方と暫し談笑させて貰い、

『来年5月には完成しますから・・・、是非、またキレイに改修されたレンガ館を観に来てください・・・!』

とのお誘いを受けたが、

『そうは云われましてもー・・・!』

と云うほど、宮崎からでは、北の大地は遠すぎるわなあ・・・(汗)

 

 だが・・・、やはり、あの荘厳な赤レンガを積まれた生のお姿を側で見上げてみたい想いは、引き摺るわなあ・・・(汗)

 

 あの『原発災害伝承館』には、二度と行く気は起きないけど・・・(笑)

 

 そんな訳で、念願叶ったやに見えたレンガ庁舎を後にしたジジイには、最後の最後に、もう一つ企みが・・・(汗)

 

 それは、あの『オオタニサーン』や、今は、アメリカメジャーリーグの『サンフランシスコ・パドレス』で活躍する『ダルビッシュ有投手』を育てた、

『Nipponham Figthers ・・・』

が、今年から本拠地とする

『ES CON FIELD HOKKAIDO ・・・』

と云う新球場を、この際、一目見て帰ろうと云う欲張り・・・(汗)

 

 

 

 旧・北海道庁の改修中の建屋を出たジジイは、急いで札幌駅へ向かい、そこから『北広島駅』へ・・・!

 

 スマホの案内に依れば、

『北広島駅から、歩いて15分・・・!』

と出て居たが、降り積もった雪で方向感覚が判らないジジイは、近くを通ったお方に、

『ES CON FIELD に行くには・・・、どの方向へ行けばよいですか・・・?!』

と訊ねたら、怪訝なお顔を為さり

『歩いて行くんですか・・・?!』

と不思議そうな顔をされ、親切にも、

『歩いたら40分以上掛かりますよ・・・!』

とのお応えの上に、

『この雪の中だと・・・、1時間以上掛かるかも・・・?!』

とは、何たるギャップ・・・(笑)

 

 北広島の駅のコンコースには、しっかりと、

『F.VILLAGE(ES CON FIELD )はコッチ・・・!』

と表示して在ったのに・・・!

 

 

 結果、直ぐ近くに停まって居たタクシーに駆け込んだが、運転手さんの仰るには、今、球場の近くに新しい駅舎を建設中で、それが出来れば10分程度で行ける距離に成るのだそうで・・・(笑)

 

 何が、『歩いて15分』だ・・・!

 

 結局、タクシーで15分ほど掛かって、2,000円ほどの料金が掛ったが、今は、まだこのドーム屋根球場が建って居るだけで、他には何も無い大雪原・・・(笑)

 

 ジジイは、タクシーやバスが発着する

『Coca-Colaゲート・・・』

と云う3階部に当たる処から入らせて貰ったが、一歩中に入ると、そこは別世界・・・!

 

 

 

 

 

 2階部分の観客席の横の大壁には、こんな画が・・・!

 

 

 

 歴代の名選手たちも描かれた画には、しっかりと先ほどの二人が、一回り大きく描かれ、その上に、今の監督(=新庄剛志)さんが独りだけ別枠で描かれて居たが、この笑顔の画はいつまでかなあ・・・(汗)

 

 自慢の『屋内天然芝球場』は、もうしっかり見事なグリーンの芝芽を息吹かせて居たが、何やら昨今主流の『LED光』で天然芝を生息させられると聴いたが、それを維持するのが、このレールのような機械なのだろうな・・・?!

 

 

 

 やはり、天然芝は、趣きが有るよなあ・・・!

 

 

 シートも、新品ホヤホヤで座りも心地快さそうだったが、2階のコンコースの外側には、しっかり、このような商売根性が・・・(笑)

 

 

 

 そりゃ、そうだわなあ・・・!

 

 何せ、此処を根城にする球団のオーナー企業なのだから、特等席を占めて当然だが、興味本位で入った『FLAGSHIP STORE』の中は、斯様なご様子・・・!

 

 

 

 モノ好きジジイも、

『折角来たのだから・・・、何か一つ記念にでも・・・?!』

と催し、斯様な『禿隠し』を一個頂戴したが、これが、何と、4,500円也・・・(驚)

 

 

 ジジイは、根は『FUKUOKA Soft Bank 』のファンだから、出来るだけファイターズ色の目立たないヤツにしたが、如何な『Officeal Goods(=公式商品)』とは云え、少し高すぎやしませんか・・・、新庄さん・・・(笑)

 

 此処をウロウロして居る内に、もう閉館時間間際の午後5時前になったので、来る時貰ったタクシー会社の電話番号に連絡して迎えを依頼し、待つこと15分を震えながら待ち、もうそのままHOTELまで突っ走って貰って、大枚5千円近くを払ってしまったが、まあ、世にも珍しい光景を見せて貰ったと想えば、元は取れたか・・・?!

 

 HOTELに着いて、そのまま直ぐに駅ビル内の飲食店街で、折角だからジンギスカンと生ビール1杯で、ジジイの二日目はThe END・・・(汗)

 

 HOTELへの帰路で、酔った勢いで、雪を握って燥ぐ女の子と即興雪合戦に興じ、一緒に居たお母さんに頼んで、ジジイも一枚シャッターを押して貰い・・・(汗)

 

 

 

 まったく、何を考えて居るのか・・・(汗)

 

 てな訳で・・・、最後は、ジジイが、この25日間で買った自分用の土産2品をお披露目したお見苦しい画で、この長紀行駄文を終わらせて頂きます・・・(汗)

 

 

 着込んだセーターは、Bolivia のCochabamba で、愚息の彼女(?)が、いきなり、

『お父さん・・・、これ似合いますよ・・・!』

と云って押し付け買いさせられた『ラマの毛手編み』と云われた代物だが、確かに軽くて暖かかった・・・!

 

 最後の『27日』は、あの『羽田空港・強風大混乱』の日だから、今更綴るまでも無いので、このバカ遊びも、これにて幕引きとさせて頂きます・・・!

 

 ウーン・・・、何とか今回で始末を着けられたが、こんなバカ遊びに、長々とお付き合い頂きました幾人かの方々には、心より御礼を申し上げます・・・(謝&拝)

 

 フー・・・、何とか始末を着けたが、明日から、何をネタにしようか・・・(汗)