子ども(幼児)にやめてほしい行動、
ありますよね?
レベル感はこの程度を想定しますね。
ペンで壁に落書きをする
机によじ登る
発達段階としては、大人の顔色を伺い
「お試し行動」ができる頃とします
机に登るのは危ないです。
しかし(赤ちゃんからの)
成長過程で見られる本能的な行動でもあり、
危険レベル10とまでは言えない。
落書きも、道徳的に絶対NGでもない。
その程度のことに「ダメ!」と強く言うのは
なるべく避けたいですよね。
私ならどうするか?
あっさり、さりげなく、
「それはしない」のみで
行動を終わらせる。
何事も起きていないかのように。
強くダメ!と言わないし
感情も込めません。
ポイントは
雨が降るかもしれないから
洗濯物を取り込んでおくか
くらいのさりげなさ。
ここでもし「ダメ!」と怒られたなら・・・?
注目されたい!
構ってほしい!
ちょっと悪いことをする自分を見てほしい!
そういう気持ちがある子の場合、
欲求が叶って嬉しくなってしまうのです
私が療育で実践しているABA(応用行動分析学)
ざっくり説明すると…
いい行動をほめる
悪い行動はスルー
「こうした方があなたの幸せにつながるよ」を目的に
環境や声の掛け方を工夫する。
そうすることで、子どもが
望ましい行動を取りやすいようにします。
壁にペンで描こうとする場合は、
私なら視点を変えてみたいです。
M君がペンで壁に描こうとする。
それは何色のペン?と視点を移す。
「えー!緑!?M君緑が好きなの〜!?
まこる先生とおんなじ!」
と大袈裟に共感する。
「壁には描きません。
(↑あくまでさらっと。
もし気持ちが切り替わっていたら触れない)
この紙に△△(M君の好きなもの)描いて〜」
と紙を差し出す!
全ての子にうまく行く方法なんてないですし
いつも試行錯誤しています。
最初はできなくてOK。
できるようになる成長がうれしい。
だから私は子どもに関わる仕事が
好きなんだと思います
鬼滅の刃を見て、思うことがあります。
胡蝶しのぶの物の言い方は
実に見事で正しい!
怒りを込めずに話す。
姉を殺された憎しみを
言葉のトーンには乗せずに、
心の中で乗せて伝えるシーン。
くぅ。もうあれですよ
あれを療育で見習いたいです。
最高です!しのぶさん。
「雨が降りそうだから洗濯物を取り込む」
は忘れてください。
胡蝶しのぶ作戦!
胡蝶しのぶになって
「それはしない」
あ、でもやりすぎないでくださいね
子どもに
胡蝶しのぶになってほしい願望が芽生えて
望ましくない行動をされたら
元も子もありませんので
ちなみに私は煉獄さんが好きです