なんとジョゼフ・コットン(1905年5月15日-1994年2月6日:88歳)出演作が二作。「恋の十日間」は恋人を待つ。「追いつめられた男」は刑務所に入る。

上記三作の他にも認識しているが、まだレヴューができていない。
 


(1944)恋の十日間/I'LL BE SEEING YOU

出演はジンジャー・ロジャース、ジョゼフ・コットン。

メアリー(ジンジャー)は六年の刑期で服役中。勤め先の男に襲われて突き飛ばした。そこはビルの六階で男は道路に転落した。

三年が終了したところで、クリスマスから10日間の出獄が許可された。列車に乗って叔父の家に向かった。

ザック(ジョゼフ)は戦争の時のトラウマで精神病院に入院中。10日間の外出を許されて列車に乗った。

二人は列車の中で知り合い話した。ザックはもっと先まで行く予定だったが、メアリーが下車したのでザックも下りて駅前のホテルに泊った。

二人は自分の事情を話さずに付き合った。

叔父の娘バーバラ(シャーリー・テンプル)は刑務所に入っているメアリーを嫌悪したが、反省してメアリーと仲良くした。

10日間の終わりが近づいた頃、事情を知らないバーバラはザックにメアリーが服役中であることを話してしまった。

ザックはそれを聞いて列車に乗って立ち去った。メアリーは悲しんで泣き出し、バーバラは謝った。

メアリーは暗い気持ちで列車に乗って刑務所の前まで来た。そこにはザックがいて「出所するまで待っている」。
 


(1950)追いつめられた男/Walk Softly, Stranger

出演はジョゼフ・コットン、アリダ・ヴァリ。

悪いことをしながら大人になったクリス(ジョゼフ)は故郷に戻った。昔自分が住んでいた家に住むことになった。仕事も紹介してもらった。

さらにイレーヌ(アリダ)と再会した。仕事をすることになった会社の社長の娘である。

イレーヌはスキーの事故があって車イス状態になっていた。イレーヌはクリスに対してつっけんどんな態度を取った。

だがクリスはイレーヌの父親すなわち社長に呼び出されて昇進の話をされた。イレーヌの要望だとのこと。

社長はイレーヌがクリスを好きであると明かした。そして「イレーヌのためならば、なんでもする」と話した。

クリスは昔の関係で賭博場の強盗をした。成功したが、その時の相棒が文無しになってクリスを頼ってきた。

賭博場主のボーエンが復讐に現れて、クリスは捕らえられた。車の事故が発生し、ボーエンもクリスも警察に捕らえられた。

クリスは有罪になり服役した。刑務所にイレーヌが面会に来て「出所するまで待つ」と手を握った。
 


(1964)ブーベの恋人/La ragazza di Bube/Bube's Girl

出演はクラウディア・カルディナーレ、ジョージ・チャキリス。

イタリアのトスカーナ地方。戦争は終わった。マラ(クラウディア)は元パルチザン兵士のブーベ(ジョージ)と出会った。

マラはブーベを好きになり二人は付き合ったが、ブーベは殺人事件に関与した疑いで逮捕されて14年の懲役刑を言い渡された。

マラはブーベの逮捕に衝撃を受けながらも、彼への愛を貫こうとし、二週間ごとにブーベに会うために刑務所に通い続ける。
 


(1964)ブーベの恋人/La ragazza di Bube/Bube's Girl

(1950)追いつめられた男/Walk Softly, Stranger

(1944)恋の十日間/I'LL BE SEEING YOU