Tarzan's Fight for Life

ジャングルの中に妻子とともに住んでいるターザン。近くの村にはスターディ博士の病院があり、またナガス族の村もある。
病院とナガス族は友好関係にあるが、呪術師のフータが自らの領域が侵されるため、妨害行動をしている。


製作年:1958,監督:H. Bruce Humberstone,脚本:Thomas Hal Phillips,原作:Edgar Rice Burroughs


■ はじめに

◆ 登場人物(キャスト)
 ターザン(ゴードン・スコット)
 ジェーン(イヴ・ブレント) 妻
 タルトゥ(リッキー・ソレンセン) 養子

 スターディ博士(カール・ベントン・リード)
 アン・スターディ(ジル・ジャーミン) 娘
 ケン・ワーウィック博士(ハリー・ラウター) アンの婚約者

 ナガス族リーダー(?)
 フータ(ジェームズ・エドワーズ) 呪術師
 ラモ(ウディ・ストロード) 手下

本作を取り上げたのは、実はジル・ジャーミン出演だから。彼女は魅力的な女優だが、残念ながら出演作が少ない。本作のアンはわりと登場場面はあるが、ストーリーを動かす立場ではない。

メインのストーリーではないが、野生動物の襲撃、また動物を助けたりする場面もある。
 


■ あらすじ

◆ ターザンと病院

ターザンは妻のジェーン、養子のタルトゥとともにジャングルの中に住んでいる。

近くの村にはスターディ博士の病院があり、博士の娘アンやケン・ワーウィック博士もいる。アンとワーウィックは婚約をしている。

ジェーンの調子が悪くなり病院に運び込まれた。結果は急性虫垂炎で、無事回復した。

◆ ナガス族

また別のところにはナガス族の村がある。ナガス族は病院やターザンとは友好関係にある。

だが呪術師のフータは邪悪な心の持ち主で、病院やターザンには敵意を持っている。

スターディ博士などが村を訪ねた時に、フータはナガス族の一部を扇動して、博士たちを襲撃したが、ターザンに阻止された。

◆ 呪術師のフータ

ナガス族のリーダーが病気であることを知ったターザンは病院に連絡した。

呪術師の領域を犯されたフータは反発した。リーダーの病気を自ら治療しようとする。

だが本当は自信がないので、手下のラモを使って病院から薬を盗ませることにした。

◆ ターザンは捕えられた

だがラモが盗んだのは毒薬であった。

病院から毒薬が盗まれたことを掴んだターザンは、ナガス族の村に急ぎ、あやういところで毒薬の投与を阻止した。

だがターザンは陰謀に引っかかり土牢に閉じ込められた。だがフータに反対するナガス族の若者に助けられた。

◆ リーダーは快復した

ターザンの知らせを受けて続いて現れたスターディ博士がリーダーを治療した。

ターザンによってフータは退治され、ナガス族と病院の関係は好転した。
 


■ 出演作

ジル・ジャーミン
(1955)讃美歌と拳銃/THE TWINKLE IN GOD'S EYE
(1955)女性美術商殺人事件/No man's woman
(1956)女囚大脱走/SWAMP WOMEN
(1957)アパッチと騎兵隊/War Drums