Young Widow

ジャーナリストのジョーンは夫が死亡してニューヨークに戻ってきた。
列車の中で一緒になった空軍中尉のジムは、ジョーンを好きになったが、まだ夫死亡の傷が癒えていないジョーンはジムを拒否した。


映画関連目次(闇雲映画館)

製作年:1946、監督:Edwin L. Marin、脚本:Richard Macaulay、原作:Young Widow(Clarissa Fairchild Cushman)


■ はじめに

登場人物(キャスト)
 ジョーン・ケンウッド(ジェーン・ラッセル) ジャーナリスト
 ケンウッド氏(-) カメラマン、ジョーンの夫、すでに死亡
 ピーター・ワーリング(ケント・テイラー) ジョーンの上司
 ペグ・マーティン(ペニー・シングルトン) ジョーンの知人
 ビル・マーティン(リチャード・ベイリー) ペグの夫
 マック・マカリスター(マリー・ウィルソン) ペグの知人
 ゲリー・テイラー(フェイス・ドマーグ)
 ジム・キャメロン中尉(ルイス・ヘイワード)

ずいぶんと思わせぶりな題名だが、マジメな映画である。だがルイス・ヘイワードが演じるとチャラい感じになるのが笑える。戦争中の映画で軍人も出てくるが戦争映画ではない。

ジェーン・ラッセルはコメディもアクションもセクシーな役も、そしてマジメな役もすることができる。非常に役柄が広い。ただ名の知れた女優にしては出演作は少ない。歌手でもあってCDが何枚も販売されている。途中から歌手に重心を移したようである。
 


■ あらすじ

◆ ジョーンの夫は死亡した

ジョーン・ケンウッドはジャーナリスト。夫は航空隊のカメラマンであったが空爆で死亡した。

イギリスからニューヨークに戻ってきたジョーンに上司のピーター・ワーリングは仕事を与えたが、ジョーンは仕事をする気にはならず、ヴァージニア州にある叔母の家に滞在した。

まだ夫の死亡の傷は癒えなかったが、しばらくしてジョーンはニューヨークに向かった。

◆ ジム・キャメロンに会った

列車の中で爆撃機パイロットのジム・キャメロンに会った。ジムはジョーンに惹かれたようで、しつこく話しかけた。

ジョーンはホテルを探したが空き室が見つからず、友達のペグ・マーティンのアパートに行くことにした。

ジムがしつこかったのでアパートの住所を教えて別れた。

◆ アパートでのバカ騒ぎ

ペグの夫ビルは戦争に行っている。

ペグのアパートにはペグの知人でショーガールのマック・マカリスターが来ていた。軍の慰問から戻ってきたところである。

マックの関連でアパートには軍人たちが訪ねてきてバカ騒ぎをした。

さらにジムが訪ねてきた。続けてしつこくジョーンに迫った。

◆ ジムは帰隊する

バカ騒ぎの後、外に繰り出した。ジムとダンスをしていた時、夫の好きだった曲がかかり涙を流した。

夫が死亡したことを話すと、ジムは自分の態度を恥じた。

ジムは基地に戻ることになる。二人は地下鉄の駅まで行く。

ジムは駅で線路に転落した女性を助けた。その関係でジムの帰隊が延ばされ、その間二人は一緒に過ごした。

◆ 二人は手を振って別れた

ジムは別れる前に再びジョーンに迫る。ずいぶんとしつこいな。

ジョーンは夫のことが忘れられず拒否した。

ペグの夫が戦争で負傷し足を失った状態で戻ってきた。

それを見たジョーンは空軍基地に向かった。

離陸する爆撃機に向かってジョーンは手を振った。ジムも手を振った。

爆撃機は飛び去った。
 


■ 出演作

ルイス・ヘイワード
(1952)海賊船長/Captain Pirate
(1950)海賊ブラッドの逆襲/FORTUNES OF CAPTAIN BLOOD
(1941)生きてる死骸(生きてゐる死骸)/Ladies in Retirement
(1949)恋に踊る/Dance, Girl, Dance
(1950)ハウス・バイ・ザ・リバー/HOUSE BY THE RIVER
(1946)奇妙な女/The Strange Woman
(1938)深夜の侵入者/Midnight Intruder
(1936)風雲児アドヴァース/Anthony Adverse

ジェーン・ラッセル
(1941)ならず者/The Outlaw
(1948)カラミティ・ジェーンの大銃撃戦/The Paleface
(1951)替え玉殺人事件/HIS KIND OF WOMAN
(1956)マミー・ストーヴァーの挑戦/THE REVOLT OF MAMIE STOVER