キュビスム演習2011を終えて | しもりえにっき

 すっかり朝晩冷え込んでまいりましたね。いよいよ冬突入です!みなさん風邪などひいてませんか?
 目白通りの銀杏並木も美しい黄色に色づきました。下落合アトリエの生徒さん達の絵も見事に色づいていますよ!

 さて、全6回で行われた
「キュビスム演習」も先月末に無事最終日を迎える事ができました。初めて触れるキュビスムの概念に最初は戸惑いもありましたが、次第にペースを掴みはじめ、最後にはみなさん見事な秀作を描き上げました。今回はその作品と講評会の様子をご紹介いたします。

午前クラス制作風景
 最終日、みなさん講評会が始まる直前ギリギリまで追い込みの作業に励んでいます。

午後クラス制作風景

午後クラス制作風景

夜間クラス制作風景
 講評会の始まりです!講評会ではみなさんの作品を一同に並べて講師が講評していきます。また、生徒同士でディスカッションする場でもあります。同じ課題を他の人達はどのように解釈し制作に繋げたのかを知ることもでき、普段の制作とは違う勉強ができる授業です。自分の作品の講評だけを聞くのではなく、他の人の講評も自分の問題として聞きましょう!それが一人ではなく大勢で共に勉強している利点でもあるのですから。

午前クラス講評会

午後クラス講評会

夜間クラス講評会
 今回の総評としましては、みなさんとても真剣に取り組まれ、作品もそれに比例して秀作揃いでした。若干、全体的に似かよった印象も無くはないですが、慣れない初めてのことなのでまったく問題は無いでしょう!
 ただ高校生達にはもっと頑張ってもらいたいところです。それ以外の方々が全力で頑張られたということもあり、高校生達の制作に取り組む姿勢の不甲斐なさが目立ったのが残念です。美術高校に通う者としての気概を見せて欲しいものです。

 今までの自分の常識を覆し、新しい概念を導入するということは、とても大変な作業です。しかしながらみなさんはそれに果敢に取り組み、初めの一歩を踏み出されました。絵画制作というのはこの作業の繰り返しです。これからも常に新しい物事を作品の中に、モチーフの中に、自然の中に発見できるように目を凝らし耳をそばだてましょう!

 それではみなさんお待たせしました。
下落合アトリエ「キュビスム演習」生徒作品をお見せいたします!





























 キュビスム演習と並行して上級コースの「
自由制作」、受験コースの「静物着彩」、子供クラスの「お城をつくろう!」、入会したての方の「静物デッサン」が進行していましたので、その作品の一部もご覧下さい!










 今回も下落合アトリエから多くの魅力的な作品が生み出されましたね!今後の展開が楽しみです!!

 
さあ!すでに始まっている12月のカリキュラムは「静物着彩」です。今回やったキュビスムの再構築の概念を応用して、独自のスタイルを模索するその第一歩を踏み出しましょう!!

 来週の講評会までに下記の当ブログ記事に目を通しておいて下さいね!サンタクロースの秘密も書いてありますよ!!
               
しもりえにっき自由制作②石膏デッサン②(2010年12月投稿記事)


絵画教室 下落合アトリエ
講師 村尾 成律