沈香の夢
□全59話
□原題：沉香如屑
□キャスト：チョン・イー（成毅）、ヤン・ズー（楊紫）
あらすじ
癒しの力があるという蓮の花の精の姉妹が仙界に生まれる。妹の顔淡（がんたん）は霊力は強いが出世に興味は無く、修行もせず気ままに暮らしていたが、とあることから帝君・応淵（おうえん）のもとで働くことになる。天下を守る責任感から感情を抑圧して生きる応淵。誰よりも規律を守る立場にありながら、恋が許されない天界で互いに惹かれ合っていくのだが…。
前編38話、後編21話からなる
2部構成なんですが
全59話
長い、
長すぎる。
内容はこの３作
- 三生三世十里桃花
- 霜花の姫
- 瑠璃
「瑠璃」主演の
帝君／チョン・イー
今作の天界では神様たちは
情愛禁止
愛しちゃ罰が下るって
誰だ、こんなしょーもない
掟を考えたのは！
と思うけど、
こちら一応理由があって
終盤で伏線回収されました。
そんな不条理な決まりのお陰で
惹かれ合う二人の仲は
当然こじれまくるのである。
ファンタジーあるある
白髪になるの図。
序盤はそれでも見やすくて
それなりに楽しめたものの
天界 → 人間界 → 天界
このお決まりのパターンで
人間界が今作では
とても
つまらない。
本筋にあまり関係もなく
内容もない上に
遅々として進まない。
サブキャラの恋愛とか
本当に必要ないので
すっ飛ばしても何ら問題なかった。
この物語、後半に退場する人が
何人か出るのだけれど
全体的に演出が軽いので
誰が◯んでも全然悲しくない件
吐血の多さは相変わらずです。
- ストーリーが薄い
- 2番手男性が魅力的でない
- 無駄に長い
- 黒幕の動機が安直すぎる
- 歌入りの音楽がくどい
などなど問題点を挙げれば
キリがなく
最終局面での
アクションシーンの
あまりの長さに
いつまで
戦ってんの。
と早送りした（笑）
本来アクションは
見せ場のはずなのに
演出上、意図がなければ
どんだけすごいCG技術でも
つまらないのだ。
ここまで褒めない作品を
なぜレビューするのかと言えば
結局のところ
チョン・イーの
３役演じ分け。
これにつきる。
２つは似てるけどちょっと違うキャラ。
１つは全く違うキャラを演じています。
３つ目のキャラは吹き替えではなく
チョン・イーご本人の声だそう。
ウェーヴィーな髪型が
お似合いでございました
最初から最後まで
作品を引っ張っていたのは
男主のチョン・イー。
もしキャストが違ってたら
私は完走してないと思う。
ヤンズーは出演作も多い
大ベテランだけど
私はちょっと苦手で・・・。
理由は特にないけど、
敢えて言うなら
どんな役を演じても
ヤンズーだから。
でしょうか。
香蜜に似た役を
なぜ引き受けたのか
疑問でしたが
出演予定の女優が降板し
変わりが見つからず
助け舟を出したとのこと。
色んな事情があるのねー。
救いは
ヤンズー演じる女主人公が
理性的なキャラ
だったこと。
中国ドラマの女主は
天真爛漫・純真無垢という名の
「あられちゃん」が多く
男主はそれに振り回されながら
惚れた弱みでひたすら耐え抜く。
みたいなパターンが多い
んちゃ！
なので基本的にほとんど
感情移入できないんですが
この役柄は献身的で情に厚く
2人のCP感も意外と悪くなかった。
なんやかんや演技が上手いので
安心して見てられました。
主要メンバー3人
感情的に喚くこともなく
そこは良かった♪
全48話くらいでギュっと
内容を納めておけば
もう少し評価出来たかなー。
ストーリー的に
モヤモヤの残る終わり方だけど
おまけの番外編はない方が好き派。
このドラマがおススメの方
・成毅（チョン・イー）が好きな方
・時間をやたら持て余してる方
・ファンタジーな世界観が好きな人
逆に言うと、上記以外の人には
まったくオススメできません（笑）
見て損した
とまでは思わないけど
見て良かった
とも言えない微妙な作品でした。
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＜総評＞
ストーリー ★★★☆☆
演 出 ★★☆☆☆
キャスト ★★★★☆
音 楽 ★★☆☆☆
アクション ★☆☆☆☆
CGの技術は上がっているのに
肝心の内容は劣化していく
ファンタジードラマ。
チョン・イーは
演技も殺陣もできるのに
アイドル俳優的な扱いではなく
もっと本格的なドラマに出演させろ〜
と願うばかりである。
今、WOWOWオンデマンドで
『蓮花楼』放送中ですが
ウワサ通り良作でありますように
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