3/28付けブログに書いたとおり、友人と行った大磯で、TVのロケに遭遇しました。

 

場所は、吉田茂首相御用達だったという新杵という和菓子屋さん。

やけに人が多いなぁとぶらぶら歩いていたら、立ち止まらないように

店の前に溜まらないで、といった神経質な人払いをしていました。

 

実はこのとき、サンダル姿で寒さ除けの毛布を型に掛けたスレンダーな女性を

店の脇で見かけていました。

傍にいた人が気を使っていたので、女優さんに違いない、

松本まりかさんに似ているなぁと思ったけど、いまひとつ自信が持てず。

帰宅後、春の新ドラマで松本まりかさん出演のものを探したところ、

「ミス・ターゲット」という番組がヒット。

助演の男性が和菓子職人の役と知り、これはもしかして?と思っていました。

初回見たけど途中からだったので和菓子店は映らず。

その後、2,3回目は視聴失念。

ふと思い立ってTVerで見てみたら、初回冒頭に和菓子屋の外見が映り、

間違いなく新杵さんでした。

やっぱりあれは松本まりかさんだったのね。

看板はおそらくCGで取り換えている模様です。

(ロケ中、看板はそのままだったので。)

 

ちなみにロケ中はいかにも写真撮影禁止の様相だったので、下の写真は

小田原観光の帰りに映したもの。

 

 

そしてこのすぐそばに、ごくさりげなく、奔放な手書き文字が刻まれたこんな石碑が。

新島襄先生終焉之地、とあります。

 

解説板に、状況が書かれていました:

同支社英学校を設立した新島襄。その後宿願だった同志社大学設立を企図して東奔西走中病にかかり、「1890年1月23日療養先のここ大磯の地百足屋旅館で志半ばにして47歳の生涯を閉じた。」

 

この文字はどなた?知りたくてネットを漁ったら判明。

徳富蘇峰の筆でした。

 

 

 

そのごくそばには日本基督教団大磯教会。

有形文化財で、今の建物は、昭和12年に建築。
「ゴシックを基調とするポインテッド・アーチやハンマービーム風の格子天井などに特徴がある。」

 

 

 

 

湘南発祥の地。

 

 

鴫立庵にも入りました。

名前を聞いて思い浮かべるのはこの歌:

「心なき身にもあはれは知られけり鴫立つ沢の秋の夕暮れ」

 

西行法師がこのあたりで詠んだとされているそうで、それにちなみ

こうしたひなびた庵と標石が建てられたようです。

 

 

 

場違いっぽいカエルのオブジェにはいわれがあるようで。

 

大正時代の庵主(原昔人)は俳人であると同時に鍛金家でもありました。

小型のカエルを作り、当時交流があった正岡子規に贈ったそうです。

「蛙鳴蝉噪の蛙」と名付けられています。

 

 

ここにも。

 

 

 

 

ぶらぶら歩いていると、目を引くものにいろいろ遭遇。

(ロケ現場のオマケ付き。)

楽しい散策ができること請け合いです、大磯。

 

駅に歌川広重の浮世絵複製あり。東海道五拾三次之内  大磯《虎ヶ雨》

 

 

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