パステルの粉のきらめきを活かして描く
世界の猫図鑑に載っていた、
2cmくらいの写真から描いています。
その猫の目つきと模様がとても気に入りました。
この三毛猫の背景には、かなり苦労しています。
緑あふれる草原にしたり、
青のグラデーションの空にしたり、
いろいろ試してみたけれど、
これ! というもがなかなか描けませんでした。
桜の花の背景、三毛猫にぴったりなバックで、
猫の表情や柄を目立たせ、まとめるのには良い感じです。
桜吹雪に三毛猫、花札みたいで。
パステルは、割りと修正のきく便利な画材です。
粉のきらめきが美しく混色もしやすい画剤です。
ここではミタント紙の裏を使っていて、
パステルの食いつきが良く、修正もかなりできます。
アクリル絵の具の描き方 画像で見る制作ステップ1
アクリル画の描き方は、水彩のように薄く描いたり、
油絵風にマチエールを作り厚めに描いたり、
無数の描き方があります。
「猫空間その11」を例に、
アクリル画のマチエールを厚めに作る描き方をご紹介します。
ジェッソを縦に塗って乾かし、横に塗って乾燥させます。
2.パステル鉛筆、木炭などで下絵を描き、
ジェッソやモデリングペーストに、
胡粉、ストーンマチエール、おがくず、コーヒーかすなどを混ぜて、
マチエールを作っていきます。
細かい粒子のものから載せていくと剥離しにくいです。
乾く前に、スポンジ、レースなどを画面に押し付けて型をつけたり、
フォーク、くしなどで跡をつけたりします。
ここで、一回乾燥させます。
盛り方にもよりますが、3~6時間程度で、乾燥します。
3.コラージュと似た技法、リプリント(転写)をしてみます。
新しい印刷物より古い雑誌、新聞などのほうが、きれいに映ります。
印刷物にソフトゲルを薄く塗り、
画面に貼り付けて上からぬれたスポンジで叩き、
さらに布で押し付けて、よく馴染ませます。
4.ほぼ乾いたらゆっくりとはがすと左右が逆に転写されます。
紙が貼りついた場合は、
ぬれたスポンジや筆で全体を湿らせ、はがします。
残っている紙は、ぬれているうちに耐水性紙やすりでこするととれます。
5.テーマの猫をはっきりさせるため、
マスキング液で猫の形をカバーします。
マスキング液が完全に乾いたら、
アクリル絵の具を薄く溶いて色の感じを置いていきます。
6.絵の雰囲気がほぼ決まったら、
猫のマスキングを取り除き、全体に色を置いていきます。
空気感を出すために、筆だけでなく、
スポンジ、海綿などで、画面に風合いを与えます。
絵を逆にしたり鏡に映して、絵全体のバランスを見ます。
気になるところを直して完成です。
・下地は粒子の細かいものから載せるとはがれにくい。
・色を塗るときは、いきなり厚く塗らず、だんだんと濃くする。
・汚したくない部分は、マスキング液かマスキングテープを使う。
・仕上げの前に逆さにしたり鏡に映して、全体のバランスをチェック。
アクリル絵の具の特性を活かして
猫空間01 F4キャンバス ↑クリックで拡大
アクリル絵の具で描いた、猫の絵の新しいシリーズです。
アクリル絵の具は、水彩絵の具のように水溶性で、
油絵に比べて乾くのがたいへん速く、
乾くと耐水性でじょうぶな画面になります。
塗り重ねが楽で、思うようにどんどん描けます。
製作中にに乾くので、修正しながら表現を探っていくこともできます。
アクリル絵の具は、乾くと強い接着力で堅牢になり、
耐久性にたいへん優れているので、
長期間保存するのにも安心です。
アクリル絵の具を使った描き方は、無限にあります。
素材やメデュウムの組み合わせは方で、
質感やマチエールをさまざまに表現できるからです。
モデリングペースト、ジェッソ、砂、胡粉を用い、
コラージュや転写をしています。
転写の技法は、後日ご紹介します。
どんどん描けるアクリル画教室 から、
松波照慶(まつなみしょうけい)さんの言葉を引用します。
「アクリル絵の具の場合でも、消しながら描くのが好きです。
描いたり消したりしながら、画面の中で形や色を探していく過程は、
キャンバス上で「絵」が育っていくのを眺めるようで面白いと思うのです。」






