頼りにしています | 湯浅玲子 An die Musik~音楽に寄せて

湯浅玲子 An die Musik~音楽に寄せて

音楽学・音楽評論に関する執筆活動と、
杉並区阿佐ヶ谷の楽典とソルフェージュ、楽曲分析のための音楽教室「アルス・ノーヴァ」をご紹介しています。

こんにちは。

 

昨夜はパソコンで検索作業をしていました。

母校の桐朋の図書館のデータベースを調べていました。

 

桐朋の図書館は工事と資料の移動のために、

7月下旬から昨日まで閉館していました。

こんなに長い閉館ははじめてです。

今日から開館!とのことで、貸出依頼をしました。

 

私が在宅で仕事ができるのは、

母校の図書館のおかげなのです!

(閉館の間、どんなに心細かったことか・・。)

 

私たちの頃は、卒業時に登録料1000円で

一生!図書館が利用できるという特典がありました。

(今はどうなっているのでしょう)

 

卒業間もない頃は、よく通っていましたが、

そのうちに、図書館の蔵書がデジタル化されて、

家から検索できるようになり、一層便利になりました。

 

その後、家族の転勤で東京を離れたり、

育児が始まったりすると、図書館に行くこと自体が不可能で、

貸出資料を宅配(着払い)で送ってもらうことが日常に。

 

音楽関係の資料は、絶版になっているものや洋書が多く、

欲しい資料が楽器店に並んでいる、ということは少ないものです。

ネットでもかなりの情報が得られるようになりましたが、

何を一次資料にしているのかわからない内容のものは、

資料としては使えません。

 

なので、仕事で調べものをするときは、

まずは図書館のデータベースの検索から始めています。

自宅にいながら、検索→取り寄せまでできるのは、

本当に有難いです。

 

今回、長い休みがあり、

「その間、図書館を使わなければならないような仕事が

来ませんように」

と、密かに願っていたのですが、

あと1週間で開館、というタイミングで

「これは図書館から取り寄せないと」

という事態が発生しました。

 

昨夜、貸出依頼した資料は、2,3日で届く予定です。

資料が着いたときの

「これで調べられる、原稿が書ける」

という安心感というのは

(本当の作業はそこから始まるのですが)、

何年たっても変わりません。

 

卒業して何十年経ってもサポートしてくださる図書館。

これからも頼りにしています!

 

P.S.桐朋の図書館は、卒業生でなくても、登録すれば利用できます。

(若干の利用制限はあるようです)