こんばんは。
ホール練習会も迫っているのですが・・
混雑する前に、国立西洋美術館に行ってきました。
現在、オルセー美術館所蔵「印象派ー室内をめぐる物語」が
開催中です。
オルセー美術館の大規模な展覧会は10年ぶりとのことです。
上野も少しずつ紅葉が始まっていました。
今回、初来日のドガ《ベレッリ家の肖像》
実物大くらいの大きな絵で、それだけで迫力がありました。
家庭内の不和を描いたとのことで、家族の視線がバラバラです。
ルノワールといえば、この作品。《ピアノの前の少女たち》
国からの委嘱で描かれたというこの作品。こちらは家庭内の幸福の象徴としてのピアノが描かれています。
この構図の絵は6点あるそうです。題材としても喜ばれたのでしょう。
印象派の時代は、職場と家庭との分離が進んで、室内装飾が発展した時期と重なるとのことです。ジャポニスムの影響を受けた作品も少なくありませんでした。
サイズの大きな作品が多く、見ごたえがありました。
装飾品の展示もあり、当時の室内装飾への趣向が明確に打ち出された展覧会でした。


