湯浅玲子 An die Musik~音楽に寄せて

湯浅玲子 An die Musik~音楽に寄せて

音楽学・音楽評論に関する執筆活動と、
杉並区阿佐ヶ谷の楽典とソルフェージュ、楽曲分析のための音楽教室「アルス・ノーヴァ」をご紹介しています。

楽典・ソルフェージュ・楽曲分析のための音楽教室アルス・ノーヴァ


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こんばんは。GWが始まりましたね。

大型連休とのことですが、皆様ご予定はいかがでしょうか。

 

先週になりますが、(意外かもしれませんが)

はじめて《エリーゼのために》を人前で弾きました。

 

超有名曲。解説を書いたことも、ピアノのレッスンで教えたこともありますが、自分では習ったことがなく、人前で弾いたことのない曲でもありました。ピアノの先生のカリキュラムに入っていなかったのだと思います。

 

初めて弾いた場所は、介護施設でした。

コロナでしばらくお会いできなかった親戚を訪ねました。

ホームの入り口ロビーにグランドピアノ、そして吹き抜けのテラスにアップライトピアノが置いてあり、「サンテラス付きのリハビリルーム」には自由に弾ける電子ピアノがありました。

 

ピアノを弾く予定はなかったのですが、親戚は「ピアノを習った人=すぐに何か弾いてくれる人」と思っているので、「何か弾いてくれるでしょ?」と期待大。音が出るか試しているときには、そばのソファに座って、すでに聴く準備を整えています!

 

なかなかお会いできるチャンスもないですし、ここで変に遠慮してがっかりさせても申し訳ないので、多少間違えても知っている曲を弾くしかない、と、(練習したことのない!!)《エリーゼのために》を弾きました。途中、有名な「ミ♯レミ♯レ・・・」の数が微妙に違うことは何となく記憶していたのですが、正確な数は覚えていないので、申し訳ないけれど、そのあたりは適当に、、でも最後まで弾きました。

 

ほかに《トルコ行進曲》も弾きましたが、やはり《エリーゼのために》の威力は素晴らしいですね。たいへん喜んでいただきました。

「次回は練習して楽譜を持ってきます」と言いましたが、

完成度云々より、生演奏で自分の知っている曲を弾いてもらった、ということに満足されているようでした。

 

演奏を喜んでいただけるというのは嬉しいことです。

普段は、自分の課題とする曲しか弾いていませんが、新たな「需要」に備えて、少しレパートリーを増やそうかな、と思った1日でした。