令和2年9月第一級総合無線通信士電気通信術試験 | 盗聴調査 盗撮調査 のプロ(無線の専門家) ARSA.JP

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3月試験が科目合格の期限でしたが、コロナによる救済措置で9月に延期してもらいました。
この試験がラストチャンス。
ここで合格しないと、電気通信術と共に法規・英語・地理の試験を再度受けなければなりません。
せっかく手に入ったオマケの6カ月間ですが、なかなか練習はできませんでした。

 

一総通受験票
第一級総合無線通信士受験票
 

9月11日試験当日。
朝から体がだるい。
9時前に入場。
試験場に入ってもシャキッとしません。
前のボードに「喫煙場は地下」という表示があります。
試験は9時半から。
9時15分までに入場と受験票に書いています。
まだ時間があるので、地下にある立体駐車場の入り口でタバコ2本吸って戻りました。

まだ時間があり暇なので、カバンからガムを出して噛み始める。
しばらく噛んでいると、変な音と共に異物が口の中に。
慌ててガムを出すと、かけた歯が出てきました。
奥歯が大きく欠けました。
尖ったところが舌に当たって痛い。
憂鬱に。

時間通りにフェースシールドを装着した試験官入場。
年齢層が高いので完全防御しています。
音を聞き取る試験の為、窓を開けることはできませんので大変かと思います。

試験官の説明で、私が席を間違えているのに気づきました。
2総通の席に座っていたので、慌てて左側に移動。
喫煙所の案内以外見ていませんでした。

マークシート用紙配布。
久しぶりの国家試験なので、マークシートへの書き込みが必要な事をすっかり忘れていました。
鉛筆がどこに入ってるのかわからず、リュックからエレキーやパドル等の荷物を全部出します。
焦りまくり。

無事マークシート記入。
通常はグリグリと徹底的に塗りつぶしますが、今回は時間が無いので適当。

受信用紙が配られます。
和文受信用紙・欧文受信用紙・欧文受信受話用紙、十数枚にそれぞれ急いでページ番号・資格・受験番号・氏名を書込み。
結構面倒。
試験官から用紙の確認の指示があったので確認すると、欧文受信用紙に受話用紙が混じっていました。
欧文受信用紙をまるごと交換してもらい、急いで再度それぞれに書き込み。
歯は欠けるは、余計な作業させられるは、もうこの時点でイヤになってきました。
気合も全く入らず、無気力状態。
緊張感が全くありません。
非常にマズイ。

試験は予定通り始まります。


電気通信術試験受信
和文
ダメだ。
いきなり時刻でつまづく。
余裕がなくなり、殴り書きが始まります。
欧文暗語
こちらも余裕が無く、何文字も書くことができませんでした。
もっと書ける予定だったのに…
欧文普通語
もう、なんか訳わからず書き殴っていました。
途中、勝手に手が動くモードにも突入。
これはよく間違ってしまうので、まずい状況。
ダメだ。
電話受話
余裕で終了。



送信試験・直接印刷電信の準備が始まります。
私は、完全に敗北モード。
次回試験のために机と椅子の高さを測っていました。


電気通信術試験送信
特別措置で4月に受験申請したので、受験番号は1番。
トップで開始。
机上には全ての機器が整然と接続されています。
せっかく接続された電鍵を取り外し、エレキー出力を接続。
動作OK。

試験官を前にして、なんだか急にお腹が痛くなってきました。
これでは試験に集中できません。
試験官の了解を得てトイレへ。
急いで済ませました。
ほんと、ダメなことが続きます。

お待たせしたので、練習などせずいきなり試験を受けます。
まずは、前回(3年6カ月前)つまづいた名前と受験番号の送信。
目で見た文字しか打てないので、前回は試験官にうながされ受験票にカタカナで名前を書いてから打ちました。
今回はキッチリ練習して来ています。

受信の手ごたえがなかったと共に、トイレに行ってスッキリしたせいか全く緊張もなく送信開始。
訂正符号を打つと試験官の手が動きますが、今回はあまり気になりませんでした。
何度か訂正して和文終了。
ここで休憩・練習できますが、間が開くとテンポが狂う可能性があるので直ぐに暗語を開始。
これも何度か訂正して無事終了。
次に、欧文普通語
前回ひっかかったので、あらかじめページをめくって確認。
またやってる。
本文が2ページにわたっています。
前回は、1ページ目終わりで<AR>送ってしまいました。
今回は、落ち着いて次のページも送信。
何度か訂正し、時間が無くなってきているのを認識しながらペースを乱さず送信し続けます。
10文字程を残してタイムアップ。
前回、試験官に「未送信があってもいいからゆっくり打って」と言われたのを常に意識していました。
105文字/分程度のスピードに設定しているので、訂正する毎に時間がひっ迫していきます。
10文字程度の未送信は想定内というより、上出来です。
また、家での練習中は一度つまづくと、とんでもないドツボに嵌ることがよくありましたが、それも無くホッとしました。
今までで一番綺麗に送信できました。
電話送話はあっさり完了。

満足そうな試験官。
アドバイス一切なし。
採点表見せていただけそうな雰囲気なので、覗き込みました。
95・97・93
送信は予想以上の出来。
送信練習をICレコーダに録音。
それで受信練習し、文字間・単語間のスペースを調整した成果。


直接印刷電信
ノートパソコンのキーボード打つだけ。
入力時に間違いがあれば音が鳴ります。
練習の時に何度も適当なキーを押して音を確認しました。
けっこう小さな聞き取りにくい音。
私の高音の可聴能力低下が原因かも知れません。
A4より大きな紙に書かれている文を入力しますが、パソコン手前の手元には置けず(スペースがありません)、右横にべったり置いた紙を見ながら。(立てかけられません)
遠近両用メガネで、距離が違う場所を交互に見るのが非常に苦痛でした。


全て終了。
またここに来るのかと思いながら10階を後に。
地下でボーッとタバコ吸ってから帰宅。

帰宅後、すぐに歯医者へ。
ガリガリ削られて、何度も手を上げました。
散々な一日。

試験が終わってから9月中は一切モールスの練習はしていません。
なんか、やる気が出ない。


【試験結果】
10月1日夕方にネットで確認。
一応書き殴っていますので、かすかな可能性はあります。
日本無線協会のページに行き確認。
全国の各試験場ごとにPDFファイルが分かれています。
いつも半分程のPDFには受験番号の表記はなく「合格者はいません。」とだけ書かれています。
恐る恐る大阪のファイルを開くと1つだけ受験番号がありました。
1440001
大阪、私一人だけ。
全国で7人。
毎回こんな感じです。
家に帰ると合格通知も届いていました。

 

一総通合格通知
第一級総合無線通信士合格通知
 

このブログの初回は5年3カ月前。
モールス信号の勉強を始めるというものでした。
長くかかりすぎですね。
途中半年間何もしなかったことも2回ありました。
試験自体は、2回の受験で済みましたので良しとします。

多分受信は、ギリギリで通ったと思います。
開示請求する気にもなりません。

かなり汚い文字でも読み取っていただける様です。
殴り書いた用紙を丁寧に採点して頂いた採点者に感謝します。

5年以上続いた自ら課した重石がやっと無くなりました。


今後受ける人の為に
今までこのブログに書いていなかった事のみ記述。

受信用紙
情報通信振興会の用紙、5冊づつ購入していましたが、3冊づつ残りました。
紙質が悪いので、日本無線協会のウェブページ内の「国家試験についてのQ&A」にある受信用紙PDFを印刷して使用していました。
試験は、上質な用紙です。

パドル持ち運び
パドルはJUSTサイズに切ったゴム板で固定。
逆さになっても固定されています。
こうしないと、安心して試験場に持っていけません。

 

一総通受験機器
第一級総合無線通信士受験使用機器

 

エレキーパドル

エレキーパドル
 

机と椅子の高さ(大阪)

机70㎝、椅子38㎝。
だったはず。
呆然とした状態で適当に測りましたので。

受信用紙記入文字
私がどの様な文字を書いていたのか。
試験時の練習用用紙。
本番の試験では、更に殴り書きになっていました。

 

一総通受信用紙

第一級総合無線通信士和文受信用紙

第一級総合無線通信士欧文受信用紙暗語

第一級総合無線通信士欧文受信用紙普通語

 

筆記具

ボールペンを使用。
試験1カ月前までの練習時はダイソーの10本入り。
50本以上使いました。
試験本番は、このボールペンは滑りが悪く、突然インクが出なくなるトラブルも発生するため三菱鉛筆のJETSTREAMを使用。
0.38、0.5、0.7mmの3種類ありますが、細いものは紙に引っかかる感があるので0.7mmに決定。
ダイソーで十数本買ってきて、試験1カ月前からはこれを使用。
よく滑って非常に書きやすいので、今回の合格にも大きく寄与しています。

 

一総通筆記用具

jetstream

 

パドル滑り止め
パドルの滑りは、練習当初からの悩み。
ゴム足を交換したりして、かなり改善されました。
それでも、集中して打ち込んでいると滑ることがあります。
何か良い物は無いかと部屋の中を見ているとコレが目に入りました。
トレーニング用の薄いゴムシート。
試しにハドルの下に敷くと、強く押しても全く滑りません。
端を切って試験時に利用しました。
これがあったので余計な心配をすることなく、パドル操作に集中できました。
延びるので、この程度切り取ってもトレーニングに支障はありません。

 

パドル滑り止め

パドル滑り止めゴムシート

 

夏場の汗対策
夏場の練習時、ペンを持つ腕が机・用紙にくっついて書き取りに支障がでることがよくありました。
これを腕にはめると暑い時でもくっつかず、書き取り練習に集中できます。

 

 


今後の課題項目
「●のモールス符号言ってくれ」と言われた場合、
A トツー
B ツートトト
Z ?
ア ?
イ トツー
ウ トトツー
ン ?
人に聞かれても答えられません。
こんなヤツが一総通合格しています。
試験対策に特化した、受信:耳→手、送信:目→手の連携しかやっていません。
これからしっかりと覚えます。

当然、モールス信号を聞いていても、何のことやら全く理解できません。
試験時の「レンシユウ レンシユウ ダイ一キユウオヨビダイ二キユウ ~」のモールス信号も理解できません。
単に聞き流していただけ。

これはどうにかしないといけません。
資格は取れたものの、まったく実践で役に立ちません。(そんな日は来るのでしょうか?)
これに関してもきっちりと練習して、和文・欧文共に文章として聞き取れる様にしていきます。

電鍵。
安いの買って練習します。
エレキーしか使えないのは、なんかカッコ悪い。

たった一人での戦い。
のんびりと続きます。


せっかく免許取得したので、またアマチュア無線(低出力でCW)でもしましょうか。
中1の時、JARLの講習に通い電話級は取得しています。
7年前に、工事担任者の資格者証を申請する時、住民票を取りに行くのが面倒なので、この免許証番号を記入しました。
昭和53年のアマチュア無線の免許番号は電子化されていたのでしょうか?
台帳やマイクロフィルムを引っ張り出しての大迷惑だったかも知れません。

 

電話級免許
電話級アマチュア無線技士免許証
 

来週中に免許申請書を提出予定。
免許申請書には自筆サインをする場所があり、それがそのまま免許証の裏に転写されます。
今から筆記体サインの練習をします。
申請書も一応10部印刷しています。
足りなくなったらいくらでも印刷し、完璧な美しいサインで提出します。