東北被災地への旅① | 藤枝貴子のアルパ日記~Que sera sera~

藤枝貴子のアルパ日記~Que sera sera~

時に優しく、時に力強いアルパの音色は私にとって理想の人生そのもの・・。
アルパに寄り添って見える、大切な日常を綴ってゆくブログです。

5/28~5/31、3泊4日で石巻~釜石~宮古~山田をケーナ奏者のやぎりん、獅子舞&太鼓の井上奈々星さんとの演奏ツアーへ行ってきました。




坂戸市の愛とヒューマンのコンサート委員会、今野さんによるコーディネートでのこのツアー、私は3回目の訪問となりました。

震災から2年が過ぎ3年目の今、被災地から遠く離れた場所では、悲しいかな時と共に感心が薄くなっていってしまっているという現実があります。

そこで今野さんによる呼びかけで被災地の現状を見たいという方を募り、今回は演奏者3名と今野さんご夫婦の他に6名の方が同行し、色々とご協力頂きました。

総勢12名、下は我が娘2才~上は御歳87才の植木職人、Oさん!まんべんなく様々な年代が集まりました。


初めに訪れた高齢者施設「雄心苑」ではこんな嬉しい垂れ幕が!


ありがとうございます!




小学校も行きました。全校生徒の皆さんと。獅子舞が恐くて泣いてしまった子もいたな~。



江戸寿獅子とマリオネット。人形作家である奈々星さんのお母様の作品です。



もう1体の洋人形では、バレリーナがヒロインのチャップリン映画「ライムライト」のテーマ曲、テリーのテーマに合わせて見事にバレエを踊らせた奈々星さん。
間近で操り人形を見たのは殆ど初めてだったのですが演奏しながらも本当に感動しました。

きっと奈々星さんの美しい心根が人形にも宿ったのでしょうね!涙したご婦人もいらっしゃいました。



コンサートの最後にはいつも三陸漁師の民謡、「斎太郎節」を演奏します。
きっと幼い頃から聴いて育ったのでしょう。皆さんは必ず手拍子と力強い歌声で参加して下さいます。

皆さんにとってのふるさとの唄、私は毎回鳥肌が立つほどこの歌声に感動してました。被災されて、悔しい思い悲しい気持ちを抱えながら、それでも前を向いて生きていく!!という全ての感情がこの歌を通して伝わってくるのです。

素晴らしい歌声を本当にありがとうございました!

この歌声を聴いて、やはりまだまだ支援への関心を薄くさせてはならない、と強く感じました。

ここで見たもの、感じたことを一人でも多くの方に伝えていくことがこれからの私の役目です。


「遠く離れていても繋がる」

パラグアイ民謡にのせて、日本の江戸寿獅子を見事に舞った奈々星さんのこの言葉が胸に響き続ける今日この頃です。



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