リヒャルト・フランク70歳記念コンサート《春の音楽祭》 | 京都府宇治市で音楽教室を主宰 磯部太美枝のブログ

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磯部太美枝です

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 初夏の訪れを感じる頃となりました。

 昨年は、「還暦記念の発表会」を7月9日に開催しました。今年は「七夕コンサート」を企画したいと思って計画を練っているところです。詳細決まりましたら、このブロブでも紹介させていただきます。

 

 今日は「リヒャルト・フランク70歳記念コンサート《春の音楽祭》」について書きます。

 

 私は今日までブロブを書く時、言葉を選んでやわらかく表現する事を心がけてきました。ですが還暦を迎えた今、これからは人にどう思われるかを恐れず、自分の思った事を赤裸々につづっていこうと思っています。

 内容に同意しない方、不愉快に思われる方が、読みに来られる事はないと思いますので、思った事を正直に書いていきます。

 還暦を迎えた 街のピアノ教師のつぶやきに、興味がある方に少しでも読んでいただければ幸いです。

 

 

 リヒャルト・フランク70歳記念コンサート《春の音楽祭》は、今年のゴールデンウィーク5月5日、いずみホールにて開催されたらしいです。"らしい”という表現を使ったのは、私はこのコンサートに行っていないからです。

 恩師の70歳記念コンサートという大きな節目のコンサートに行かなかった理由は、このコンサートの趣旨に賛同できなかったからです。わかりやすく言うと「出演者に高額なノルマを課し、生徒にチケットを売りつけて集客するコンサート」にはもううんざりだったからです。リスト協会はこれまでこの方法で数多くのコンサートを開催されました。実は私も2008年には高額なノルマを支払い、そのコンサートに出演した事があります。

 

 百歩譲って、その様に開催されたコンサートにも、素晴らしいコンサートもあったとしましょう。

 ですが2016年の秋に開催された「リヒャルト・フランク来日40年記念コンサート」は、決して良くなかったと思います。このコンサートの出演者の方から「ノルマの額があまりにも高額だった」という愚痴を聞いていました。そしてコンサートの内容は盛りだくさんすぎて、私にはオーケストラとフランク先生の思いが通じ合っていない演奏に聞こえました。私は、フランク先生を尊敬して長年習ってきた弟子の感想として、言葉を選んでフランク先生に伝えました。そして今後はレコーディングによって、後世に演奏を残していく活動に力を入れていく事を提案していました。

 

 ですが私のアドバイスなど全く聞き入れられる事もなく、計画はどんどんと進められ、この計画以前にお願いしていた計画は全て延期と言われました。またこのコンサートの出演者へ演奏の依頼をするのは、コンサート終了まで控えてほしいとも言われました。

 いろいろ思う事はありましたが、元気にイキイキと取り組まれているフランク先生を見ていると、冷たい態度はとれず、ホームページの更新やYouTubeの宣伝動画の作成などは無償で続けていました。そしてアルペジオの生徒さんにフライヤーを配るなど、宣伝にも協力していました。

 

 ですが年度末になってアルペジオの補助金事業と決算作業が忙しくなったので、しばらくお手伝いする余裕がない事をLINEで伝えたところ、快く了承するお返事をいただきました。

 

 そして5月5日、リヒャルト・フランク70歳記念コンサート《春の音楽祭》の日になりました。チケットを購入していた寛樹も、ゴールデンウィーク特別レッスンの予約が入り行く事ができなくなりましたので、本番の様子は全く知りません。どうなったかなとSNSを検索してみましたが、ホームページの更新はされておらず、出演者のSNSによる投稿もありませんでした。

 

 出演者全員とLINE開通していましたが、どなたからも「明日本番です、ぜひお越しください!」も「無事終わりました。ありがとうございました」の連絡はありませんでした。

 コンサートに向けてホームページに出演者の方々の紹介記事を作成して載せたり、練習の機会を提供するなど、無償でいろいろ協力をしていましたので、1人として何の連絡もない事に不快を通り越してあきれてしまいました。そして今回の出演者の方々は、仮にも有料のコンサートをやっている自覚が全くないと思いました。  

 

 フランク先生からも、本番は行かなかったとはいえ、コンサートに向けて無償でいろいろお手伝いしてきた私に対して、何の連絡もありませんでした。

 日本では大きな本番の後はお礼状を出すのが一般的と思いますが、そういうものもありませんでした。

 

 その結果残念なことに、

 長年尊敬して、ご指導いただいたフランク先生との関係が

 可愛がった育ててきた自慢の生徒との関係が

 才能を感じて応援してきたフランク門下の方との関係が

 私の中で、全て幕をとじました!

 

 このコンサートの開催には、最初奥様の英子先生も反対されたと聞いています。

 リヒャルト・フランク70歳記念コンサート《春の音楽祭》が開催されなかったら、、、

 ずっといい関係が続いていたかもしれないと思うと残念でなりません。

 

 5月21日私からフランク先生に、近況報告とコンサートのお祝い、レコーディングサポートの宣伝などをLINEで送りました。翌日に既読はつきましたが、返信はありませんでした。

 そして1週間後、まさにこのブログを書いている最中に、フランク先生からLINEの返信がありました。ですが私が聞きたい内容は何も書かれておらず、コンサート後疲れて連絡できなかったという短いものでした。お疲れは理解できますが、厳しい様ですが「今さら!」と思ったのが正直な感想です。これまで色々な場面で、ただの生徒である域を大きく超えて、イベント時のお手伝、ホームページ作成やYouTube動画制作など無償で行なってきた私に、あまりにも不義理な行為に思えてなりません。

 

 大学の時から還暦まで40年にわたるご指導には心より感謝しています。リストの「クリスマス・ツリー」を先生とレコーデイングできた事は大きな喜びでした。

 ですが40年以上の長きにわたるフランク先生との付き合いの中で「コンサート企画」「コンクール」「音大生の進路指導」「リスト協会・日本」については、賛同できないところが多々ありました。

 それは私の心の中にそっととどめておこうと思っていましたが、フランク先生との関係が私の中で幕を閉じた今、これからの日本のクラシック業界の発展のためにも、その思いはアメブロでつづっていきたいと思っています。

 ゆっくり投稿になると思いますが、興味のある方はぜひのぞきに来てください。

 

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