Eittoness
親が亡くなってからも大変！墓じまい
親を亡くす経験って例外を除けば
大抵多くても2回だけです
しかも、そのことについて
あらかじめ学ぶ機会ってないじゃないですか
昔は、先祖から受け継いだ風習
とかにのっとれば良かったし
隣組のような地域の慣習に合わせれば良かった
実家の母は一人娘だったので
しかも早くに両親とも亡くしていたので
何にも考えずに、慣習に従って生きてきました
それがです
今やそういったものに対するコミュニティが薄れ
親の介護
親の看取り
親の家の処分
親の葬儀
などを経験してきましたが
身近な人に教えてもらえる人がいませんでした
助けてくれたのは「その道のプロ」のみ
そして今回
「お墓をどうするか」問題が浮上しています
お墓はあるのですが
戦前に建てられており
しかも村の共同墓地で
後から建立された人にどんどん
土地を取られ気づいたら四方塞がりに
よくお隣さん同士で
自宅の境界線でもめている人がいますよね
まさにそれで、境界線ってもんがないので
家で例えるならば
玄関の門扉が開けれなほどの距離に
前のお宅の壁があるみたいのことです
立って拝めるけれど
かがむことは無理
この非常識なことをやってしまう
自分とこさえよければいいという
品格のない人たちが多い土地柄ですかね
同じようなお墓が他にもあります
そいう不満の声が上がって
墓地の区画整理をすることになり
うちも、お墓を新しくする申請を済ませていました
でも、よくよく考えてみたら
新しくしても両親以外入る人はいません
それでお寺さんに相談したら
もう、そういう時代は終わりましたね
今から新しいお墓は要らないでしょう
まさか住職がそうおっしゃるとは…
ほんと時代は変わってしまったのかも
それから、よくよく考えて
墓じまいすることに決心しました
いやぁ、長かったぁ
無宗教なんですが
一族への帰属意識は強いほうかもしれません
なのでお墓が無くなるってることに
少なからず抵抗がありました
これは本当に悩みました
閉眼供養の日取りを決めて
その日のうちに四天王寺に納骨する予定でした
でも現実にはそうはいきません
調べてみると
改葬許可証の提出が必要ということ
厄介なことに、改葬許可証には
墓地の管理者の署名捺印が必要
HPには掲載されていませんでいませんでしたが
遺骨は乾燥させておくことが条件です
ええっーーーー
お骨を乾かすって誰がするん？私？
どこで乾かすん？自宅？
慌てて息子にお願いして一緒に墓地へ
そしてお墓の前側にある
水鉢をずらしてもらって
中の様子を見てみましたら
ご先祖さんのお骨もしっかり残っておりました
「あっ、おばあちゃま…」
3歳の時の骨拾いの記憶がよみがえりましたわ
これを私が拾うん？
うわぁぁぁぁぁぁぁ
スゲー任務や。。。
「困ったわ」
実は世のお困りごとは商いの種です
私は、墓地に建てられた石材屋さんの
一番立派な看板の前に立ち
その場で記載されてある電話番号に連絡しました
そして「困っていること」のすべてを相談しました
するとめっちゃあっさり解決しました
石材屋さんって
お墓を建てるのが商売かと思っていました
諸手続き
遺骨の乾燥
古い遺骨の処分
お墓の撤去
全てやっていただけるんだそう
閉眼供養の１週間後に納骨することになりました
これでめっちゃ安堵しました
気苦労が一気に吹っ飛びました
お墓の撤去費用ですが
周りのお墓が邪魔をして
通常より費用が高めにかかるんだそうです
それでね
やっぱり思ったんですけど
ほんとになーんも要らんなと
何かを残すことで
後に残ったものの負担になるだけ
身軽に生きるのが一番やとおもいました
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