Eittoness
大人の懐石料理、稲沢市喜想菴のズワイガニと日本酒
東京のお友だちと待ち合わせた場所
岐阜羽島駅へ
京都からはこだまで30分ほどなので
あっという間に到着
行きたいと思いつつ
なかなか時間が合わず
コロナ自粛、母の葬儀などて
キャンセル続き
何度目かの正直でやっとこさ
ここまで執着するのは
わたしの「美味いもの」のアンテナが
ピーンと立ったまま
引っ込むことがなかったから
そこから車で向かったのは
愛知県稲沢市、信長誕生の町へ
田園風景を抜けて到着しました
懐石料理の喜想菴さん
和風建築の一軒家がお店
玄関で靴を脱いで座敷に上がります
私が腰が痛いというのを
覚えてくださって
座敷よりもテーブルが良いだろうと
床暖房入りの個室テーブル席へ
こういうところから
おもてなしが始まっている
個室って落ち着くのよね
まずはあられ入りの白湯で胃を温める
今回はズワイ蟹のコース
最初に出していただいたのは
喜想菴の自家製リンゴ酒と先付け
お酒は甘酸っぱくて美味
朱色の杯が気分を上げてくれました
びっくりしたのが
このブロッコリーさえも味付けしてある
小さなお野菜ひとつひとつが
美しくて上品な味わいになってました
蟹も美味しいけれど
ジュレがまた美味しくて
お皿に残ったジュレを
フランスパンにつけて食べたい！
と思いました
女将さんは酒の会を主催されるほどの通です
日本酒を嗜む会でもお世話になっている
ほん田亭の大将もおススメしている
三丁目のにごり酒を皮切りに
ガンガン飲み始める
バカラのワイングラスに
え？こんなに注いでもらえるの？
お酒の量が半端なく多い
続いて椀物
ゆずの爽やかな香りが
蓋をしていても溢れでている
美味しいおつゆは日本酒ともバッチリなのだ
おつゆ飲む
日本酒を飲む
白子と蟹しんじょがなんとも美味い
どんどんお酒が出される
お造りである
ヒラメのお造りには
手を加えられてあり漬けぽくなっていました
梅肉ダレでいただきました
飾りつけのきゅうりにまで
味がついてるので感動した
ほんとに手仕事がハンパない
職人さんだ
蟹は塩をパラパラとふりかけいただく
一旦お口直しに
鴨そばときた。。。
鴨、鹿、めっちゃ好き！
そばを食べきったら
蕎麦湯を注いで
つゆを全部いただく、飲み干した
さて仕切り直し
八寸である
実はこの器は、大将の手作りです
なんでもできる方なのだ
手前真ん中のカラスミ
柔らかくて温かいのです
これだけで酒1合はいける
女将さんはお酒の説明
お料理の説明をすごく丁寧にしてくださる
この八寸、わたしの好きなものばかり
鯖のきずしは、臭みなく、嫌味なく
鯖の旨味を封じ込めてある
光もの好きにはたまらん
この一皿で十分に日本酒を楽しめる
ええ、飲み過ぎました^^;
こだわりの日本酒
だいたいにして調味料から
こだわっておられる
◯◯はどここそのという塩梅です
でた！焼き蟹
もうこの頃には酔いが回ってきていた
蟹を食べる時は無口になる
というけれど
身もすぐにほぐれるし
手も口も動かしていただきました
とにかく身がぎっしりで
新鮮てジューシーでしたぁ
美味しいと書くだけで
安っぽくなる
言葉が見つからない
最後まで余すところなく甲羅酒
酔いながらも
写真はきっちり撮ってるし
味もしっかり覚えてる
けど、説明は覚えてない
好みの「ぐい呑み」に甲羅酒を注いでもらう
あては
自家製お漬物
器も素敵だよねぇ
あっ！覚えてない！
これなんだっけ？
あかん、記憶が飛んでるわ
理由はこの
セイコ蟹の土鍋ご飯のせいだ
いや、こらを見て
もう感動して感激で
味わう以上のものを体感して
全身が喜んでいたのです
セイコ蟹が盛りだくさん
ぎゅうと甲羅に大集合！
やったぁ！
これを少しこのままいただき
ご飯に全部かける
と、こうなる
まぁ、そんなに大きなお茶わんでなかったけど
なんと三膳いただいた
さすがにもう胃が満杯で
はち切れるほど、痛いほどに満腹
そしてデザートの水菓子
それがフレンチのデザートよう
パテシェのように
繊細な飴細工の飾りつけ
あんこも全て手作りです
どこか、買ってきたものはないのか？
って思うほど
大将のオリジナルばかり
最後にめっちゃくちゃ
高級な緑茶をいただいた
お茶の甘みがめっちゃ出ていて
こんないいお茶
これまで滅多に飲んだことない
飲むというより食べてる気がした
というお茶は、女将さんの
オリジナル配合のオーダー品
こだわりが細部に宿る
今年一番に美味しかった
感動で鼻の奥がツーンとした
ご飯を食べに
新幹線に乗ってまで来る
わたしになれて幸せだった
大将の腕もさることながら
女将さんのおもてなしも最高だった
こんなことできる人って
そうそういないと思う
幸せにできる人って素晴らしいよね
ところで
ご飯を食べ終えた辺りから
胃が苦しくて
デザートを無理やり押し込んで
ちょっと休憩したくなり
女将さんが
隣の部屋に枕を出してくれて
わたしはちょっと横にならせていただきました
ちょっと。。。
「あんさん」って起こされたら
なんと1時間も爆睡していたんだそう
友だちは「珍しいね」と笑って許してくれた
ここんところ
仕事に押されて
きっとめっちゃ疲れていたんだわ
最後は駅で女将さんと記念撮影
最後までお読みくださりありがとうございます
酔いながらも
頭の中ではあれこれ構想を練っていました
是非こちらで
日本酒を嗜む会のイベントを
開催したいと思います
まずは、来年やる！と宣言します
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