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gentle sunshine

かわいいお花と大好きな音楽とほっこりすること。

世界報道写真展。
今年も行きました。

毎年梅雨から暑い時期。
この時空間は特別なものです。
浅く、時には深くため息も出たりします。
でも、何かが漂っている静寂がそれぞれの訪問者を包んでいて、それが非日常な空気を感じるのです。

初めて訪れたのがいつだったのか記憶にないのですが、その頃と比べると報道写真の見方も変わりました。
画像が綺麗、綺麗すぎて「激写」というより創作的な作品として感じます。
大賞のジョン・スタンマイヤーの作品はロマンティックだし、クイン・ルーニーの水泳大会での選手は芸術的、ジェフ・パシューの犬ぞりレースやジャンルーカ・パネッラの停電したガザの町やクンロン・チェンの飛行船からの撮影で伸びる人影、タイラー・ヒックスのナイロビ・ショッピングモールでの銃撃戦、ラフル・タルクデルのバングラディシュの倒壊したビルでの産業事故
は映画のワンシーンのようにも見えました。

「映画のワンシーン」と今なんとなく書いて・・・フィクションという意味合いではありますが、いまではフィクションより現実の方がより感情に触れるようになりました。
私に子供がいれば、もしかしたらアメリカの有名アニメ会社の人気映画を一緒に観に行って主題歌を歌うかもしれない・・・と考えたこともありますが・・やっぱりこっちに連れてくるでしょう。

去年もそうでしたけれど、ここへくるとなぜだかそんなことを考えてしまいます。

平和な未来を祈りつつ、「世界のどの国も同じようで全人類が平均的な幸せを目指すこと自体に無理がある」情勢を見て感じた1日でした。



(2014.6.13-6.22 ウィーン・パリ旅行より)



この日はパリ観光の初日。まずはお目当ての印象派を観にオルセー美術館、そのあと近代建築のアラブ世界研究所に、そして、少し気分を変えて小さな美術館、ジャックマール=アンドレ美術館へ行くことにしました。


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旅立つ前、インターネットでパリの美術館を調べていると、幾度となくたどり着くHPがありました。

メゾン・デ・ミュゼ・デュ・モンドです。
以前から気にはなっていたのですが、いよいよ訪問のときかなと思い、出発の数日前に伺いました。

地下1階にあるMMMライブラリには美術・デザイン・建築に関する書籍の他に、フランスの美術館のパンフレットや企画展のポスターなど日本では簡単には目にすることができないものも閲覧、あるいは一部のパンフレットはいただくことができます。
何よりスタッフの方が美術やパリに詳しくて、美術館の特徴や企画展の詳細まで丁寧に教えてくださったのは私にとってとても貴重な経験でした。
(そうだ、お礼に行かなくては!)

私も夫もダ・ヴィンチなどの古典や彫刻にはピンとこなくて、先だってルーブル作品に関する本まで買ったのですがやはり興味を持つことができませんでした。そうお話したところ、ルーヴルには印象派以前の作品、オルセーには印象派前後の作品、ポンピドゥーセンターにはモダンアートを中心として展示しているのと聞いて納得。有名だからといって興味のないモナ・リザやミロのヴィーナスを撮ってSNSに投稿するというのは本望ではありませんから、思い切って王道のルーヴルをプランから外してオルセーやマルモッタンを優先することができました。

それから、ジャックマール=アンドレ美術館は作品はよくわからないけれども建物が素敵なので気になると話したところ、ここは裕福なブルジョワであるジャックマール夫妻の邸宅を美術館にしていて、絵画は当時飾られたままであるということ、イタリアの古典のものが多いけれども、美術館とは違って、邸宅オーナーの趣味として飾られた作品を観るというのはどうでしょうか、ゆっくり観ても1時間かかるかどうかです。サロンにある絵画ももちろん本物ですから素敵ですよとアドバイス頂きました。


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というわけで、訪問です!




こんな邸宅に住まう・・・・はぁ、ため息がでます。
(写真右側の白い屋根がかかっているところがサロンのテラスです。サロンのみ利用することもできます。)

一部撮影はOKでしたが、撮影する旅行者がほとんどいなかったので数枚だけ。そのうちの一枚です。
正直なところ、宮殿とはまた違った豪華さにぽかーんと見つめるばかりだったのです。
日本語音声ガイドがあってチケット料金に含まれています。独特の口調でしたが貴重ですね。)






この階段はパンフレットにも写っています。
そう、こんな感じなんです。ジャックマール夫妻の邸宅。
どんな服を着て、どんな会話をしていたんでしょうか。

軽装でお邪魔してしまってすみません・・・。





邸宅の中にある絵画を楽しむということ・・・これがブルジョワジーなのです。
夢見心地でした!

邸宅を拝見したあとはお楽しみのサロンへ。






素敵!
「サロン」という響きがピッタリです。




一般的なカフェではカフェ(という名のエスプレッソ)メニューが中心ですが、こちらは紅茶も充実、日本茶もありました。
オルセー美術館のカフェでも感じたのですが、建物や装飾が本物であるがゆえに椅子などのチープさが目立つのは仕方ないのかなぁと思いました。せめて木製だったらまた違うのかもしれません。


これは中庭の邸宅正面と向かいあった空間。奥は別のビルなのですが、毎日窓からこの景色が見えるなんて素敵ですね。
ご婦人がずいぶん小さく見えるのは広角レンズのせいでしょうか?
ちょっとかわいい。






(2014.6.13-6.22 ウィーン・パリ旅行より)


旅行の目的のひとつ、パリの現代建築を観ること。
私たちはオルセー美術館で1900年ごろを楽しんだあと、午後は現代作品を観に行きました。

ジャン・ヌーベルデザインのアラブ世界研究所です。





綺麗なファサードです。空が写り込むとなお美しいです。




アラブの窓飾りの模様をイメージしたそうですが、よく見ると・・・
ガラスのむこうのアルミがカメラの絞りみたいで、開き方がそれぞれ微妙に違います。

気になる・・・さぁ、建物の中に入ってみましょう。
(手荷物検査のあと中へ。美術館もありますが、またの機会にしました。)




うわぁ・・面白い!




階段やエレベーターもメタリックでかっこいい!



関係者用のようですが、図書室も。
めいっぱい開放された「絞り」から光が燦々と差し込んでいます。


この窓、アップにしてみましょう。





可愛いとさえ思ってしまいます。自動で採光を調節しているそうです。
すごいこと考えるなぁ。

少し上に登って下を覗くとオリエンタル急行の展示が見えました。





そして、さらに屋上へ。
ここからパリの街を眺めることができるそうなのです。





はぁー気持ちがいい!
シテ島にあるノートルダム大聖堂が見えます。

この眺めもそうですし、移動中にも思うのですが、あまりいい言葉じゃないけれど、『もう、いちいちお洒落!』なパリです。

信号を渡りながら映る何気ない風景すらも。




パリに恋してしまう理由のひとつがここにあるのですね、きっと。


美しく豪華な街を作り上げたかつての国の力と、それを守りながら現代における高いレベルの建築を取り入れ調和させていくという意識は日本も見習わないといけません。


日の長いパリ。次はジャックマール=アンドレ美術館へ向かいましょう。

(2014.6.13-6.22 ウィーン・パリ旅行より)

私と夫のパリで過ごす目的は大きく4つ・・・

a. 二人の大好きな印象派を堪能すること。
b. オペラ・ガルニエでバレエを鑑賞すること。
c. パリ管弦楽団の演奏会へ行くこと。
d. 近代建築物を見ること・・・・・です。

半年前に6月の旅行の予定を決めたのですが、なんと帰国直後の7月、東京でオルセー美術館展があることを知りました。

え~!?
なんだかちょっと損したような!?
しかも、ぜひパリで見たかったモネの「サン=ラザール駅」が東京に来るなんて・・・!!

ショックでした。とても。
でも、よく考えたらきっと世界中を巡っているわけだし、ほかの国へ行ってしまうより、パリの余韻を感じながら東京でモネを観るというのも贅沢かなぁと思い直しました。

というわけで今回はパリと東京を併せて書く事にします。







オルセー美術館はセーヌの川岸にあります。
こうして写真を撮っている背後にセーヌということです。

ゆっくり撮りたいなぁと思ったのですが、観光バスをはじめ車の往来が激しく、騒音も思いのほかうるさくて、しかも川岸ですと6月では風が冷たいんです。
レザージャケットと薄めのウールストールが大活躍でした。パリで生活している女性も同じようなファッションの方が多かったように思います。

ミュージアム・パスを持っていたのであまり待つことはなく手荷物検査を終えて中へ入ると・・・・

ほぉー








(・・・本当は撮影禁止、だったのですが、この程度[作品から遠い]はセーフのようです。)

美術館に大きな時計があるのはちょっと不思議ですが、かつては駅舎だったと聞くと納得です。
記念にノートを買いました。



さぁ、作品を観ていきましょう。
このとき、ゴッホの特別展が開催されていました。
常設作品も多いと思うのですが、オランダからも数点来ていました。
2010年の「オルセー美術館展」で観た「星降る夜」を再び今度はパリで観ることができて嬉しかったです。

そして、お楽しみの印象派のフロアへ・・・。
東京で開催中のオルセー展もすごいのでしょうけれども・・・パリは迫力を感じるほどの有名作品のオンパレード。
「わぁ!」と何度呟いたことでしょう。

しかし、楽しみしていたルノアールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」がない!!テレビだとここにあったのにー!!
思わずショップの方に訪ねましたがやはり今は展示していないとのこと。残念です・・・。

作品をずっと展示しておくのも劣化していく原因になるでしょうし、もしかしたら海外へ遠征しているのかもしれませんね。
いつかの楽しみしておきましょう。





こちらは美術館内のカフェです。
明るくて広々してステキ・・・・ですが・・・・ティータイムとしての利用をオススメします。
食事はちょっと・・・涙です。

昨日の夕食とこのランチで私たちはノックアウトされました!
おいしい食事をするにはもーっとお支払いをしないといけませんね。
ウィーンでは思いもしませんでしたが、早くも和食が恋しくなりました。


さてさて、お口直しに話題を変えて・・・・。
東京・国立新美術館の「オルセー美術館展」のお話に。

私たちはやっぱり印象派、特にモネとルノアールが大好きだということをパリで確信したせいでしょう、ほかの時代のものはほとんどスルーし、印象派作品エリアを堪能しました。
モネとルノワールの色使いに二人ともパリ同様すっかり魔法にかかってしまいました。
うっとり・・・。

カイユボットの「床削りの人々」などのパリで観た作品がすでに日本に来ていたのには驚きました。

途中知らぬ間に夫と離れて、出口付近で再会したのですが、
そのとき同時に「『サン=ラザール駅』がよかった!」と言いました。

私たちにとってこの展示会は、マネの『笛を吹く少年』やモネの『草上の昼食』(これに関しては元々のマネの同タイトル作品の方が圧倒的にステキだと思います。)ではなくて、このモネの『サン=ラザール駅』のためにあるようにさえ思えてなりません。

こちらは絵葉書です。



一方こちらは旅行で撮ったサン=ラザール駅です。






いまでは当然ホームがあって機関車はなくって・・・絵画のような印象とはずいぶん遠いです。

・・・・モネって何故こんなに美しく描くことができるのでしょう!
期間中もう一度行こうかしら。次はいつ観ることができるかも分かりませんもの。

やっぱり大好き、モネ。
彼が晩年を過ごしたジヴェルニーへ行かなくちゃ!!





(2014.6.13-6.22 ウィーン・パリ旅行より)


おぉ・・・ちょっと怖いですね・・・。
シュテファン寺院の北塔の上から下を覗いた写真です。
フィアカー(馬車)が小さく見えます。


前回は南塔でこれよりも高いのに階段という厳しいものでしたので、今回は楽をしてエレベーターのある北塔にしました。5名くらいずつ乗ることができます。

南塔からはモザイク屋根がはっきり見えました。




雲がとってもきれい!

遠くにはプラーター公園の観覧車が小さく見えています。




ぼんやり眺めながら思い返します・・・


・・・・3度目のウィーン旅行。
今回はたったの3日間でしたが、私たちの大好きな音楽やイベントを楽しんだり、3度目だから欲しいお土産を買ったり、そして何よりこのウィーンの街に集まるどこかゆったりした人々を見て感じ取ることができて、大満足でした。


そうそう、次のウィーン旅行で是非したいことがあります。

セグウェイです!!



王宮を通り抜ける人たち・・・調べたら3時間ほどセグウェイに乗って街を楽しむツアーがあるではないですか!!
あぁ、知っていれば・・・・乗りたかったですっ。

フィアカーと車とセグェイ(とトラム)が走る街、ウィーン。
音楽が好きな人たちがはるばるやってくる街、ウィーン。
心地よさを大切にする人々の住む街、ウィーン。

そのウィーンの短い旅も、もうおしまい。これからパリへ向かいます。
泣きたくなるくらい寂しい。

でも、また参りますね、シュテファン!