ヒラメのシュトルーデル生地巻き グリーンソースです。

2年前のヒルデガルトのお食事会でお出ししたお魚料理です。

シュトルーデル生地はパリッとして、中のお魚の身はふわっとして見た目よりも食べ応えありました。ヒルデガルトが勧める香草で作るグリーンソースがさっぱりとしていて、お魚料理とマッチしてとても美味しかったでした。

お食事会で、この魚料理を頂くのをとても楽しみにしていたのを、今でもよく覚えています。このお食事会の前の年に、ドイツのヒルデガルトのコングレスのビュッフェで出されたお料理を、コングレスの会場となったレストランのシェフが作っている動画を偶然目にしました。その中にこれに似たお魚料理もありました。とても美味しそうだったので、ヒルデガルトのお食事会でもこんな感じのお魚料理をお出ししたいと、野田シェフにお願いして作っていただいたのでした。

またいつかヒルデガルトのお食事会で、このお魚料理をお出しできたらな~と思います。


少し前に訪れたガーデンで、きれいな花を咲かせているバラに目が釘付けになりました。

ヒルデガルトは「フィジカ」で、バラには冷の性質があると述べています。バラの冷性は「害のある冷」ではなく、「穏やかで有用な冷」とのこと。バラの花びらを目の上に置くと、視界がクリアーになるそうです。

また怒りが湧き上がったときは、バラとバラよりも少量のセージを粉にしたものを鼻にもっていくとよいとも述べています。「セージは怒りを鎮め、バラは幸せな気持ちしてくれる。」

ヒルデガルトは、ただバラとセージの粉を鼻にもっていきなさいと述べています。興味深いのは、彼女はバラとセージの香りが怒りを鎮めるとは述べていないことです。バラとセージの粉を鼻にもっていき「嗅ぐ」という行為をすることが、怒りを鎮めると彼女は認識していたようです。「香り」には心に働きかける効果があるという概念そのものがまだなかったのかもしれないですね。


以前、ヒルデガルトが白ワインに求める性質に近い現代の白ワインとして、ミュラートゥルガウを紹介しましたが、シルヴァーナーもそんな白ワインです。

「体を温め、消化を助け、血液循環を整える、穏やかな白ワイン」というヒルデガルトが白ワインに求めた性質に近いシルヴァーナーは、酸が穏やかで、薬草の効能を身体に運ぶ媒体として、ヒルデガルトのレメディ(エリキシル)作りに適した白ワインです。

平たく丸いボトルに入れられているのは、シルヴァーナーがドイツのフランケン地方を代表するワインであり、その品質と伝統を示すためにこの特徴的なボトルに入れられているそうです。

また中世では、この丸いボトルは修道士や旅人が腰にぶら下げて持ち歩きやすい形であったとも言われているそうです。

この丸いボトルを見ていたら、ヒルデガルトの「神の御業の書」のビジョンの挿絵の一つ、「Wheel(輪)」を思い浮かべてしまいました。無理やり結び付けている感もありますが…。