以前、ヒルデガルトが白ワインに求める性質に近い現代の白ワインとして、ミュラートゥルガウを紹介しましたが、シルヴァーナーもそんな白ワインです。

「体を温め、消化を助け、血液循環を整える、穏やかな白ワイン」というヒルデガルトが白ワインに求めた性質に近いシルヴァーナーは、酸が穏やかで、薬草の効能を身体に運ぶ媒体として、ヒルデガルトのレメディ(エリキシル)作りに適した白ワインです。

平たく丸いボトルに入れられているのは、シルヴァーナーがドイツのフランケン地方を代表するワインであり、その品質と伝統を示すためにこの特徴的なボトルに入れられているそうです。

また中世では、この丸いボトルは修道士や旅人が腰にぶら下げて持ち歩きやすい形であったとも言われているそうです。

この丸いボトルを見ていたら、ヒルデガルトの「神の御業の書」のビジョンの挿絵の一つ、「Wheel(輪)」を思い浮かべてしまいました。無理やり結び付けている感もありますが…。


欲しかった本がやっと届きました。

スキヴィアスに描かれているヴィジョンの挿絵が、詳しく解説されている書籍だと勧められました。掲載されているヴィジョンの挿絵がとても美しいです。

ヴィジョンの挿絵を読み解くことは、スキヴィアスに語られていること、そしてヒルデガルトの思想全体を理解する上での大きな助けになるとのこと。

読み進めていきましたら、こちらでも紹介したいと思います。



ドイツの白ワイン ミュラートゥルガウです。

以前ヒルデガルトが求める赤ワインの性質について投稿しましたが、今回は白ワインについて。ミュラートゥルガウは、ヒルデガルトが求める白ワインの性質に近い現代のワインです。軽くて酸が強くなく、薬草の香りを邪魔しないミュラートゥルガウは、ヒルデガルトの広く知られた心臓のレメディのパセリ&ハニーワインを作るのに、特に適したワインだと思います。普通にワインとして飲んでも、軽くて飲みやすいです。

ヒルデガルトは、「病因と治療」で白ワイン(vinum album)は軽く、人の心を落ち着かせると述べています。白ワインは、赤ワインほど過度に熱を与えず、体を穏やかに温めるため、赤ワインほど心臓に負担をかけることはないと。パセリ&ハニーワインは白ワインを使って作ったほうがよいのは、この辺に理由があるのではと思います。

彼女は、軽くて温性の穏やかな白ワインは、体に負担をかけずに薬効を運ぶ媒体として優れていると見なしていたようです。