以前、ヒルデガルトが白ワインに求める性質に近い現代の白ワインとして、ミュラートゥルガウを紹介しましたが、シルヴァーナーもそんな白ワインです。
「体を温め、消化を助け、血液循環を整える、穏やかな白ワイン」というヒルデガルトが白ワインに求めた性質に近いシルヴァーナーは、酸が穏やかで、薬草の効能を身体に運ぶ媒体として、ヒルデガルトのレメディ(エリキシル)作りに適した白ワインです。
平たく丸いボトルに入れられているのは、シルヴァーナーがドイツのフランケン地方を代表するワインであり、その品質と伝統を示すためにこの特徴的なボトルに入れられているそうです。
また中世では、この丸いボトルは修道士や旅人が腰にぶら下げて持ち歩きやすい形であったとも言われているそうです。
この丸いボトルを見ていたら、ヒルデガルトの「神の御業の書」のビジョンの挿絵の一つ、「Wheel(輪)」を思い浮かべてしまいました。無理やり結び付けている感もありますが…。