この時期のお馴染みのズッキーニのスープを作りました。

スープには、庭からパセリを摘んできてサッと洗って添えました。                           ヒルデガルドは「フィジカ」で、パセリは調理して食べるよりも、生のまま食べたほうがより好ましく有用であると述べています。パセリを調理すると、パセリの”生気(ヴィリディタス)”がチョッとだけ損なわれるのだそうです。

ヒルデガルトは、ほぼすべての食べ物は消化されやすくするために、火を使って調理する必要があると述べています。そんな中でパセリは、ヒルデガルトが生で食べてもよいと述べる、本当に数少ない食べ物の一つです。



「ヒルデガルトは、「フィジカ」には自分が実際に観察し、修道院で使っていた植物だけを取り上げている。」

これは、「フィジカ」に登場する植物の特徴から導き出された、ヒルデガルトの研究者の間で共有されている理解だそうです。

「フィジカ」に登場する植物は、ヒルデガルトの修道院周辺に自生する植物が圧倒的に多いそうです。

そして「フィジカ」には、ジャーマンカモミールとローズマリーは登場せず、これらの植物はヒルデガルトの観察圏外の植物だったそうです。

ローズマリーは、地中海原産の植物。ドイツには自生しておらず、修道院で限定的に栽培されていたそうです。当時の寒いドイツでは越冬は難しかったようです。

ジャーマンカモミールは、中世ドイツでは現在ほど一般的ではなく、セージ、ミントやフェンネルなどの修道院医学の主要ハーブに比べると存在感が薄かったそうです。

それが最近英語版の「フィジカ」を見ていたらジャーマンカモミールの記述があって!?。ドイツ語の「フィジカ」では、Mutterkraut(フィーバーフュー)となっていました。

↓ドイツのヒルデガルト療法を学んだ先生から勧められた「フィジカ」の本。ドイツ語なので、読むの大変ですが。💦


出かけた先で見かけて、思わず買ってしまいました。ヤギのミルクとヒルデガルト料理でもおなじみのタイム、フェンネル、クミンなどのハーブを使って作られたクッキーです。

ヤギのミルクを使っているからか、ハーブやスパイスの風味がきいていて、なかなか美味しかったでした。


ヒルデガルトの食事療法では、ヤギのミルクではないですが、ヤギの肉は春と夏に食べると、健康な人にも病気の人にもよいそうです。

ヒルデガルトは「フィジカ」で、ヤギの肉をしばしば食べると、活動が妨げられてうまく機能せずに弱ってしまった腸を回復させ、そして胃を回復させて強くすると述べています。