「ヒルデガルトは、「フィジカ」には自分が実際に観察し、修道院で使っていた植物だけを取り上げている。」
これは、「フィジカ」に登場する植物の特徴から導き出された、ヒルデガルトの研究者の間で共有されている理解だそうです。
「フィジカ」に登場する植物は、ヒルデガルトの修道院周辺に自生する植物が圧倒的に多いそうです。
そして「フィジカ」には、ジャーマンカモミールとローズマリーは登場せず、これらの植物はヒルデガルトの観察圏外の植物だったそうです。
ローズマリーは、地中海原産の植物。ドイツには自生しておらず、修道院で限定的に栽培されていたそうです。当時の寒いドイツでは越冬は難しかったようです。
ジャーマンカモミールは、中世ドイツでは現在ほど一般的ではなく、セージ、ミントやフェンネルなどの修道院医学の主要ハーブに比べると存在感が薄かったそうです。
それが最近英語版の「フィジカ」を見ていたらジャーマンカモミールの記述があって!?。ドイツ語の「フィジカ」では、Mutterkraut(フィーバーフュー)となっていました。
↓ドイツのヒルデガルト療法を学んだ先生から勧められた「フィジカ」の本。ドイツ語なので、読むの大変ですが。💦