こんにちは。
札幌 犬と人のセラピスト 橋本理恵です。
「シニア犬の暮らしで
知っておきたい5つのこと」
3 身体の変化に寄り添ってできること
① 犬をよくみる
飼主が愛犬のためにできることの中で一番簡単で大切なのは
「愛犬をみる」
ということです。
「それなら毎日すでにやっているよ」
「愛犬をみない日はないよ」
という声が聞こえてきそうです。
ここでいう「みる」は
「意識的にみる」ということです。
自然と視界に入ってみている、または、何となく見ている、見えているとは明らかに違います。
「意識的にみる」ということをすると
愛犬の心身に変化がないかよりしっかりと感じられます。
中医学では
身体をみるときに「四診(ししん)」という方法がとられます。
「望診」・「聞診」・「問診」・「切診」の
4つです。
・「望診」~目でみる
愛犬の全体・部分・動き・姿勢をみる。目の輝き・被毛のツヤなど雰囲気から生命力を感じ取ります。目や舌の色、肉球などもみます。
・「聞診」~嗅ぐ・聞く
体臭や息のニオイ・排泄物のニオイを感じ取ります。また、鳴き声・呼吸音などを聞きます。
・「問診」~症状をきく
犬には直接聞くことは難しいので、飼い主さんから様子を聞き取ります。
・「切診」~身体に直接触れる
太ももの内側で脈をとります。また、腹部にふれておなかの張りや硬さをみていきます。
視覚・嗅覚・聴覚・触覚を使って
「犬を診る(みる)」ということが行われます。
この「犬を診る」ということには
特別な道具は必要ありません。
だから
私たち飼い主が日々の生活の中でできる。
この意識で「愛犬をみる」ということを行うことができます。自分の五感をフル稼働して愛犬を感じるのです。
例えば
・後ろ足をあまりあげないで歩いている・・・
ここから見えてくるのは
「愛犬の後肢の衰え」の可能性です。
歩き方・座り方など日常の愛犬の姿・動作をしっかりみておくと変化に気づくことがあります。
・ニオイがいつもと違う
「お口?皮膚?お耳?」
「どこかにトラブルはない?」
早期に異変に気付いて、対処してあげることができます。
・尿の色・便の色やニオイが違う
「水分の過不足での変化かな?」「食べ物?!」「明日はどうだろう?!」と観察・分析してみることができます。それはもしかしたら、体内のトラブルの1つからきていることかもしれません。
このように
「意識的に愛犬をみて感じる」ことを
まずは行ってみてください。
病気や異変があってからではなく、元気な今の状態をしっかり感じておくことが大切です。
いい状態を知っておくと
「あれっ?!何かいつもと違う気がする…」という
ちょっとした違いに気づきます。
日々しっかり愛犬をみていた飼い主さんのこの「あれっ?!」とうい感覚は、正しいことが多いです。
変化に気づくと、よりよくみようとします。
トラブルがでそうなところを早めに意識的にホームケアをすることもできますし、病気の早期発見につながるかもしれません。
トラブルが大事になる前に
「未病」という段階でケアできる・対処できることは、愛犬にとって有益なことです。
大事に至らせないということがとても大切で、それを、毎日一緒にいる飼い主さんができるのです。いえ、飼い主さんでなければできないことでもあります。
「愛犬を診る(みる)」
愛犬のいちばん近くにいる
飼主さんだからこそできるホームケアの第一歩です。
ぜひ、今日からやってみてくださいね。
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