友人が「手荒れが治らないって、指先が痛くてシャンプーもできないって人がいて…」と話し出した。あっ、それ私もです。
AEAJ認定教室 調布アロマシオン主宰、アロマテラピー研究室でも活動し、
セラピストのためのホームページ制作も承ってます島田さつきです。
コロナ騒動が大きく世の中を変えたわけですが、世の人の殺菌消毒の概念に対する習慣は、酷く変わりましたね。
未だに消毒液を構えているお店はたくさんありますが、私、あれってほとんど使ったことありません。2~3年前ならすごく後ろ指さされると思いますが(笑)
なんせ、主婦湿疹で日頃から指先がボロボロ切れてたりする手に、消毒液なんか撒けると思いますか?
手袋しないと事務作業もできないような日もあります。
白手袋に指サックして、すんごいやる気満々みたいに見えるらしいです
派遣先で前々から気になっていたのは、何かにつけて消毒&ハンドクリームをする人のまあ、なんと多いこと。
友人との会話でも「自分自身もここ数年、手荒れが治りにくくて…」というので、消毒のせいだよと教えてあげました。
友人は、こうも言ってました。
「ハンドクリーム塗ってたんだけどな…」
消毒せねばならぬ…のような一辺倒の情報で、誰もが消毒続けてましたよね。
そして、その後、アルコールによる手荒れ情報もあり、ハンドクリームもすかさずに励行してる人がとても多かったように思います。
ハンドクリーム、悪くはないですよね。
でもね、ハンドクリームが、皮脂膜の変わりになるのかな?
皮脂膜は、皮膚内から出す皮脂(油分)と、汗腺から出される汗(水分)などが混ざった天然のクリーム。
これによって皮膚表面が薄いベールを作り皮膚の中に悪さするものが入らないように守っているわけだけど、そこには常在菌という私たちを棲家としてる菌達(微生物)もいるんだよね。
常在菌らは、悪さをすることもあるけれど、大抵は棲家を守るために、外から変な菌とかが来たらやっつけてくれたりと私たちの役にたっている。
ところが消毒液によってこういう常在菌もすっかり殺しちゃってるわけ。
ハンドクリームだけで、どうにかなるというわけじゃないってわかってもらえるかな。
しかも、外からハンドクリームをバンバン使っていると、皮膚側では、もう皮脂膜作らなくていいんじゃね?って、働かなくなるんだよね。
生きものの細胞は、基本省エネで働き者じゃないんですよ。
いくらでもサボります。
手荒れの人々、その荒れた手の傷口から、何かがどんどん入り込んだらどうなるか…それも、少し想像してほしい。
目に見えないミクロサイズのお話が、とても怖いことをリブログしておきます。
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アロマテラピー研究室は、翻訳によって日本にアロマテラピー広めた故・髙山林太郎氏が創設。
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