「家、ついて行ってイイですか?」の再放送 「インフルエンザの万能ワクチン開発した男」にモヤモヤ | アロマ&心理カウンセリング 心とからだのセルフケア @東京 調布

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2024年4月20日(土)
2020年4月8日の再放送である『家、ついて行ってイイですか?2HSP!~今年は家のTVでお花見楽しもう!訳あってOAしなかった…1年前の「日本のお花見」~』を見た。

 

AEAJ認定教室 調布アロマシオン主宰、アロマテラピー研究室でも活動し、
セラピストのためのホームページ制作も承ってます島田さつきです。

    

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当番組をご存じの方は多いかと思うが、街の人にインタビューし「あなたの家について行っていいですか?」とお宅訪問と共に、市井の人々の人生ドラマを見聞きするというもの。

その、今回みた番組中6本分(6名分)のOAの中で気になる話題が出てきた。
以下、気になったのは次のOA分。

番組の内容解説より

「国立感染症研究所で…インフルエンザの万能ワクチン開発した男」【深夜の浦和駅】
取材日・2019年3月1日
庭には1木の大きな河津桜が満開!家の中から、絶景の夜桜ビュー!
そんな素敵なおうちに…なんとも不思議なイケメンおじさんが住んでいた!
趣味はリコーダー…。自室にバーカウンターを作り、カウンターにバイキンマン座らせ…。
部屋には大好きなイチゴのお菓子だらけ…
この「少し変わった人」の正体…東京大学医学部卒、ハーバード大学へ留学。
国立感染症研究所でインフルエンザの万能ワクチンを開発したすごすぎる人だった。
息子は慶応大学・医学部卒…専攻は父と同じく感染症!エリートすぎる一家かと思いきや…
夫婦ゲンカ勃発寸前…そして子が仲裁。感染症専門医一家の、感染症とは関係なさすぎる、衝撃の日常。

 

このお宅の父とは、東大卒、ハーバード大学留学、国立感染症研究所でインフルエンザの万能ワクチンを開発した内田 哲也氏である。

この方を特定するのに番組からサーチしてしまったのでちょっと苦労したが…

 

なぜ興味を持ったかというと…
番組中、「インフルエンザの万能ワクチン開発でニュースになりTVに出たりもしたが…」という話題が。
 

何?
そんなニュースあったのか?って…あったのです。


実はこのニュースはもう随分前のことで、2009年には一般ニュースに載っていたらしい。この番組内では、既に10年位前の話しとして語られており、番組の取材日は2019年なのでその話とも一致している。

2009年1月29日付 読売新聞にも掲載された。
また、当時、開発に関わった化学メーカーの日油の株価が急騰というニュースも出てきた。

 

厚労省のDBにも、2008年度研究として載っている。
(他、2009、2010年度もたしかあった)

 

Jstage「細胞性免疫誘導型リポソームワクチン」

https://www.jstage.jst.go.jp/article/dds/25/1/25_1_29/_pdf

 

2008年1月時点でのフォーラムにも登壇している
(他の研究の説明もあり、当該研究の説明もわかりやすい)

https://www.nibiohn.go.jp/nibio/SuperTokku/pdf/vaccine06.pdf

 

 

さて、万能ワクチンってどういうこと?
インフルエンザは毎年型が変わるので、ワクチンは効かないというのが現実。
色々ゴタゴタ言われるのは困るので、お断りしておくと「効かない」というのは本来のワクチンの目的を果たしていないという意味だ。
 

ワクチンとは、本来、同種の(弱ったり死んだりしてる)ウイルスを体内にわざと取り込むことで、私たちの免疫システムである抗体(特定のウイルスをターゲットにした武器)をつくり、もし、ウイルスに感染しても、抗体による液性免疫のシステムによって症状は軽く重篤にならず済むというもの。

 

しかし、ウイルスは変異しやすいものであり、インフルエンザはその代表のようなもの。毎年、インフルエンザワクチンを接種しているのに、インフルに罹ったなどという方は、インフル●型のワクチンを打ったが、感染したのは違う型などということが起きていると考えられている。
 

つまり、合鍵もってドアを開けようとしたが、カギが違う。というような、トンチンカンなことを毎年繰り返しているというわけ。
ワクチンって異物なので、毎年、当たらないかもしれない毒物をわざわざ身体に入れてるってこと。これが「効かない」の意味なのである。

 

話は戻るが、では、万能ワクチンって?

 

簡単に言うと、万能ワクチンとは、抗体をターゲットにした既存の免疫システムから、違う経路のシステムを考え出したこと。ウイルスを倒す他のシステム、T細胞(細胞性免疫)に活躍してもらおうというものだ。

 

近年ではこんなとこでも取り上げられてた。

「万能ワクチン」は新型コロナウイルスにも対応可能
『人民日報海外版日本月刊 2020/5/25』より

https://peoplemonthly.jp/n6869.html

 

この記事では「内田 哲也 大妻女子大学・松蔭大学講師元国立感染症研究所主任研究官」と紹介され、この中でも次のように述べられている。

その後国内のワクチン製造者全6社と協議の機会を持ちましたが、残念ながら今日まで実用化には至っていません。

 

そうなのだ。
番組内で語られていた気になることとはこのこと。
他にもこんなことを言っていた。

 

マウスの研究で結果を得たが、ヒトの治験も経てワクチンができるまでに(最低)10年はかかる。また、費用が莫大にかかり、製薬会社は尻込みして治験をやらない。
(投資して失敗したら…といったニュアンスで言っていたが…)

 

はて?
新しいものには費用がかかるが、費用対効果からいったら投資しても損な気がしないが…
新薬のリスクはもちろんあるのだろうが、ここで私がひっかかったのが、この万能ワクチン作っちゃったら、その先どうなるか?ということ。
つまり、新薬できて誰かが損をするとなると、新薬作らせまいと妨害する輩がいる。
新薬うまくできて困るのは、既存のワクチン売ってるとこだよね?

モヤモヤするわ。。。


だから、世の中そういうこと。

 

この研究が埋もれることはないと思うが、大きな転換を作った人々を差し置いて、似たようなのが、ちゃっかり研究進めて新薬作っちゃったりするのは、あるあるなんだろうか?

 

先々の動向を見守ろう。

 

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