我が家の宇宙人夫は、誕生日を祝うことをしません。
「年とるのが嬉しいか？」とか言ってしまうひねくれものです。
それで、近年は私の誕生日は家人に祝われることなく過ぎていました。
誕生日を祝われないことが不満なわけではありません。
どうして誕生日を祝うのか…そういうことに心寄せないさもしい心根な人が、一番身近であることが情けなかったのです。
それで、毎年、誕生日は憂鬱になっていましたが、ある時からそれがなくなりました。
そのことを書いたのが下のブログ。
この記事通り、毎年気分が悪くなっていたのを4年前から手放してからというもの、
自分のご褒美に余念がなくなりました。
自分が食べたいケーキを自分で買い、ご褒美も自分で用意します。
今年は、その当日、色々な作業が間に合わず、ごはん作る時間も惜しかったので、
「楽したい」と言ったのですが全く通じず。
（家人はほぼ365日、家で夕食を食べます。。。）
チっ！やっぱり通じないぜ、と仕方なく適当なもので間に合わせました。
と、こういう出来事があると、同じような友人の出来事を思い出します。
友人の場合、その友人の誕生日の夕食何としようか…と家族で話していたら、
夫君が「すきやき」と言い出したそうです。
友人は、自分の誕生日なのだから、何もせずに楽したかったのです。
主婦ならわかると思います。
自分の特別なこの日、家事をできるだけやらないことがご褒美。
他人が作った美味しい料理とか、買い物や片付けしなくて済む一日とか。。。
なのに、材料がたくさんあるすきやきなどとリクエストされたのです。
どうやら夫君の頭の中では、めでたい日イコールすきやきと自分の人生経験の中でインプットされていたようなのです。（おそらく原家族がそうだったらしいと…）
誰が準備するんじゃ…って。
友人は、じゃあ食べに行こうとか、出前取ろうとか、そういうことを期待していたのにです。
それですきやきと言われ、渋っていたところ夫君にキレられて…
散々な誕生日だったという。。。
似たようなことがあると、このエピソードをいつも思い出してしまいます。
さて、前置きの長さはピカイチな私のここからが本題です。
誕生日月が過ぎた2月に入ってすぐ、通販会社からカタログが届きました。
その中に「11ぴきのねこ」のタオルハンカチセットが出ていました。
※「11ぴきのねこ」とは馬場のぼる著の絵本シリーズです
カワイイ～(⋈◍＞◡＜◍)。✧♡
と言いながら、宇宙人夫に見せました。
（猫を切らしたことがない家ですから夫も猫は好きです）
そしたら「じゃあ誕生日に買ってあげるよ」と。
へぇ～気を使っているんだ…
その心遣いに乗りましてすぐに注文しましたとも。
商品が届いてから、宇宙人夫に言いました。
「かわいいね～♪
もう40年前、Dave（幼馴染の夫）から、マンハッタナーズ（猫モチーフのキャラクター）のガーゼハンカチもらったの。
それを使うたびに「Daveからもらったハンカチ」ってDaveを思い出す。
11ぴきのねこのハンカチを使うたびに宇宙人夫からもらったって思い出すよ。
ずっと」
明石家さんま氏もTVで同じようなことを言ってました。
私にとって、モノとはそういうもの。
商品自体の価値ではなくてその人との人生のメモリー。
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