翻訳家としての矜持と自責の念 『誰も言わなかったアロマテラピーの本質』ご感想 | アロマ&心理カウンセリング 心とからだのセルフケア @東京 調布

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心とからだの健康はセルフケアから。セルフ・カウンセリング、AEAJアロマテラピーアドバイザー・アロマハンドセラピスト資格認定教室 アロマシオン主宰
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ただいま『誰も言わなかったアロマテラピーの本質』読解セミナーVol.5の参加者募集中ですが、2021年9月に『誰も言わなかったアロマテラピーの本質』読解セミナーVol.4を開催しました。

AEAJ認定教室 調布アロマシオン主宰、アロマテラピー研究室でも活動し、web制作する島田さつきです

 

    

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2021年9月に『誰も言わなかったアロマテラピーの本質』読解セミナーVol.4を開催しました。
この記事では、Vol.4を受講された方のご感想を掲載いたします。
 

 『誰も言わなかったアロマテラピーの本質』とは…
翻訳によって日本にアロマテラピー広めた髙山林太郎氏の最後の著書にして、たった10日で回収・発売禁止となった幻の書籍です。このセミナーは、2020年から始めましたが書籍まるごと取り上げるため、全7回を予定しております。

既に終わった回は、リクエストをいただき2名以上になれば開催しています。

 

  読解セミナーVol.5 2022年6月開催につき参加者募集中

ただいま、『誰も言わなかったアロマテラピーの本質』読解セミナーVol.5の参加者を募集中です。2022年6月開催分になります。

 

  『誰も言わなかったアロマテラピーの本質』セミナーVol.4ご感想

「誰も言わなかったアロマテラピーの本質〈エッセンス〉 」Vol.4 受講!

 

下川さんは、Vol.1からご参加いただきずっとこの本を見ていただいてます。

だからこそ、高山林太郎という人がどのようにアロマテラピーと向き合い語ってきたのか。

また、どれほど辛辣なことを書いているのかもご存知です。

それを知らずに突然この本を読んだら、到底理解できなかったでしょう。

私自身も、どういった背景があっての物言いなのかがわからなければ、とても嫌な気分だけで終わっていたと思います。

 

高山先生が不快感をあらわにする人物の功績も

一様に否定したくはない というのが、 私の正直な思いです。

ご感想の中で上記のように述べられていますが、グリーンフラスコの林真一郎先生も「どうしてあそこまで…」と述べられていました。

私自身、まるで親の仇のように彼(か)の人物を評することは理解しがたいです。

R氏の活動の始まりは、それはそれで問題だったのかもしれません。

けれども、今現在でもオタクなアロマ研究者として活動を続けている事実があります。

ビジネスマンとしてだけのアロマ人では、そこまで続けたろうか?と私としては思うわけです。

 

もし、仮に始まりに問題があったとしても、その(方法の)過ちを改修すべく、努力してきたことは間違いないですし、十分に世の中に貢献してきたと思います。

 

今回のセミナーで印象的だったのは「翻訳者は 原作者と同等 あるいはそれ以上の知識を身につけて置かなければならない」という、高山先生の翻訳家としての矜持です。

 

先生が アロマテラピー界の著名人に対して辛辣なのは、実は、翻訳家の自分が それを見抜くところまで勉強していなかったという 自責の念の表れなのかもしれません。

「自責の念」む~ん、なかなか鋭いご感想ですね。

おそらくですが、高山先生翻訳による日本初のアロマテラピー書が出た80年代当時、アロマテラピーがまさかこのような広がりを見せるとは、予想だにしなかったと思います。

“芳香療法”と訳した責任といってよいのかもしれません。

 

そのニュアンスは、非科学的なものと掛け合わせたオカルティックアロマではなく、またキラキラ系のファッションアロマでもなく、科学を逸脱しない“療法”でなければならなかったのではないでしょうかね。そのことについて詳細は、このVol.3~4のセミナーで触れています。

 

また、発信自体が一人歩きするというのは、マスコミならではの落とし穴といって良いかもしれません。つまり、発信する側の高山先生が意図しようがしまいが、その時の風潮のようなものによって、変わる可能性があるということです。

 

一方、医学・薬学領域では、やっとのことで「植物療法」という言葉も 使われ始めています。

アロマテラピーが 医薬系の研究対象として体形的に発展して安全な形で さらに普及してほしいと、切に願っています。

下川さんは薬剤師ですから、医学・薬学にこれらが上手く応用されることを、一般の人々よりも期待していることかと思います。

随分前から、現代西洋医学のみならず、他の領域、特に薬の原料である植物に対しての興味は増えているようですね。そして精油については、抗菌、抗真菌、抗ウイルスの点から注目される以外でも、精神科などでも注目されています。

 

うつなど精神科領域では、せっかく認知行動療法が適用できるようになったにも関わらず、レセプト点数が適正につかないため、ちっとも広がりをみせません。

なので薬物療法に頼るしかなく、患者は一向に減りません。

 

2022年の6月に、このセミナーのVol.5を開催しますが、その内容の一つに、精油成分の話題を取り上げます。薬は通常1種の成分で作られますが、植物療法は、複数の成分の集合体です。そのことが植物療法たらしめていると…非常に興味深い話になっています。

 

 

下川さんのご感想ブログ全文はこちら↓

【アロマテラピー研究室】ただいま受付中のセミナー

『黄帝内経』読解セミナーVol.2「天年」編第一部 リクエスト開催受付中

『誰も言わなかった  アロマテラピーの本質』読解 webセミナー (Vol.1~5) 参加者募集中

 

アロマテラピー研究室は、翻訳によって日本にアロマテラピー広めた故・髙山林太郎氏が創設。

髙山氏から後継人指名をされた林さんとともに、髙山氏の思いを引き継ぎ、髙山氏のアロマ遺産管理とアロマテラピー啓蒙活動をしております。