うつに関係するたんぱく質は嗅球で作られる | アロマ&心理カウンセリング 心とからだのセルフケア @東京 調布

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『うつ病の「引き金」物質を確認』という記事より

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元のニュースは朝日新聞デジタルにあったと思ったが、有料記事で見れず…
そうしたら、ハフポスに転載されていたようだ。

うつ病の「引き金」物質を確認 名前の由来はあの敵役

 

 
上記ハフポス記事は、リンク切れを起こしているため、以下の
「NPO法人再生医療推進センター再生医療トピックス 東京慈恵会医科大学」の記事を参照ください。
(追記:2021.6.16)
 
 
過労・強いストレスがうつの引き金となる。
そのしくみがこうだ。
 
慈恵医大の近藤一博教授(ウイルス学)らは長年、疲労とウイルスの関係を調べ、疲労が蓄積すると唾液(だえき)中に「ヒトヘルペスウイルス(HHV)6」が急増することを突き止めていた。
 

ヒトヘルペスウイルス(HHV)6は、ほとんどの人が乳幼児に感染し、そのまま保持(潜伏感染)している。

私たち生物は、こういったウイルスや菌などと常に共生し、時に悪さされたり、助けられたりしている。

 

 

体内で眠っているHHV6は、身体が疲労しピンチになると目覚め、「弱った宿主から逃げだそう」と、唾液中に出てくるという。
その一部が鼻に届き、匂いを感知する脳の器官である「嗅球(きゅうきゅう)」に届き再感染する。

再感染した嗅球では、SITH1(シスワン)というたんぱく質を作る。

このたんぱく質の働きで嗅球の細胞にカルシウムが過剰に流れ込み、嗅球が細胞死する。

嗅球の細胞死の影響で、海馬(短期記憶のために働く脳の一部)での神経再生が抑制される。

この一連の流れの結果、意欲減退などの「うつ状態」となることをマウス実験で捉えた。

ということらしい。

 

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アロマテラピーを学んだ人ならご存知の匂いを感知するシステムだが…

鼻の穴のなかの空洞の上部天井部分を嗅上皮と呼び、左右の鼻腔で2.5c㎡ずつ程の広さの粘膜がある。ここには、匂い物質をキャッチする脳神経の一部が顔を出している。

それは嗅細胞(匂いを脳中枢に伝える細胞)の一部で嗅繊毛と呼ばれている。
嗅繊毛は、一つの嗅細胞に対してもぐらの鼻先のような花びらみたいな毛状が10本程度伸びている形をしている。

 

嗅繊毛の1本1本は粘膜に埋もれ顔を出しているが、気体として流れてきた匂い物質が粘膜に溶け嗅繊毛の受容体にキャッチされると、その刺激で嗅細胞は電気発火(電気信号)を起こす。

(脳内の情報、つまり脳内の言語とは電気信号である)

匂い情報は、嗅繊毛→嗅細胞→嗅神経(神経軸索と呼ばれるケーブルのようなもの)の順に伝わる。

嗅神経は、篩骨と呼ばれるスカスカの薄い骨を貫き、脳の内部と繋がっている。

この脳内部の嗅神経がたくさん集まっている部分こそ「嗅球」だ。

嗅神経の束が出来上がってぷっくりと膨らんでいるので、嗅球という球の字を充てられている。

 

嗅球に集まった匂い情報は、脳の中枢部分めがけた通路である「嗅索」を通り、大脳辺縁系と呼ばれる脳の中枢へと伝わるが、この経路部分に「海馬」がある。

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さて、この物語の中で、衝撃的だったのは、宿主が死にかけるとウイルスは危険を察して起きてくるというやつだ。しかも、その身体から逃げ出そうとしているとは…

 

ウイルスは、何かの生命体の中でしか活動(生きられない)できない。

(生物と認定されていないので生きるという言葉が適切かわからないが)

やどかりしないと存在できないモノなので、他のやどに鞍替えしようというわけだ。

ウイルスの戦略としては合っている。

つまり宿にされた人間に悪さをする目的ではなくて、死にかけたから慌てられちゃったということだ。

 

では、嗅球で作られたたんぱく質はいったい何のためなのだろう?

これについて、他の情報を調べていないのであくまでも推測だ。
 

身体は何かしらピンチになるとそれに合わせてどうにかするもの(道具)を作り出す。

ここでは「SITH1」ができることで、細胞死してうつに繋がるわけだが、通常、感染した場合、敵と戦うための武器を作るか、はたまた他にエネルギーを使わせないような抑制道具を作る可能性もある。

うつ状態を引き起こすのは、誤作動などではなく戦略のひとつであって、他の細胞(脳などの運動機能)をストップさせ、感染と戦うことを第一優先にさせるためのたんぱく質産生ではないのだろうか?

 

これについてどこかで情報見かけたら教えてください。

 

そして、さきほどの衝撃に話は戻るが…

死にかけたらその宿主からウイルスは逃げ出す。

ということは、死にかけの人からは、あらゆるウイルスが排せつされているかも?
彼らはノアの箱舟に乗ろうと右往左往している最中かもしれない?

すると病院ってやっぱり、院内感染してしかるべき空間といえるかもしれない。

 

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