追記 ローレルとベイは別モノだった!? まだまだややこしかった | アロマ&心理カウンセリング 心とからだのセルフケア @東京 調布

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前回のブログ「ローレルとベイは別モノだった!?そしてその精油は?」の追記です

アロマ&カウンセリング 心とからだのセルフ・ケアをあなたに、アロマシオンの島田さつきです。

 

アロマテラピーの正しい使い方 知ってますか?

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続きは 資格だけじゃないアロマを伝えるスクールアロマシオン

 

写真右は、前回のけせん団子の葉、左は薬用植物園から拾ってきた葉。

精油の安全性ガイド第2版にあるローレルやベイにまつわる情報を再度確認してみた。

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すると、こんな記述が出てきたので、自分の備忘録も兼ねて追記しておきます。

安全性の内容ではなく、混同されやすいことに言及された箇所のみのシェアであり、
判別材料となる成分の言及についての箇所も一部入れてあります。

 

ローレルベリー/Laurel berry 【P.706】

学 名:Laurus nobilis L.、Laurus novocanariensis(以前は Laurus azorica)
科 名:クスノキ科
精油/不揮発性油 ←※精油だけじゃない情報です
抽出部位:液果
主要成分:・揮発性成分(熱水蒸留法水蒸気蒸留 Laurus nobilisチュニジア産の精油)
(E)-β-オシメン(23.7%)、α-ピネン(10.3%)、1,8-シネオール(8.1%)

ローレルベリー精油はいくつかのインターネットベースのサプライヤーによって販売されているが、この精油はCinnamomum glaucescens(「スガンダ」参照)の液果由来の精油である。
「ローレル」及び「ベイ」という言葉は、すべての芳香に関する記述の中で最も混同されている可能性が高いものである。
「ベイリーフ精油」は Laurus nobilis の葉、Pimenta dioica の葉、またはPimenta racemosa の葉を、「ローレル精油」は Laurusnobilis の葉、Cinnamomum cecidodaphne の果実または Pimenta racemosaの果実を、「ローレル」はUmbellularia californica、Prunus caroliniana、Prunuslaurocerasus または Prunus lusitanica を指している場合がある。

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ローレルリーフ/Laurel leaf 【P.704】
別 名:ベイリーフ、ベイローレル、スイートベイ
学 名:Laurus nobilis L.
科 名:クスノキ科
抽出部位:採り立ての葉
主要成分:1,8-シネオール(38.1-43.5%)

この種は nobilis、angustifolius 及び crispa の 3 つの形態で知られている。
ローレルリーフ精油は、“ ベーラム(訳注:頭髪用香水)” で使用され、またベイリーフ精油としても知られている西インドベイ精油のPimenta racemosa の葉の精油と混同すべきではない
“ ローレル油 ”(葉の溶媒抽出法によって生産)と“ ローレル精油 ”(葉の水蒸気蒸留によって生産)は混同されている可能性がある(Foussereau et al1975)。ローレルリーフアブソリュートもまた生産されている。ローレルリーフアブソリュートの構成成分及び安全性についての情報は発見されていない。また、コールドプレスによるローレルベリー精油もある(前項「ローレルベリー」参照)。

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ピメントベリー/Pimento berry 【P.559】
別 名:オールスパイス、ジャマイカペッパー
学 名:Pimenta dioica L. 学名の異名:Pimenta officinalis Lindl.
科 名:フトモモ科
抽出部位:液果
主要成分:オイゲノール(67.0-80.0%)、メチルオイゲノール(2.9-13.1%)

この植物の液果はオールスパイスとしても知られており、優れた、味わいのある香りを持つピメントベリー精油を生産する。これはベイ(Pimenta racemosa)のベリー、または時にローレルリーフ(Laurus nobilis)(またはベイリーフ)精油と混同されるウエストインディアンベイ精油と混同すべきではない。

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ピメントリーフ/Pimento leaf 【P.560】
別 名:ピメンタリーフ
学 名:Pimenta dioica L. 学名の異名:Pimenta officinalis Lindl.
科 名:フトモモ科
抽出部位:葉
主要成分:オイゲノール(66.0-84.0%)、1,8-シネオール(1.8-3.2%)

ピメントリーフ精油は、ピメントベリー精油よりもメチルオイゲノール含有量が少ないため、アロマセラピーでの使用には安全な選択肢である。

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スガンダ/Sugandha 【P.431】
別 名:スガンダコキーラ、コキーラ、ローレルベリー
学 名:Cinnamomum cecidodaphne Meisn. 学名の異名:Cinnamomum glaucescens Nees
科 名:クスノキ科
抽出部位:果実
主要成分:(E)-ケイ皮酸メチル(13.7%)、1,8-シネオール(13.1%)

ネパールで生産されている。

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ベイ(ウエストインディアン)/Bay(West Indian)【P.592】
学 名:Pimenta racemosa var. racemosa(Miller)J.Moore 学名の異名:Pimenta acris Wight
科 名:フトモモ科
抽出部位:葉
主要成分:オイゲノール(44.4-56.2%)、β-ミルセン(6.4-25.0%)、カビコール(9.3-21.6%)

5 種類のウエストインディアンベイ(Pimenta racemosa)があり、ラセモサ種(racemosa)の 3 つのケモタイプがある。
オイゲノール豊富な商業用のクローブタイプ、レモン(シトラール)タイプ、及びある分析では 32.8%のエストラゴール及び 48.1%のメチルオイゲノールを含むアニスタイプがある(Abaul & Bourgeois 1995)。
オイゲノールタイプのみが市販されている。
精油は、西インド諸島の主にドミニカ国で蒸留されている。
1933 年、バージン諸島産の商業用精油は、メチルオイゲノールはほとんど含有していないとされ、1977 年にドミニカの精油には微量のみ含有されていると報告された(Palkin & Wells 1933; McHale etal 1977)。
ウエストインディアンベイ精油は熱水蒸留され、水より軽い部分と重い部分の 2 つに分かれる。そして、商業用の通常の精油にするために再結合される。
この精油は、ベイリーフとしても知られるローレル精油と混同してはならない。

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以下は、上記ローレルベリーに記載のある植物
Umbellularia californica /カリフォルニア・ローレル(ベイ・ツリー) 【クスノキ科ウンベルラリア属】
別名にオレゴン・マートル(Oregon Myrtle)やパシフィック・マートル(Pacific Myrtle)などがありますが、マートルとは本来『ギンバイカ(銀梅花、銀盃花)』のことで分類上は目(もく)からして違います。
https://made-in-dovecote.tumblr.com/materials_california_bay_laurel_burl

Prunus caroliniana /カロライナローレルチェリー【バラ科サクラ属】
https://www.weblio.jp/content/%E3%82%AB%E3%83%AD%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%AB%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%83%BC

Prunus laurocerasus /セイヨウバクチノキ【バラ科サクラ属】 

Prunus lusitanica /ポルトガル月桂樹【バラ科サクラ属】
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クスノキ科でもなく、フトモモ科でもなく…バラ科にさえ月桂樹って名前、
マートルまで出てくるこの混迷具合って…滝汗

 

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