チェリッシュアロマの会では、ボランティアに入る前に、「アロマ・ボランティア養成講座」の受講をお願いしています。

 

 メディカルアロマやアロマトリートメントの実技などを学び、ボランティアに参加していただいています。

 

 チェリッシュアロマの会では、高齢者施設や子ども食堂などでアロマハンドトリートメントをさせていただいてますが、

2020年2月ごろから徐々に、感染予防のため、また国、自治体の要請により活動を見合わせる施設が出始め、4月は活動ができない状態になりました。

 

 活動休止中の施設では可能な限り設置しているアロマオイルで香りを楽しんでいただいています。

また、メンバーもアロマでご自身やご家族を癒して過ごしているようです。

 

 このシリーズは、チェリッシュアロマの会で活動している方に、ボランティアの体験談を語っていただいています。

 思いを共有しながら、また活動が再開できることを待ち望んでいます。

 

 ボランティアに興味のある方、また、ご自身やご家族、大切な方のためにアロマを活用したい方のご参考になれば嬉しく思います。

 

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お名前 みゆきさん

活動場所 東京都足立区(サービス付き高齢者住宅)

 

私がチェリッシュアロマの会を知ったのは、友人がチェリッシュアロマの会のボランティア講座受講したことがきっかけでした。

 

もともとアロマセラピーに興味があって、通信教育でアロマのことを学んだり、

リフレクソロジーやアロマトリートメントなども、体験したことがありました。

 

講座を受けた友人に、アロマボランティア講座の事を聞くと、長谷川先生の講義が面白いという話。

 

アロマの基礎知識の講義を実際に、受けたことがなかったので、友人の話から、ボランティア講座を受講したのでした。

 

受講してみると、長谷川先生の講義も面白く、そして、長谷川先生のボランティアの関わり方の考え(自分に無理しないでボランティアに関わるということ)に共感を覚えて、ボランティア活動をやってみたいと思ったのでした。

 

そして、亀有で実際にアロマハンドマッサージのボランティアに参加することになり、高齢の方々にアロマハンドマッサージを体験してもらっています。

 

亀有は、サービス付高齢者住宅。

比較的元気な人もいれば、認知症の人もいます。

 

アロマハンドマッサージのいいところは、会話ができなくても、肌に触れること、香りを嗅ぐことで、お互いがリラックス出来ること。

 

普段は無表情な方でも、香りや触れられることで、表情が生まれてきます。

 

マッサージ中に寝てしまうひと、おしゃべりになる人、アロマハンドマッサージを楽しみにしてくれる人。

 

今はコロナの影響で、活動も自粛となっていますが、また再開して、ご利用者さまたちと共にアロマハンドマッサージを楽しみたいと思います。

 

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 みゆきさん、ありがとうございます。

アロマハンドトリートメントができる日を待ちわびています。

 

アロマボランティアにご興味を持った方、また、ご自身やご家族、周りの方をアロマで癒したい方、

是非、養成講座をご受講ください。

 

☆アロマ・ボランティア養成講座
日時  (2回完結 合計8時間 途中休憩が入ります)
 8月 5日(水)13~17時【基礎】
 8月28日(金)13~17時【応用】
 

会場 東京ボランティア・市民活動センター

 

HP   https://cherish-aromanokai.jimdo.com/

 

詳細については、チェリッシュアロマの会HPをご覧ください。

  https://cherish-aromanokai.jimdo.com/

 

 現在、新型コロナウィルスが流行中ですが、 中世ヨーロッパでペストが流行した時には、ウィルスという考えはなく、悪い空気を吸い込むことで病気にかかると考えられていました。
 
 疫病除けとして、ハーブや樹脂などを焚いたり、また、「ポマンダー」として持ち歩きました。
 
 ポマンダーとはフランス語の「ポム・ダンブル」、琥珀のリンゴという意味です。
もともとは、琥珀(アンバーグリス)※ を粉末にしてボール状に整形したものでした。
その後、金銀などで装飾された穴の開いた容器に、ハーブやスパイスなど香りを詰めたものを香水、疫病除け、また厄除けのお守りとして、首やベルト、ガードルなどに吊り下げて、アクセサリーのように携帯していました。


ティツィアーノ・ヴェチェッリオ作
クラリッサ・ストロッツィの肖像

 貴族の少女が腰からポマンダーを下げている

 

 ※琥珀(アンバーグリス)
 アンバーグリス または 龍涎香(リュウゼンコウ)
 マッコウクジラの腸内に発生する結石で、全てのマッコウクジラにあるわけではありません。主に口から吐き出されたもので、発見されるのは、海を漂う、海岸に打ち寄せられるなど、とても希少な固体です。

 バニラのような香り。
 天然樹脂の琥珀とは別物です。

 研究によると、目の前の人との親密性を高め、ストレスを軽減させるなど、リラックス作用があるということです。
(株式会社カネボウ化粧品 2013年)

 

 ここから発展し、庶民にも広がったものが、「フルーツポマンダー」です。
リンゴ、オレンジなどのフルーツにクローブを挿します。
現代では、クリスマスに幸せをもたらす飾りとして作り継がれています。
小さいものなら、クリスマスツリーのオーナメントとしても使用できます。
 

 

【フルーツポマンダーの作り方】
 用意するもの 今回はスーパーで手に入りやすいもので作りましょう!

 オレンジ(他にはレモン、ユズ、カボスなど)
 クローブ(ホール)
 シナモン(パウダー)
  他には オールスパイス、カルダモンなどをブレンドしても可
 つまようじ(他には竹串などとがったものならOK)
 マスキングテープ(セロテープなどでも可)
 ポリ袋
 キッチンペーパー

1.フルーツとクローブを用意
  ポマンダー由来のリンゴ(ポム)も良いのですが、日本のリンゴは大きいので
 小さめのものが作りやすいと思います。

 ユズ、スダチ、レモンなどでも作るとこができます。

 今回は小さめオレンジを使います。

 

 2.マスキングテープを巻く
  十字にマスキングテープを巻きます。
  ここはクローブを挿さないところで、吊り下げるためにリボンをかける位置になります。

  少し縮むことも考え、使う予定のリボンより、やや広めにイメージします。

 

 3.クローブを挿す
  つまようじの尖った方で穴をあけ、つまようじの後ろで穴を広げると挿しやすくなります。
  乾燥すると、フルーツが少し縮むので、間隔を詰めすぎないように。
  穴をあけて、クローブを挿します。

  頭の部分だけ出して、奥まで差し込んでいきます。

 

 4.シナモンをまぶす
   マスキングテープは外します。

 ポリ袋にクローブを挿したフルーツを入れ、シナモンパウダー(他にブレンドしても可)を全体にまぶします。

 

 

 5.乾燥させる

 キッチンペーパー、ガーゼなどに包んで風通しの良いところで乾燥させます。

 1カ月ほどで、一回り小さくなり、水分が抜けて軽くなりました。

 

 あけておいたところにリボンをかけて装飾します。

 クローブの挿し方をデザインして、星形やハート型、斜めなどにしてもステキです。

 

 

 本来なら、クリスマスに向けて温度が低く、乾燥する季節に作るのが良いのですが、新型コロナウィルスが流行しているので、今作り方をご紹介しました。

 秋になったら、クリスマス用に是非作ってみてください。

 令和の時代に目に見えないものと闘うことになるなんて、思いもしませんでした。
現在新型コロナウィルスが流行中ですが、今から100年ほど前にも、感染症が流行りました。


☆1919年(大正8年)スペイン風邪流行

 この時の「流行性感冒予防心得」によると
 病人に近づかない、人が集まっているところに行かない、汽車などではマスクをする
または鼻や口をハンカチなどで覆うようにと、汽車の社内などにポスターで啓発されたそうです。

 

 当時の啓蒙ポスター

 

 そして、現代はというと、
 ☆2020年(令和2年) 「新型コロナウィルス」 (COVID-2019)
 対処方法は、 緊急事態宣言が出され、学校は休校、店舗は一部お休み。

 イベントなどは中止、外出自粛要請。

 「密閉」「密集」「密接」を避ける。

 手洗い、消毒をする。

 

 対応は100年たってもあまり変わっていません。

 ポスターでは手洗いよりうがいの方が推奨されていたのでしょうか?

 


 さて、今回は手洗いのお話です。

「新型コロナウィルス」 (COVID-2019)が、世界的に猛威を振るっている今、
予防法の一つとして手洗いを奨励されています。


 手洗いではウィルスをどれくらい除去できるのでしょうか?
ウィルス残存数を表したデータがありました。

 
≪手洗いの方法を手洗いなしの場合と比較した残存ウィルス数(残存率)≫

・手洗いなしの場合  約1,000,000個 (100%)とすると・・・

・流水で15秒手洗い   約10,000個 (約1%) 

・ハンドソープで10秒

または30秒もみ洗い後、

流水 で15秒すすぎ    数百個 (約0.01%)

・ハンドソープで

60秒もみ洗い後、

流水で15秒すすぎ     数十個 (約0.001%)

・ハンドソープで

10秒もみ洗い後、

流水で15秒すすぎを

2回繰り返す       約数個 (約0.0001%)

 

データ出典 森功次他:感染症学雑誌、80:496-500,2006

  http://journal.kansensho.or.jp/Disp?pdf=0800050496.pdf

 
 手洗いを2回繰り返すだけで、100万個のウィルスがわずか数個に減少しています。

 

 石鹸で手洗いすると、ウィルスのまわりの油脂を石鹸で分解し、ウィルスが不活性化します。 
 そして、これは「抗菌作用のある石鹸」である必要はありません。
 こんなに簡単なことでウィルスを除去できるなら、丁寧に手洗いをしたいものです。 

 


 手洗い後は、共通のタオルは使わず、ペーパータオルで拭くのが理想と言われていますが、今、キッチンタオルも希少です。
 外出後の手洗い後は、小さめのタオルや、フキンなどをその都度個別に使用して、洗濯して使うと衛生的です。
 
 手洗い後は、手の保湿も忘れずに。

 

 

 【アロマを使って快適マスクに】

 普段より、マスクをする機会が増えていると思います。

 マスクをする時に、アロマスプレーや精油を使用するのもお勧めです。

 

 ≪アロマスプレー≫

 簡単なアロマスプレーの作り方です。

 マスクに吹き付けたり、ルームスプレーとして使用できます。

 精製水や無水エタノールなしで作る方法のご紹介です。

 

○用意するもの

 ・精油(ユーカリ、ティートリー、ペパーミント、ラベンダーなどお好きな香り)

 ・ミネラルウォーター(精製水があれば利用してください)

 ・計量できるもの(ビーカー、計量スプーンなど)

 ・スプレー容器

 

○作り方

 精油の濃度1%のスプレーを作ります。

 ・スプレー容器にミネラルウォーターを入れる

   ミネラルウォーター 10ml に 精油 2滴(1滴は0.05ml)

  

  スプレー容器の大きさにより、ミネラルウォーターと精油を調整します。 

   ミネラルウォーター30ml なら 精油 6滴

   ミネラルウォーター50ml なら 精油 10滴

  

  精油が混ざるようによく振ってください。(少し白く濁ります)

  

   ユーカリとラベンダーなどブレンドもお勧めの香りです。

 マスクに使用する場合は、柑橘系は避けてください。

 (肌がチクチクする場合があります)

 

 マスクに直接スプレーしたり、お部屋にスプレーして使用します。

 ペットや小さいお子さんのいらっしゃる部屋でルームスプレーとして使用する場合は、注意が必要です。

十分に換気すること、多量に使用しないようにしましょう。 

 

 ≪精油を使用する場合≫

 ティッシュに精油を滴下したものをマスクの内側に入れます。

 

 

 ティッシュは半分に折ってから三つ折りにすると、マスクに入れるのにちょうどよい大きさになります。

 精油を付ける位置は、マスクの下側になるように(鼻ではなく、口側)、また直接肌に触れないようにすることをお勧めします。

 ・口付近など直接肌に触れたり、目の近くは避けましょう。

 ・精油は1滴で十分です。

 ・香りがしなくなっても、追加して長時間使わないようにしましょう。

  嗅覚は慣れると香りを感じなくなります。

 

 

 スッキリしたい時にお勧めは、ユーカリ、ティートリーなど。

 またリラックスしたい時は、ラベンダーやゼラニウムなど。

 精油の作用で選ぶより、自分の好きな香りを使うと心地よく過ごすことができます。

 

 1日も早く収束して、通常の生活を送ることができることを願います。

 精油でリラックス・リフレッシュしてお過ごしください。