先日、発達障害の子どもを持つママのための
学習障害（ＬＤ）のお子さまを持つママでもあり、
Ｋさんからご許可をいただいたので、
自閉症の方への支援の取り組みについて ■「指示を具体的に分かりやすく伝える」
を受講されたＫさん。
（前回の記事 → ★）
学習障害（ＬＤ）のお子さまを持つママでもあり、
障害者雇用を行う某企業で、自閉症スペクトラムの方の支援員もされていました。
その方の特性に合わせて、素晴らしい支援をされていたＫさん。
その方の特性に合わせて、素晴らしい支援をされていたＫさん。
「こんな支援員さんがいる職場なら、自閉症の人もきっと働きやすいに違いない」
お話を伺って嬉しくなりました＾＾
Ｋさんからご許可をいただいたので、
自閉症の方への支援の取り組みについて
一部ご紹介させていただきますね。
「ここをキレイにしておいてください」
「これを上手くやっておいてね」
などの曖昧な指示はNG。
自閉症の方は「キレイにする」
「あれ」「これ」などの抽象的な言葉を
上手く理解できない場合があります。
「ここから、ここまでを10回拭いてください」
など、やってほしいところの範囲とやるべきことを 具体的に手順も分かりやすく 伝える。
そして、まずはKさんが、手順の見本を見せていたそうです。
■「話すことにこだわらない」
知的に高い自閉症の方でも、会話は苦手な人や書く方が気持ちを伝えやすい人も多くいます。
また、耳でインプットされた情報よりも、
視覚的な情報の方がよく伝わる場合があります。
Kさんは、交換日誌やメモなども活用しながら、コミュニケーションや意思表示の確認をしていたとのこと。
■「感覚過敏に配慮する」
聴覚や触覚、嗅覚などの感覚に過敏性がある方も多いです。
Kさんが担当されていた方は
人に触られることが苦手だったので
その点にとても配慮されていたとのこと。
■「大丈夫？」と聞かない
自閉症の人は真面目で、手を抜くことが苦手な方も多くいます。
また、自分が疲れていることを認識していない方もいます。
「大丈夫？」と聞くと、
大変な状況でも「大丈夫です！」と
答えてしまう場面もあるとのこと。
そのため、Ｋさんは
「大丈夫？」という言葉は使わずに
「手伝ってほしいです・休憩したいです」などの
選択方式のメモも活用しながら
確認を取っていたそうです。
■「自閉症ではなく、その人自身を見る」
Ｋさんの言葉で印象的だったのが
「自閉症の○○さんではなく、その人自身を見ないといけませんよね」
「自閉症」という同じ障害でも、
一人ひとり全く特性が違います。
そこが自閉症の方への支援の難しさでもありますね…。
ですが、Ｋさんは、その方の特性に合わせて
分かりやすいように…
ときに工作もしながら、
さまざまな工夫をされていたそうですよ。
これは、Ｋさんが取り組んだ支援のほんの一部。
安心できる「働きやすい」環境があれば、
素晴らしい能力を発揮する自閉症の方達。
Ｋさんが担当していた方も、
Ｋさんが担当していた方も、
一度仕事を覚えると、
どんどん取り組んでいったそうです。
ただ、あまりに仕事ができるので
その方ばかりに仕事が集中してしまったとの事…。
そのことで、上司の方とＫさんが
一度衝突したことがあったそうです。
仕事の負担が大きすぎても
「辛い」「大変」などの感情を
表現できない方だったので…
Ｋさんが
「〇〇さんは、とても頑張っているんです。できるとやれるは違います」
と上司に言ったこともあるそう！
本当に素晴らしい支援員さんですね（涙）
「こんな方がいるんだ」と思うと嬉しくて
話を聞きながらずっと感動していました。
Ｋさんのような
理解のある支援員さんがいる職場なら、
自閉症の方も、きっと安心して働けるに違いないと思いました。
担当していた自閉症の方は
感情をあまり表さないタイプだったので
Ｋさんはずっと
「自分はその人から嫌われている」
「自分はその人から嫌われている」
と思っていたそうです…。
ですが、その方が卒業した高等部の先生から
「〇〇さんは、あなたのことをとても信頼していますね」
と言われて、とても驚いたとのこと！
なかなか感情を表に出すのが難しい
自閉症の方達。
Ｋさんのような理解のある支援者が
もっと社会に増えるといいなぁ。。。
いつも素敵な出会いに恵まれる
今回も、私の方がたくさんのことを教えていただき、温かい気持ちでいっぱいになりました＾＾
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