「クレイに精油って入れるの?
それとも入れないの???」
以前、『ロバート・ティスランド 来日セミナー復習会』でいただいたご質問。
これ、以前も同じ質問を手作りコスメ仲間の
『Risa』さんにいただいたことがあります。
リサさんはクレイパックに精油を入れたら、
少し刺激を感じることがあるそうです。
そういった場合は
入れないほうが良いと思いますが、
「入れるの?」「入れないの?」というと、結論としては
「どっちでもいい」
と私は思っています
アロマフランスは、
昔ながらの方法でクレイを美と健康に役立てるのが目的。
「クレイをペーストにする際、
他のものを入れるとクレイが本来持つ
“吸収・吸着作用”を弱めてしまうので、
入れるべきではない」という考えです。
クレイソムリエも
流れはアロマフランスと一緒なので、
「わざわざ入れる必要はないのでは」
という感じですが、
入れるも入れないも使う本人にお任せ
一方ICAは、
クレイペーストやクレイウォーターを作る際、
+αの素材として精油などを入れるレシピも学びます。
ICAのクレイセラピスト養成講座では、
レッスンごとにクレイの様々な利用法を学びます。
コンセプトは、
「あくまでも自然に軽やかに、
楽しくクレイを生活に取り入れていきましょう」
というもの。
精油や植物油をクレイペーストに入れたら、
もしかしたらちょっとはクレイの働きが
弱まるのかもしれませんが、
そのクレイが“強すぎる”場合は、
働きが弱まったクレイペーストくらいが
丁度いいと感じることもあります。
「クレイペーストに精油を入れた場合、
きちんと混ざりきるのか」という
ご質問もいただきました。
ICAの講座では、
「ある程度のかたさのペーストの場合は、
しっかり混ぜればクレイペーストが
“乳化剤”の役割を果たす」と学びます。
一方、
クレイソムリエとアロマフランスでは、
「クレイは混ぜると粘度が出て
塗布しづらくなるので、絶対に混ぜない」
と学びます。
混ぜないと精油は均等にいきわたらないので、
「精油は入れない」としているのは、
これも理由の一つなのかもしれません。
ちなみに私自身は、
普段クレイパックをする際、
精油は入れません。
クレイは「引き算」、
精油は「足し算」するものです。
クレイは身体の余計なものを
外に出してくれるもので、
精油は身体に入るもの。
クレイパックで余計なものを取ってから
アロマクラフトで作ったものを塗布したほうが、
効率が良いように思います。
ただ、たまに精油を入れることもあります。
それが、クレイを使ったヘアパックです。
クレイ10~15gほどに倍量の水を入れ、
はちみつやグリセリン(保湿剤)と
酸性のクエン酸など(pH調整)を少し足して
ゆるめのペーストにし、頭皮にパックしていきます。
最初ICAの講座で作ったときは、
正直期待値ゼロでしたが、
ビックリするくらい髪がサラッサラになったので、
それから定期的にやるようにしています。
精油を入れるとしても、
全量50gほどのペーストに1滴なので、
濃度としては0.1%ほどと極薄です。
が、1度クレイヘアパックにシナモン・カッシアを入れたら、
頭皮がピリピリしました
シナモン・カッシアはケイ皮アルデヒドを多量に含むため、
皮膚刺激に注意が必要な精油です。
「少量だから大丈夫」だと思いましたが、
頭皮はやはりそれだけ敏感ということですね。
先日はローズマリー・ベルべノンを1滴入れましたが、
この時は特に刺激は感じませんでした。
精油を入れるかどうかは割と気分次第ですが、
頻繁にではなく数ヶ月に一度くらいです。
そして、ビリビリすると嫌なので、
入れる精油も吟味するようにしています。
精油は濃いので、
心配な方は精油ではなくハーブウォーターで
ヘアパックのペーストを作ると良いですよ
アロマテラピーの復習会で
何故クレイの話になったのか、、、
詳細は忘れてしまいましたが、
クレイも自然療法の一つとして、
たくさんの方々に興味を持っていただけると
嬉しいです
◇ 「プチプラなのに内容もりもり」と評判の「クレイミニミニお話会」、次回は10月15日(金)の夜開催予定です
◇ 「やり方が分かりやすくて面白い」と評判の「セルフでクレイフェイシャルパックWS」、次回は11月20日(土)の夜開催予定です
いろいろお楽しみにいらしてください
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