アロマリラックス&リフレインセラピストカレッジ山口校です
「夏至の祈り舞」を奉納する際に漂わせる調香のご依頼を頂きました。
テーマが「薬師瑠璃光如来さま」。
お薬師様は、古来から医薬の仏様として信仰され、左手には薬壷(やっこ)をお持ちです。
薬壷の中には、生薬も入っていたそうです。
精油の学名の種小名に「officinalis」(薬用の)とあるものを選択肢の1つに挙げました。
officinalisは、薬用に用いられる植物の学名として命名されているので、
お薬師様のイメージにはまりました。
officinalis以外の精油は、古代から薬のように使用されていた植物の精油や
夏至に関わる植物の精油も選択し、完成した奉納香。
香りが漂う中での「夏至の祈り舞」。
そのお姿を拝見して気づきました。
アロマテラピーよりも古くから香りの文化は、世界中にあり、
神に祈るときの神事に使われたのが始まりました。
私は、先日、アロマテラピー発祥の地「プロヴァンス」に行き、
受け継がれている植物療法の本質や原点を観てきました。
今回、調香のご依頼頂いたことで、香りの本質や原点に気付かされました。
物事の本質や原点に「人の思い」が入っています。
「根源」が本質や原点にあります。
本質や原点が「軸」となり、何事にも目指すところの「支え」になります。
このようなことは教えて頂く事ではなく、「感じて気づく事」で
感じて気づく事がとても大切です。
頭で考えるのではなく、腑に落としていく作業は「経験」しかありません。
経験したことは「確信」に変わり、「自信」に繋がります。
そして、経験は「財産」となっていきます。
医療の中にアロマテラピーの導入をしたいという思いが
薬師瑠璃光如来さまに結びついたのかもしれません。
ご縁や導きに感謝し、これらの経験を仕事に活かしていきたいと思います。
有難うございました。