昨日は支援者のための

「トラウマ反応と『迎合』」クラス、

二期の2回目でした。

1回目では津田真人さんから

日本では「迎合」とひとくくりになりがちではあるけれど、

状況ごとに見てみるとだいぶ異なるニュアンス

にもなる反応や対応についてお話いただきました。
神経系だけで説明できないものであること、

皮質下や関係性までも網羅しての

「迎合」という概念。本当に深い!

という前提がありながならの2回目。

今回はメイン講師の糸井岳史さんから

「性犯罪加害者の『迎合』と

性犯罪の関連性について」

ご講義いただきました。

現行の性犯罪の加害者には処罰と反省を持って

罪の償いとなる。…という話やそのプログラムが

いかに再犯防止にならないか、ということを

「なぜ犯罪に、特に性犯罪へと至るのか?」

という、そもそもの視点からのお話に、

自分らしさを失うこと、奪われることが人に及ぼす

影響の甚大さ。尊厳を損なわれる体験がいかに

人を傷つけるのか。またその傷つきへのサポートのなさや

孤立、孤独感、無理解が人を犯罪へと向かわせるのか。

 

いろいろな意味で私自身も無関係ではないテーマ

であることを思いました。

ある方が自身も被害者であり加害者でも

あり得るのだということをお話されていて、

まさにと、共感です。

愛着や関係性、存在への否定。

加害者、被害者、支援者それぞれにある活性と解離。

本当のことを知りたくない、感情や傷つきに

目を背けていた方が楽などの回避も

またそれぞれに起こり。

こうしたことが複雑に交差して

癒しや再犯防止への取り組みが阻まれることがあるのだ、

ということも見え、本当に根深いけれど、

だからこそみんなで一緒に学び、

理解を広げていきたい課題であるとも思いました。
(“みんなと“という点で、また共同体についても

深掘りしていきたいと思っています)

深いテーマを明快にポイントを押さえて

お話くださった糸井さんの講座、

本当に素晴らしかったです。

後半の熊谷 珠美さんとのクロストークでは

被害者と加害者の間にある決定的なズレや、

真の謝罪や再犯防止には何ができるのかなど

30分に詰めていいのだろうかという内容。


皆さまからのご質問も充実で

あっという間の二時間半でした。

語られた濃さと時空がおかしかったような⁇😂✨


糸井さん(写真左下)、珠美さん(写真左上)、

素晴らしい講座をありがとうございましたー👏

津田真人さん(写真右下)

Kee(写真右上)



グループの皆さまもありがとうございました!

ぜひご感想お待ちしております〜!

 

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