逆トラウマの研究。すべての子どもと元・子どもが幸せでありますように♩
GWですね。明日は「子どもの日」ということで今いる子ども達と、元・こどもの皆さん(つまり人類!笑)に向けて「子ども時代の幸せな体験がその後の人生の支えにもなる」という素的な研究をご紹介したいと思います。その研究はProtective and Compensatory experiencesといい、頭文字を取って『PACEs』とされています。日本語にすると保護的・補償的体験となります。ここ数年のトラウマ知識の広がりと共に、『ACEs』という幼少期の逆境体験が及ぼす影響の研究については、だいぶ取り上げられているかと思います。今回の『PACEs』はその逆の研究です。子どもにとっての良い・すばらしい体験がどれだけその後の支えになるか、についてを調べたものです。記事の下部に10個の要素を書いてみましたのでぜひチェックしてみてください。この研究について書かれた本があるのですが、読むと、人生の中でどのようなつらい出来事があったとしても、それを打ち消すような、温かであったり、力になるような出来事(体験や人、出会いなど)もあれば人はまたやっていけるのだ。ということがみえ、そこに希望も感じます。人は「自分は愛されている、大丈夫だ、信頼できる、楽しい!できた!」などの体験を重ねることで、本来持つレジリエンス(回復・再生する力)がより発揮されていくのです。そう考えると、私たちも、自分が「環境側」としてできることもたくさんありそうですね。私もPACEsな体験を思い出し、そのときの感覚をもう一度味わってみたいと思います。==========================PACEs :小児期の保護的体験【関係性の要素】a,親(または他の主たる養育者)からの無条件の愛b,親友がいるc,ボランティア活動d,社会集団の一員であるe,家族以外の大人からサポートを受けられること【資源の要素】f,充分な食料と清潔で安全な家g,良い学校、教育体験h,夢中になれる趣味i,スポーツ(団体でも個人でも)j,規則正しい日課と公正で一貫性のあるルールをもつ家族の一員である小児期の逆境的体験と保護的体験――子どもの脳・行動・発達に及ぼす影響とレジリエンス ー明石書店よりあなたには、どのような体験がありましたか??楽しいGWをお過ごしください♩=========================〇セッションのお問合せ・お申込みはこちらからお願いいたします。>>AROHAM〇メールマガジン『Joy of LIFE.』のご登録はこちらからお願いいたします。>>※ご登録はPCアドレスでお願いいたします。携帯アドレスの場合、届かないことが多いようです。=========================