さて、そろそろ迷走劇を振り返ろうじゃないか・・・。
 

8年間勤務のうち3回出産と育児休業、

育児と仕事の両立と、ポッキリと挫けるに至るまで。

 

<その1 結婚~就職まで>

それまで東京でバリッバリ働いていて

結婚して田舎に越してきた私には

子供を産んだからって

女性だけが仕事をやめなければいけないなんて

意味がわかりませんでした。

 

自分ならできる、やってみせて後輩の選択のためにも足跡つけるんだ。

そんなロックなキモチを持って

育休実績ゼロの製造業に就職することになります。

 

思い出せば、まず。

結婚しただけで、私は誰かの持ち物のようになったような

自分のアイデンティティが薄れるのを感じます。

 

「さいとうさんの奥さん」

旦那の田舎なので、当然そう言われることが多くなって。

 

就職活動中にも、あろうことか派遣会社のスタッフから

「さいとうさん、結婚したんだから、おうちで遊んでれば~?」

と言われたりします。

 

そこに私がやりたいことがあったかもしれないのに

結婚しただけで、まっすぐ自身を見てもらえなくなる

膜みたいのができてることに気づくのです。

 

いや~

8年経っても、あの派遣会社のおっさんの言葉だけでは忘れられないよねえw

結婚ってこういうことなんか、と衝撃をくらった一言でした。

 

まあ。確かに採用する立場だとすると

結婚したての女性には、いつ出産だっていって辞められるかわからないな

って思うのは当然だよね。

 

だから私は面接の時に、はっきりとこう言いました。

「30歳までに3人産みますが、必ず戻って仕事を続けます。」

「御社に育児休業制度取得の実績を作ります。」

 

面接官はグループリーダーと部長。

二人とも結構びっくりしていましたが、面接の感触としては悪くない感じ。

 

最初、グループリーダーの判断で一度不採用となります。

「出産が前提となると、教えてもすぐに居なくなるのはちょっと・・・」

みたいな理由だったと思います。

 

しかし、後日また電話がきて

部長がその判断を覆して、返り咲き採用になるのです。

 

「将来の新入社員のためにも、新しい実績を作っていってほしい」

そう言ってくれた部長は、今その会社の社長です。

 

すごく恩義があって、辞める時には

”会社で働き続けることはできなくなったけど、別の形で恩返しをする”

ということを社長に約束しました。

 

さて。

そんなこと25歳の私は思いもしなかったでしょうけどね・・・。

 

 

■その2(妊娠~第1子出産まで)

http://ameblo.jp/army-noti-hare/entry-12208554140.html

 

■その3(はじめての職場復帰~第3子出産まで)

http://ameblo.jp/army-noti-hare/entry-12277686072.html

 

■その4(3人保育園でフルタイム突入)

http://ameblo.jp/army-noti-hare/entry-12287444509.html

 

■その5(再び時短に変更~退職の決断)

http://ameblo.jp/army-noti-hare/entry-12290763941.html