『逐玉 Pursuit of Jade』
2026年 3月〜 中国 全40話予定
監督 曾庆杰(曾慶傑)
出演
樊长玉(樊長玉)→田曦薇
谢征(謝征)・言正→张凌赫(張凌赫)
騰訊視頻・愛奇藝・Netflixで同時配信して、どれもジオブロなしで日本から観られるのは初じゃないかな。相当力を入れてるのか、大陸日本間の配信形態が段々変わって来てるのか謎だけど、なんというかありがとうございます笑(NetflixはWBCと被るので愛奇藝で視聴します。)
ネタバレ 第1話~第5話。
元々、主演二人の顔面は強いんだが、この作品で更に美しく見えるのはこの監督だからかもしれない。過去作の造形も概ね美しく、視聴者の心を掴む演出はいちいち要所を押さえている。
豚を捌いて肉を売る長玉は、男にも引けを取らぬ力持ちで武術にも長けている。生活は苦しく金はないが、妹の面倒を見ながら両親の残した店や家を守る健気な娘である。
長玉には、幼い頃から父親が援助していた宋硯という婚姻を決めていた男がいたが、散々金をむしり取ったあげく、禍を呼ぶと占われるとすぐに約束は違えられてしまった。宋硯の母親にも問題はあるが、なんだか煮え切らない男で気に入らないな、、、
裏切られてもくよくよせず逞しく生きる長玉は、あるとき雪に埋まった瀕死の謝征(言正)に遭遇するが、自分に病人を養う余裕はないと葛藤しながら一度は見て見ぬふりをする。
その後、呪文のように「回家吧回家吧」を繰り返し、それでも「我来救你了ーー!」と踵を返して救いに向かう長玉には可愛すぎて笑った。ここで瀕死の人間を見捨てることは彼女の良心が許さず、189㎝もある大男をおんぶして家まで連れ帰った長玉が「豚を捌いてあなたを養う。」と繰り返し口にする姿は実に頼もしく、この先に楽しみしかない。
周りの友人や趙夫婦、そしてこの村では権力を持つ王捕頭に支えられながら、敵ばかりでない長玉の環境にも安心感がある。
1話最後の張凌赫ヤバくね、儚さと透明感の極みだよ。
綺麗なお兄さんにポーっとしているまんまるお目々の田曦薇も相当なもんだけど。
可愛いすぎやん笑
謝征は戦の過程で傷を負って瀕死だったわけだが、どうやら軍を率いて数々の戦を制してきた武安侯という、いわゆる貴族階級の人間である。長玉には身分を偽って言正と名乗り、実際は皆の英雄で軍を率いる将軍という点で、少女大人での役柄と被るところがある。正体を知らぬ長玉が謝征を敬愛している姿を見せる流れも少女大人と同じく妙であり、先が楽しみでしかない。
朝廷では亡くなったことにされているが、オジ達の誰が敵で誰が味方なのか今のところは分からず、四方からその行方を捜されている。敵国との戦と思いきや自国の敵に嵌められたのかもしれないね。
一旦、身を隠さねばならない謝征は、ちょうど樊家の財産を奪おうと現れた伯父の存在に煩わされていた長玉と利害が一致し、婚姻を結ぶことになる。
つづく
追記ネタバレ 第6話~第7話。
以前、伯父に雇われて権利書を漁っていたチンピラ四人組が、別の雇い主の命で再び長玉の前に現れる。よくよく中身を知れば、チンピラも性根が腐っているわけでなく、家族のためにやむを得ず悪事を請け負って銭を稼いでいたことが分かる。
長玉の人格に引っ張られ、一気に素直で善良な部分が露わとなったチンピラ四人の人生が、この出会いによって光に導かれるのかと思ったらなんだか胸が熱くなったよ。悪事の仕返しに向かう長玉へ、頼まれずとも護衛のようにして付いて行く姿が実に愛しかった。
長玉は、誰に頼ることなく自身の力で立ち向かうその心が逞しく、そこが周囲を惹き付ける要因でもある。
このように人間性が高く肝の据わった長玉が、ただの肉売りの娘ではないことは薄々分かっていたが、おそらく山賊に命を獲られたという父親は将軍、もしくはその片腕か何かだったんじゃないか。父親と、謝征の回想に登場した賀将軍とは顔面が違うため、賀将軍ではないんだろうが、戦術は共通したものがありそう。
ほどなく伯父が何者かに命を獲られる事件が発生する。そのせいで疑われた長玉は囚われてしまうが、同じ頃、謝征も謎の黒づくめ集団に命を狙われていた。
次から次へ現れる刺客に、治りかけた身体は再び傷だらけとなるが、長玉と寧娘を逃がすことを優先し、本人は命が尽きることも覚悟はしたんだろう。しかし視聴者の期待通りに戻って来た長玉が再び謝征の命を救う。喰われそうになっていたあの伝書隼も鳥とは思えぬ賢さで、その一端を担う。
このように出会って間もない期間で、同じ境遇の二人には互いしかいないと思わせる強い繋がりが既に生まれているが、これが全く不自然に感じないのは描写の美しさと演出の妙なんだろうと思う。役者を美しく見せる腕がどこか卓越している。
玄鉄死士と言われる刺客集団は魏家に属しているようだが、謝征を狙ったのでないなら、長玉の父親が何か関係してるんだろうか。魏って、亡くなった謝征に称号を与えることを渋っていた丞相で、回想では謝征が舅舅と呼んでいたイケオジだよね。コイツが黒幕で、謝征と長玉に共通する親の仇なのか?あれだけイケてるならただのモブでは終らなそうだし。
あの人形劇がこれから起こる出来事なら、いずれ長玉の出自が明かされて二人で戦場に就くことになるんだろうが、それまでに築かれる強固な絆までの過程が楽しみ。口にせずとも互いを思いやる姿に今でも既にときめいているけど笑
追記ネタバレ 第12話~第13話。
浅姐が過去の出来事でトラウマ級に恐れている仮面の男が齊旻で、地下に隠している息子の寶兒は、おそらく齊旻との間の子か、、、現在は風貌や声を変えているため確証はないが、当時の感覚を呼び起こす禍々しい気が浅姐を焦燥させている。
一方の齊旻は、ひたすら浅姐とその子供を捜していたようだが、この執着は生半可ではないね、ただしねっとりとした視線が鄧凱だとどうも面白さが勝ってしまうな笑
このねっとり齊旻が酒楼に居座ることに耐えれられぬ浅姐は、ひとまず偽の夫として謝征を借りることにする。今や長玉の願いは一つたりとも断れない謝征おもろい笑
この齊旻が米商人を名乗って、そこら中の食糧を買い占めているため、長信王の侵攻を食い止めている魏宣率いる軍の元へ送る食糧が不足している。この話は既に謝征の耳に入っていたため、齊旻と対面し、商談と見せかけ敢えて自身の身分を晒したように見えた。
以前、謝征が謹州の件を調べ始めたことについて、魏相の推測では、そう仕向けた何者かの存在があると言っていた。どうやらその何者かが齊旻だったようだね。
続けて齊旻が、父王は自分を気に掛けたことはない、どうせ世子の地位は随元青のものだ。と言っていたことで、齊旻が随家の息子だということが分かるが、脳内では随家ってどこよ?となっていた。
後に、魏相にも謝征が謹州の件を調べるきっかけとなった何者かが、長信王側の者だったことを知らされる。
「随家は私の計画を壊そうとしている。」魏相のこの言葉で、なるほど、随家の主がすなわち長信王で、齊旻はその息子なのかとなる。ただし齊旻は、自分を顧みぬ父のために事を起こしているわけでなく、謝征を自分側に付けて利を得ようとしているだけである。その勢いでいずれ随家の跡取りも狙っているのかもしれない。なにしろ目下夢中になっていることは、浅姐とその息子を手に入れることで、さほど政権争いに興味はないんだろう。あの咳が気になるところだが、心を寄せた途端、昇天とかいらないから、、、
それにしても、謝征へ探りを入れに行った齊旻の手下が全てを俯瞰的に把握していることが謎でしかないのだが、何でそんな詳しいんだっけ笑
一方の謝征は、自身の目的を密かに進めながら、樊家で若夫婦とその娘(寧娘)のような風体で穏やかな日々を送り、完全に心地良くなっている。
政局が騒がしくなりつつあり、ここを去る日も近付いているが、そんな様子は一切見せず、店を手伝えば娘衆にキャーキャー言われる日々を3人(+趙夫婦)寄り添い絆は深まるばかりである。それでもいつか去って行く未来は変わることなく、夢のような時間は儚く終わってしまうんだろう。鍋をつついて新年を祝う皆の笑顔は眩しいのに、なんだか心にはすきま風が吹く。
つづく
追記ネタバレ 第14話~第15話。
新年を祝った記憶があまりにも遠く、その感覚も朧げだった謝征にあの時の温もりがよみがえった日、貰った赤袋の中身はやはり銭だった笑
ニアミスにニアミスを重ね、未だ夫婦らしい繋がりは皆無だが、互いを想う距離は着実に近づいている。
浅姐に仕組まれ、いずれ去って行く謝征の子だけは残せる機会を得て、一応、長玉なりに誘ってはいたようだがそこまで本気でもないんだろう。長玉なら、去って行く男に縋りつくことなく、潔く吹っ切って逞しく生きていけそうである。それでも去って欲しくない気持ちはきちんと伝え、それが望んだ反応でなくとも受け入れる準備はあるのだと思われる。帰ってくるよね?という問いに何も言えぬ謝征を窺う長玉の目にその気持ちが見える。
逆に戦略以外で脳内を悩ますことのなかった謝征は、手放すことを惜しんで別れまでの日々を悶々と過ごす。「ここを去れば再び会うことは困難になるよ。」「留守中に謝家を守ることの出来る強い女性が必要だろ。」などの公孫鄞の言葉が脳内を駆け巡り、連れて行こうか、しかし連れて行けば自由を奪うだけだから、この無限ループで、普通の人間さながら長玉の存在が大いに謝征の心を悩ませている。
これひょっとして、このまま連れて行っちゃうんじゃないんだろうか。こんなに心を寄せてしまったら、自分に言い聞かせることより手放したくない気持ちの方が勝ってしまいそう。
同じようにして公孫鄞も、長公主と李懷安(李太傅の孫)の婚姻をそのまま傍観するしかなさそうだが、その李懷安の謎めいた立ち位置は、謝征や賀将軍と同じく、国を守るための大義を持ち悪事などとは無縁だったようだ。李太傅の言うことが事実なら、全ては魏相が元凶であり、16年前から皆がこの悪事に巻き込まれている。それでも人物像の見えなかった李太傅がやけにまともに思えたため、そう簡単なんだろうかと少し疑っている、、、
戦の緊張は高まり、長信王へ到底歯の立たなそうな魏宣が、足りない食糧を百姓から徴収する暴挙に出て、庶民にも混乱が生じ始めている。戦はもう目の前。
そして今回、祖父が言いかけた過去の事情が明かされる。長玉には、父親が国を背負ってきた一端だったとまでは分かっていないが、この事情を謝征は既に知っている。となると敵は同じ魏相となるため、事実をいつ明かすかで共に進むのか否かの未来は変わってくる。
ほどなく浅姐の酒楼が貶められる事件が発生するが、これもおそらく今にも始まるガチンコ戦の波紋の一端なんだろう。浅姐の命は齊旻が居座っている以上、心配はないとおもうが。今回は、齊旻の本名が随元淮という情報をゲットした笑
長子の立場で父親に期待されていないのは、おそらく病が関係しているんだろうが、ひょっとして命が短いのを知っていての、このヤケクソ人生観なんだろうか、どこか突き抜けすぎているよね笑
ラッキーなだけの現世報でもないような壁ドンの衝撃で、外灯が揺らいで雪が降り注ぐ演出は、一番距離が近付いた動揺をスローで表現してより効果を生んでいた。
おお、超えたねぇ。
Netflixで華ドラがランキングに入ったの初かも。
つづく
追記ネタバレ 第16話~第17話。
長信王跡継ぎの随元青がどんな奴かと思えば、クズじゃねーか笑
魏宣が足を引っ張る中、随家の策略で西固巷は乗っ取られる危機に陥り、一気に戦火が降り掛かる。
暴民と化した百姓を扇動して殴り込んできた者達を収めるため、謝征と共に囚われた県令を救い出すことになった長玉だが、あのしょうもない県令を助ける意味あったんだろうか、、、県主に恩を売れたことだけには価値がありそうだけど。それでも着実に準備していた謝征のおかげで、百姓の暴走を収め、随元青を手負いとして城から追い出すことに成功する。賀将軍とは言わずとも理解し合う謝征だが、そこに加わるほどの状況判断力を持つ李懷安は、これからも頼りになりそう。
ただしこの過程で随元青との絡みのあった長玉は、豚扱いの平手打ちで「おもしれー女」をいただいた上、謝征の弱点ということも知られてしまった。崖落ちしたものの、おそらく命は落としてないと思われるこのクズに、これからも長玉が執拗に追われるかと思うと気が重い。劣等感の塊である魏宣に命を狙われる謝征も気の毒だが、イマイチ魏相の考えていることが謎だな、幼い謝征へ期待を抱き育ててきた情をそう簡単に捨てられるんだろうか。魏相の妻が、跡継ぎが生きていたと喜んでいたんだが、魏家は謝征に継がせるつもりなのか?
緊張感の続くなか、随元青を追い立てる前の、「老地方見」でちっとも通じていないのが笑えるが、その場所が正解だったのは、おそらく一生懸命考えたのちに謝征を拾った場所だと見当を付けたんだろう笑
そんな長玉の思考回路などをのんびり考えていたのに、二人が会話を始めた途端、事態は急変する。
え、、、ケンカ別れなんですか、、、
こんな唐突に別れが来るとは予想外だったが、目の前に戦火が迫った以上、謝征は自身の責任を果たすために帰還せねばならない。いつもながら長玉は、謝征の持つ目的を優先し、無理に引き留めずに関係の清算をしようとしているが、それが突き放されているように感じる謝征はただ悲しかっただけなんだろう。売り言葉に買い言葉で思ってもないことを口にする姿はどこか虚しい。
今や張凌赫の强吻は定番となっているが、ジレンマの中で荒々しく唇を奪った後の謝征の告白は、必死で自分の想いを飲み込んで送り出さねばならない長玉にとっては逆効果となる。
このようにして、互いに憂いを残したままの別れには侘しいものがあるが、気持ちまでが離れたわけではない。未だ謝征の正体を知らぬ長玉は、悔いを残したまま徴兵された夫の安否に心を痛める日々となる。
村の男衆は、愛すべき舎弟四人組や趙大叔も軒並み徴兵され、視聴者にとっても辛いところだが、無事帰ってきてくれたらそれでいい。落ち込んでいても、託された舎弟家族の面倒を見ながら残った趙夫人や寧娘と寄り添って、これまで通りどうにか生き続ける思いは手放さぬ長玉が、どこまでも頼もしい。
浅姐と寶兒だけは西固巷を去ることになるが、どのみち齊旻に捕まってしまうんだろう。使者を殺め、親父の命は全然聞かないのな、この人笑 狂気の沙汰だが想いは一途。
その脇で「え?その傷、樊姑娘にやられたの?ねえねえ」という公孫鄞の緊張感の無さが、重苦しい雰囲気を緩和してくれる貴重な存在だと思うよ笑
つづく
追記ネタバレ 第18話~第19話。
予想を超える西固巷の殺戮に震えた2話。
清風寨に住まう山賊を唆し、意気揚々と現れた随元青の目的は、武安侯の弱点である長玉を手に入れること。そのためだけに夥しい血を流し無辜の命を奪う。
表現する言葉が見付からないくらい地獄絵図の中、意地悪代表だった康婆の死に様に胸を抉られる。奪われてばかりの身内の中で一人残った小虎と、生まれた頃から知る寧娘を守って逝った康婆は、意地悪に見えても人として一番大切なものは持っていた。それが長玉にも分かっていたから、康婆の再三の意地悪にもどこか受容している様子が見えたのか、と今となっては思う。
隠せるだけの村人を地下へ隠し囮となった長玉は、たった一人で男衆の前に立ちはだかり激しい戦闘を行う。崖の先端まで随元青に追い詰められ、辱められるくらいなら死を覚悟して落ちてゆく表情には、その自分を誇るような美しさがあった。長玉にはその精神にも肉体にも勿論顔面にも欠点が見付からないわ、、、
この知らせを受けた謝征が長玉の捜索に使うのは、鳥とは思えぬ賢さを持つ伝書隼だが、毎度期待を裏切らずいい仕事をしてくれる。
隼を必死に追い、蔦に引っかかった長玉をみるやいなや、その表情は武安侯から夫が妻を思う表情に変わる。大事に繰り返し布団にくるみ、変わり果てた長玉の姿に心を痛めて涙する謝征には、その芝居からとびきりの愛が見えたよ。
献身的に癒した謝征のおかげで、ほどなく長玉は目を醒ますが、謝五を敵と勘違いしてその場を飛び出してしまう。いやそれは君の愛する男の手下だよ、、、というじりじり感が襲う中、再会した謝征は面具付きであり、存在に気付かぬすれ違いが更にじりじり感を誘う。
とはいえ事情を知らない長玉の立場では、このくらいの警戒心を持たねばこの先、生き延びてはいけないだろう。
「待っててなんてよく言えるね。」この言葉と嫌悪感に満ちた長玉の表情を最後に別れた謝征は、これ以上嫌われることを恐れて面具なしでは対面出来なかったのだと思われる。林安鎮で過ごした日々の中で確かに心の通った瞬間はあったはずだが、今ではその確証も揺らいでいる。
正体を隠せば長玉の真意を知れるという思いで、あの状況ではまるで見当違いの問いばかりを繰り返す謝征の姿に、冷静になれば長玉も気付けたかもしれない。ただし敵だと勘違いする長玉が真意を晒すはずもないよね。ともかく今の状況はそれどころではなく、自分が夫に送った発帯が自身の髪に戻ってきていることにも気付いていない。
一旦、長玉の無事を確認した謝征は、そのまま正体を明かさず、長玉の行方を捜索中だった李懷安へ委ねた格好となる。賀将軍に託された姉妹の命はどこまでも遵守する李懷安の義の堅持には安心感がある。
村へ帰れば、幼い頃から慣れ親しみ、支えとなってくれた大事な人々はほとんど命を奪われ、待っていたのはわずかに残った村人のみ。それでも趙大娘が生きていてくれたことにはまだ救いがあった。
この悲惨な状況でも、思いやりを失わず懸命に村人の墓を建てる長玉には胸が痛む。寧娘の行方も分からず、崩れ落ちる姿は苦しすぎたが、くよくよ留まらずに、寧娘を見付け出すための歩みは決して止めない長玉は逞しく眩しさしかないよ。
その寧娘は、清風寨の頭の妹、十三娘に拉致られて随元青と合流していた。寧娘の存在は、武安侯を貶めて長玉を手に入れる格好の材料となり、大喜びする姿が心底憎たらしい、、、水筒を渡して水を飲ませる優しさはあるのかと思えば、水汲んでこいよ、俺用の、とか言っちゃってるし、我らが寧娘を怖がらせて悦に入っちゃってる。悪戯を覚えたての子供かよオマエは。
反面で、十三娘の人格には少し期待している。兄を奪われ復讐の鬼と化しているが、話が分からない人間ではなさそうだし、寧娘を大事に扱い、愛らしい謝謝姐姐に既に絆されている。
清風寨山賊の100倍もの戦闘力を持つ血衣騎を以てすれば、寧娘を捜し出し、奪い返すことは容易に出来そう。
一方の浅姐は、齊旻の狂気に付き合わされる日々をどれだけ送らされるのかと思うと不憫でしかない。やっと家族が一つになったと齊旻だけは満足気だが、このまま狂人で終わるのかなこの人、、、弟の随元青と睦まじそうにしていた姿も、それが真意でないのは明らかで、いずれ後ろからサックリ刺してきそうな狂気がある。
随元青を演じる林沐然が、卑劣な行動ばかりでごめんなさいって動画で謝ってたのおもろい笑 悪役にやりがいはあってもそのイメージの払拭は必要なことかもしれないね。
つづく
ここで出会った老人は、弟子を捜していたところを役人に捕まりこの地へ送られたようだが、やけに博識が高く魏相を知る素振りがあったため只者ではないと思っていた。
どれだけ絶望しても、食べて寝るという基本を怠らず生き続けることが家訓である長玉は、こんな場所に送られても他人への思いやりを忘れない。老人も長玉も未だ気力は失っておらず、なんだか意気投合した二人がゴミ連中に絡まれたところへ、背面から現れた舎弟四人組の姿に歓喜する。
ここにいたのか!なんという運命!
顔馴染みの姿を見た途端、わんわん泣き出す長玉の安堵は実に分かり味深く、林安での惨事を知らされた四人は、打倒随元青のもと団結は更に深まることになるが、そこに知り合った老人も参入するのだと思われる。
この博識老人が、おそらく謝征と関係する人物だと見当を付けていたため(ドラマの大半はこのパターンだから笑)、ここに至るまでに当てはまる人物を巡らせているうちに、その口から九衡という名が出た瞬間、アッとなる。この老人は公孫鄞との会話に出ていた陶老頭なのだな。だとすれば、謝征と長玉の再会に澱みが出てもめちゃくちゃ頼りになりそうだ。
随家では、浅姐も加えた3人で過ごすことも許され、嬷嬷に感謝しかないが、イマイチ齊旻が何を考えているのか分からない。
随元青に接している顔は確実に偽物で、21話最後の侍衛同士の諍いも、弟を油断させるための茶番なんだよねきっと。
個人的に、浅姐や寶兒への狂人っぷりも元青を油断させる芝居であって欲しいが、今のところは妄想でしかない。長く側にいる嬷嬷があれだけ賢明なら、齊旻の人格もそれなりに成熟するはずなんだよね。
そもそも齊旻が現皇帝と同じ名字なのは、長信王の血縁ではなく皇帝と何か関係あるんだろうか。そのせいで世子の地位は元青のものになってるの?
今回は出番の少ない謝征だが、随元青からの煽りをくらって怒りは頂点である。囚われた寧娘を救うため、賀将軍への協力を求めた謝征がその身を救う日は近い。姉妹とその父親の事情についての詳細は、賀将軍にとって今は語るときではないらしい。
気になったのは、少し前に、長玉が趙大叔へ託した言正への風呂敷が手元に届いたことだが、舎弟四人組と共に連れ去られた趙大叔が謝征の軍営に現れたということは、長玉と謝征はもしや同じ場所にいる、、、?
つづく






























































