オリーブの木を自立手段に
ワインづくりで成功した栃木県足利市の知的障害者厚生施設「こころみ学園」を手本として、小豆島の土庄町にある知的障害者通所授産施設「ひまわりの家」が、オリーブで自立と収入の安定を目指そうとしている。ひまわりの家は、18年4月の障害者自立支援法により、オリーブ栽培に乗り出し、所有畑約50アールで150本を育てている。
収量を増やすために、ボランティアと通所者で今年は5000本の挿し木したが、こうした動きを支援しようと、大阪府四條畷市在住の赤木一朗さんが、畑地約18アールを購入して提供、瀬戸内オリーブ基金でオリーブの苗木約200本を入手して事業に協力する。
苗木育成からオイルや新漬けなど製品加工までの一貫した生産する。収益が生み出されるだけでなく、野外の作業は障害者が生き生きするとしている。
今年小豆島は、オリーブ植樹100周年を迎え、少し活気付いているが、こうした動きが相乗効果となるよう期待したい。地方は一つの強みを徹底的に生かすことが大事だろう。
今年もまた2度ほど小豆島に行こうと考えている。昨年と一昨年植樹したオリーブの木の成長が今から楽しみだ。
より実用的な安全運転支援システム
国土交通省では、平成20 年3 月より、国内の全ての自動車、二輪車メーカーが参加して、車同士の通信を利用した安全運転支援システム(一部のシステムは、車車間と路車間の連携システム)の実用化に向け、栃木県、神奈川県、愛知県及び広島県の公道(一般道路、高速道路)において実証実験を開始する。
本実証実験は、すでに実用化が進んでいる自律検知型安全運転支援システム(車載センサーで検知した情報を用いて安全運転を支援するシステム)では対処困難な見通しの悪い場所における追突事故、出会い頭事故、右折事故、左折事故等を防止するための安全運転支援システムを対象としている。
ASV(Advanced Safety Vehicle)先進安全自動車の実用的開発が、交通事故を軽減させるが、最終的には使う人の安全性意識に負うところが大きい。いくら最新鋭の装備をしていても、安全性意識が低ければ事故は起こることは、イージス艦の事故が証明している。
嬉野温泉名物の温泉湯豆腐もどき
唐津の川島豆腐のざる豆腐は豆本来の味が濃厚でいつも満足するが、嬉野の温泉湯豆腐は豆腐嫌いの人も食べたくなる味だろう。豆腐はふわふわと淡雪のようで、口の中に豆腐の甘味やうまみが広がる。嬉野の温泉水が、豆腐のたんぱく質を分解し、とろりとろりとした豆腐に変身ささせる。
温泉の成分分析で、その中に含まれる炭酸が豆腐の蛋白質を分解させることがわかった。そのことを知ったので、早速豆腐を買ってきて試してみた。いつもの昆布だしに炭酸を小匙2杯入れると、確かに豆腐がとろりとろりと溶け始めてくる。少し不安もあったが、口に入れるとうまみと喉越しも満足のいくもので、病み付きになりそうである。炭酸の量を何度か試して自分に合う味をつくっていこう。いつもの湯豆腐も大好きだが、この味も良い。また豆腐の楽しみが広がった。
行きはよいよい、帰りは・・・
地酒の酒蔵見学、その地酒とカニ料理の相性研究、伝統的美術鑑賞のため、40数名を引き連れて香住まで日帰り同窓会を開催した。雪深い蔵元で絞りたての原酒を試飲し、酔い覚ましに近くのお寺で襖絵を眺め、海辺のホテルでカニ料理の宴会、帰りのバスの中での日本酒反省会と、唯の移動飲み会だったのかもしれない。
唯の飲み会と違うのは、酒蔵もホテルもお寺もオーナーが会員の知人友人で、いろいろ特典があったことだろうか。
朝、西宮の芸術文化センター前を出発、西宮北道路、中国自動車道から舞鶴若狭道、途中西紀サービスエリアで休憩し、北近畿豊岡道で和田山、ハチ北を経由して香美町の香住鶴の福寿蔵に着いたのが昼の12時すぎ。同じ兵庫県なのにずいぶん遠い。瀬戸内と日本海の気候に違いには驚かされる。
香住鶴の福本社長に、3年前に作った最新鋭の酒蔵を案内してもらった。香住鶴は城崎温泉等但馬地方で知名度も高く、レベルの高さで首都圏近畿圏の都市部でも高評を博している。和食のブームとともに、近年欧米にも輸出を増やしている。低迷する日本酒業界の中で光っている蔵元のひとつだ。工場の至るところに最新鋭ならではの工夫のあとが見られる。37年のキャリアの杜氏宅見さんが注いでくれた絞りたての原酒は、程よい炭酸、味香りとも申し分ない。なかなか味わうことの出来ないものだ。
ほろ酔い気分で近くの大乗寺の山門を通抜けると、真言宗のお寺だけに何故か身が引き締まる。拝観入口に、酒帯の人は入館禁止と表示されていたが大半の人はお断わりされるはずだが、難なく入場を許された。大乗寺は応挙寺とも呼ばれ、江戸中期建築の客殿13室には、丸山応挙と弟子の筆になる障壁画165点がありすべて重要文化財に指定されている。応挙が修行中の貧しいころ、当時の住職が学資を支援した縁で、応挙が恩返ししたとされている。特に応挙の老松孔雀図、応瑞の遊鯉図には酔いもすっかり醒めてしまった。
大乗寺から竹野浜海岸まで雪道を走り、奥城崎シーサイドホテルに着いたのは午後2時過ぎ、岩井社長以下の出迎え受ける。岩井社長は大学の同窓で、大阪の食文化研究会のメンバーでもある。竹野浜の海を観ながら、皆早速カニ料理に没頭。カニ料理の場合、酒も会話もあまり進まない。皆ひたすら目の前のカニと格闘。格闘が終了してホテルを出発したのが午後4時過ぎ。竹野浜海岸のみごとな波の花を見ながら雪道を引き返した。
和田山近くから吹雪状態で、車外に出た瞬間からだが真っ白、久々の経験だ。播但道が閉鎖された影響で周辺道路は大渋滞で、西宮に帰り着いたのは午後9時過ぎ、お陰でバスの中の日本酒はほとんど飲み尽くされてしまった。しかし、全員ケガもなく無事帰還できたことはありがたい。
安政の大地震で亡くなった藤田東湖
安政の大地震 は、江戸で1855年11月11日(安政2年10月2日)に発生した。当時著名な学者の藤田東湖は、一度は脱出するが、火鉢の火を心配した母親が再び邸内に戻ると後を追い、落下してきた梁から母親を守り、母親を脱出させることに成功したが、自らは力尽き下敷きとなって圧死した。阪神大震災でも知人が数人、建物の梁で命を落としている。
藤田東湖は幕末
に活躍した水戸藩
の政治家
で、水戸学
藤田派の学者。徳川斉昭
の腹心
として戸田忠太夫
と武田耕雲斎
とともに水戸藩の三田と称された。特に水戸学の大家として著名で、全国各地の尊皇志士
に大きな影響を与えた。もし生きていれば、初代総理大臣藤田東湖、大蔵大臣山田方谷が理想ともいわれたほどである。
時として天災や人災で有為な人物を失うことがある。
情報伝達の致命的遅れ
阪神大震災の情報伝達と対応の遅れから、内閣の危機管理を統括する危機管理監を設けているが、今回の情報伝達の遅れは致命的だ。事故後、抜本的な見直しに着手するとしているが、過去の教訓が全く生かされていない現状を見るとにわかには信じがたい。
イージス艦衝突事故は、19日午前4時7分に発生。内閣危機管理監や、緊急事態発生時に直ちに報告すると義務付けられている内閣情報調査室への報告が事故発生から約1時間40分後(午前5時50分)だ。政府はこれを受け、5時55分に首相官邸内の危機管理センターに情報連絡室を設置し、福田康夫首相への連絡は連絡室ができた後の6時だった。防衛省の危機管理能力の欠如が新たに露見した。事故の原因にしても、イージス艦が回避義務を怠った可能性が大だ。発言も流動的で確定するのに時間もかかるだろうが、それにもまして事故後の対応の悪さは大問題だ。
危機管理を統括するはずの危機管理監制度も、屋上屋の何者でもないことになる。機能しない組織をそのままにして、新しい仕組みと組織だけをどんどん作りつづけ、複雑化したそれぞれの調整だけに時間とコストを費やす官組織の弊害がでた典型的な例だろう。既得権益は主張し、責任は回避する見事な組織と言える。
「雀の子 そこのけそこのけ お馬が通る」
なるべく、政治や政府の非難は止めようと心に決めているが、つい爆発してしまう。
今信じているものを必ず見るときが来る
「意識は記憶から成立する。」 鈴木大拙
記憶は経験に負うところが大きい。
見たものを信じるのではなく信じたものを見る。
今信じているものを必ず見ること時が来る。
鈴木大拙は、禅に関する著作を英訳し、海外に日本の禅文化を広めた仏教学者だが、同郷金沢の安宅弥吉がスポンサー的存在で終生支えた。弥吉は、かつて10大商社と言われた安宅産業や甲南女子学園を創設し人物だ。その息子安宅英一が残した安宅コレクションが、事務所のすぐ近くの東洋陶磁美術館に保管されている。
現在美術館は地下電気機械室工事のため、3月31日まで休館中で、安宅コレクションを全国巡回させている。東京展。福岡展は既に終了し、金沢展は、平成20年2月29日(金)~3月20日(祝・木)に期間、金沢21世紀美術館 で開催される。
美術館は歩いて5分ほどのところにあるが、仕事中に行く気にもなれず、安宅コレクションには4、5回しかお目にかかっていない。高麗青磁のシンプルな美しさは目に焼きついている。安宅は潰れ多くの人が犠牲になったが、美術品だけは残り、静かに文化と歴史を語ってくれている。
門川新京都市長、新行政モデルを
わずか951票の僅差で、門川大作前教育長が、京都市長に初当選した。この緊張感を持続しマンネリ化することなく地方自治の先進モデルを作り上げて欲しい。与野党相乗り推薦への批判や職員不祥事、同和行政、財政再建等課題は山積みだが、彼の具体策も多く実現化が期待される。
市民参加型「未来まちづくり100人委員会」の発足や、伝統産業と先端産業を融合する市民産学「知恵産業融合センター」の創設、ガラス張り行政、1000人職員削減、一番厳しい民間企業並みの人事研修・評価システムの導入、「パーク・アンド・ライド」の通年化など注目していきたい。
特に、前職で真剣に取り組んでいた子育て、子供の教育に重点を起き、匠の技が消えかけている伝統産業と先端産業を融合する取り組みは、日本各地で沈みかけている伝統産業の一つの新しいモデルとなる可能性が強い。
門川氏が、日本を変えたすごい人サミット等で発言していたのを数度聞かせてもらったが、
普通の教育長というより、パワフルな一経営者としての感覚で、大切な子供の教育、伝統産業の再生らへの真剣な思いが伝わっていたことを思い出す。彼ならば、しったりとした仕事の仕組み作りで、既存の組織を蘇らせるだろう。リスクマネジメントの専門家として特に気にかかる。
ただ、近畿中部圏の直下型地震が近年中に起こるとされているなかで、国宝を始めとする文化財への耐震補強や延焼等を防ぐ防災対策も早急に重要課題として取り組んで欲しい。清水寺、平等院等世界遺産も数多く、日本人のためにも人類のためにも失ってはならない文化財だから。
日本は沈まないとの研究発表、しかし
巨大地震を起こす原因でもある、地表を覆うプレートは、地中に沈み込んだ後、地下600キロ前後でたまり、それ以上の深さには沈んでいかない可能性が高いことが愛媛大の高圧地球科学の研究でわかった。英科学誌ネイチャーに報告される。
地球内部と同じ高温・高圧状態を特殊な装置で作り、その中に置いた数種類の岩石に、地震波に見立てた超音波をあてて速度を計測した。プレートを構成する岩石を伝わる超音波の速度は、地下550~660キロの地中を伝わる地震波の速度と一致し、プレートがそれ以上沈まずにたまっていると推定した。(読売新聞)
しかし、日本沈没は600キロ以上の深さには沈まないかもしれないが、600キロも沈めば
日本は壊滅状態になることは間違いない。素人にとっては600キロも3000キロもあまり差が無いような気がするが、研究者にとっては大変な成果なのだろう。いずれにしろこのスケールの地殻変動があれば、現在の防災対策では日本を救えないような気がする。












