視細胞作成成功
網膜で光を感じる視細胞を、人間のES細胞から効率よく作り出すことに、理化学研究所の研究チームが成功した。昨年作成に成功した新型万能細胞(iPS細胞)にも応用できる可能性が高い。再生医療の可能性が高く、米科学誌ネイチャー・バイオテクノロジー電子版で発表した。
目に入る光は視細胞で感知して電気信号に変えられ、視覚情報として視神経を通じて脳に伝えられる。研究チームは、タウリンなど2種類の化学物質を加え、培養期間を延ばす方法で、効率良く視細胞を作成し、培養法を変えることで、視細胞に栄養を供給する網膜色素上皮細胞も高い効率で作った。
目の弱い私にとって、網膜再生の可能性が出てきたことは、又一つ勇気付けられる出来事だ。他の再生医療分野でも次々に新しい成果がうまれることだろう。ありがとう各分野の科学者の方々。
眞動力発電の可能性
振動力を利用した発電床は、人が歩くときやものが移動する際に生じる振動のエネルギーを床材に仕組まれた圧電素子に歪みを与えて発生するピエゾ効果により発電する。
乗客が歩く力だけで自動改札機を動かすを目標に、JR東日本と慶応大学が共同で実験を始めている。
この「発電床」は音楽用のスピーカー(あるいはマイク)と同じ原理で、スピーカーとは逆に乗客が床を踏む振動から電力を取り出す。記事によると一人が改札を通過するごとに約70~100ミリワットを発電。1日約70万人が利用する東京駅の全改札に設置したとしても発電量は100ワット電球が10分ほど点灯する約70キロワット。発電量の少なさ、効率の悪さが最大のネック。
今まで顧みられていない振動をエネルギーに変えるという発想は、大変意義深い。現在はエネルギーの変換効率が最大の問題点であり、このままでは「設置費用やエネルギーが、設備を利用して得られるエネルギー以上かかってしまうが、熱効率の技術が開発されれば、今後大きなパワーとなろう。大いに期待したい。
それにしても、相変わらず偽装が収まる様子はないが、今回の中国餃子の毒装事件は、昨年来連続している偽装よりもはるかに重大な問題だ。中国食材の残留農薬、有害物質の混入など不信感がぬぐえないこの時期に起こった事件だけに、それぞれの管理体制のずさんさにはあきれるほかはない。チェックしていなかったとの関係者のコメントはあまりにも無責任だ。食の安全性と安心感のためには、定期的管理は欠かせないはずだ。
病院から家に帰ってみると、冷凍庫にあった中国製の冷凍食品は、そっくりすべて廃棄されていた。我が家でもこれほどの反応は初めての事である。家人たちの過剰反応ともいえるが、それほど今回の事件は一般の消費者には重大な事件だろう。真相を政治の闇に消すことなく明確にすることが大切だ。これを機会に、自給率を含めて自分達の食を真剣に考え行動しなければならない。
ビス抜き手術終了、無事退院
木曜日の午後、2年半前の複雑骨折で足首に残っていたビスの抜き取り手術の為入院した。
仕事に出来るだけ影響しないスケジュールを先生にお願いして、手術日を金曜日にしてもらった。ビスが5本残っていても不具合はほとんど無かったが、ビスを残しているため、無意識に右足をかばうせいか、左足に負担がかかり、ひざの痛みが頻繁に起こったため、今回決心した。
金曜日の朝9時10分2階の手術室に入り、手術台に横たわると体にいくつかのチップを取り付けられ、麻酔を入れますといわれわずか10秒もしないうちに意識を失った。気が付いたのは午前11時30分で、ぼんやりの状態が数時間続いた。夕食前にすべて元通りになったが、その日はベットに拘束されたままだった。
土曜日には、朝からベッドを離れることができ、恐る恐る洗面所まで歩行した。回復は順調で予定通り、今日朝先生の処置の後、退院の許可が下り、無事午前中に帰宅できた。明日は出社出来るだろう。
入院中、知人の税理士の先輩が、交通事故で亡くなるというアクシデントもあり、ショックも大きかったが、人間の生死・生のありがたさ・先生始め看護士等プロフェッショナルのいる病院のありがたさ・家族のありがたさ、おかげを感じる。
先行、松山市太陽光発電パネルの町宣言
松山市は来年度、温暖な気候を活用した太陽光発電パネル計画をスタートさせる。その名は、松山サンシャインプロジェクトで、二酸化炭素排出量の削減と経済活性化の一石二鳥を狙う。公園や学校など市の施設や住宅やオフィスにある発電パネルを8年間で倍増させる。目標を達成すれば、年間計6600トンの二酸化炭素削減が可能。現在でも1世帯当たりの太陽光発電の普及率は全国の中核市で3位の1・03%と高水準にある。
快挙、超小型衛星エンジン開発
北海道で次世代型のマイクロ波エンジンが昨年3月開発されており、しばらくするとこのエンジンを搭載した超小型衛星が打ち上げられるだろう。エンジンの直径は4センチ、重さは約100グラムで、重さ数キロから約50キロの超小型衛星を300―500キロ上空で軌道制御させることが可能となる。
宇宙開発事業団や宇宙科学研究所が打ち上げる衛星は、数百キロから数トンと大型で、打ち上げまでに10年の歳月、開発費用も数百億円となり、失敗のリスクも高い。これに対し、超小型衛星は短期間に低価格で開発でき、マイクロ波でキセノンガスをイオン化し、イオンを飛ばして推力を発生させるという優れもの。NASAも新エンジンを開発中だが、それに先立ち単純なシステムで故障のリスクをなくし、性能を高めた。
農業や医療など生活に密着した利用が進むことだろう。最近特に、科学の分野で日本人の研究者の活躍が目立っている。
尾鷲で藻場再生成功
尾鷲市は、海中の環境悪化を防ぐ藻場の再生に成功した。全国各地の磯が磯焼けに悩まされているが、数種類の海藻の繁茂した成功事例が出来たことは朗報だ。全国の手本になるだろう。
藻場は、魚介類の生息、産卵場所となり、赤潮を防ぐなど水質浄化の役割も果たし、各地でも藻場再生の取り組みが進められている。魚付林の取り組み等とともに暖かく見守りたい。
昨日は諏訪湖のほとりの岡谷市に日帰り出張した。午後一番の気温マイナス1度は、大阪の冬に慣れている人間には少々堪える。特に、帰りは夕刻で、塩尻駅の吹きさらしのプラットホームでの5.6分の待ち時間が長く感じられた。しかし、冬の空は澄み、目の前に凍った諏訪湖、遠くに富士が浮かんだ雪景色は、一見の価値は十分ある。
文化放火デー26日、各地で防火訓練
文化財防火デーの26日、全国各地で文化財の防火訓練が行われた。はしご車、放水銃、屋内消火栓、消火器、防災ヘリなどを使っての訓練だ。日光の世界遺産二荒山神社、国宝松本城、日本最古の天守閣福井県の重文丸岡城、世界文化遺産国宝姫路城、国登録有形文化財の三田学園中学本館、世界遺産の厳島神社、武雄温泉楼門、大隈重信旧宅など、多くの訓練が行われた。
文化財防火デーは昭和24年1月26日、法隆寺の金堂壁画が焼損したことをきっかけに昭和30年に制定された。しかし現在では、喉もと過ぎれば暑さ忘れるの例えどおり、訓練実施は49%にとどまり、消防設備を点検した所は52%、文化財所有者に対する防災指導は42%など、他の調査項目も半数前後しか実施していないのが現状だ。
全国では昭和25年以降、国指定文化財だけで建造物82棟、美術工芸品27点が火災によって焼失または破損した。大事な文化財を守り、後の世代に継承していくためには、手間も費用もかかるが、最低限防災訓練くらいは実施して欲しいものだ。
魚付林の知恵、政策に
周囲を海に囲まれ海産物に恵まれたはずの日本で、沿岸のおいしい魚貝類が食べられない。
瀬戸内の美味しい小魚や海藻類の味が懐かしい。近年地元のブランド名がついた海産物も偽装がはびこり、地産ものだと信用することができない。のりもわかめも魚も海老もかにも・・・。
沿岸部の森林の破壊と荒廃が、漁獲量の減少をもたらし、その結果輸入に頼り、地産をごまかしはじめ、気が付けば中身は外国産で名だけ地域ブランドの商品が堂々と流通している。海岸の丘陵や湾内の小島に繁茂する樹木が、自分たちの経済生活と深く結びつき、また自分たちの生業と切り離せない関係にあることになかなか気が付かない。気が付いていても目先に追われてその大切さを後回しにする。
循環型社会の江戸時代から、既に日本各地で魚付林の育成を行ってきた歴史がある。大量生産大量消費の非循環型社会から、循環型社会への転換へ舵取りが必要だろう。森が健康であれば、川も海も健康になり、そして人間までも健康になる。
おにぎり雑感
江戸時代の儒学者、中江藤樹先生生誕400年を記念し、藤樹の逸話に出てくる食材を使った「藤樹弁当」(700円)が、週末に道の駅「藤樹の里あどがわ」で発売される。煮豆や小鮎の天ぷら、特産の果実「アドベリー」入りのおにぎりや、算木餅など地元の食材13品目で、1日30食限定だ。一度、藤樹先生に思いを馳せながら食してみたい。
上杉謙信の後継者争いの決着地である鮫ケ尾城跡(新潟県妙高市)の三の丸付近から、戦国時代の炭化したおにぎり4個が見つかった。子の無かった謙信の養子2人(姉の子景勝と北条氏から向かえた景虎)が跡目を争ったのが、御館の乱で、1578年から79年にわたり、敗走した景虎が鮫ケ尾城で自害した。最終決戦の前に、白米100%のおにぎりを、家臣共々口にしたのだろう。
おにぎりは、弥生時代の中期にはあったことが、石川県中能登町の杉谷チャノバタケ遺跡から発掘され、証明されている。平安時代には屯食(とんじき)と呼ばれ、兵士の食事として用いられていたことが古文書などから分かっている。おにぎりは、元々、もち米を蒸してにぎったものが原形だが、鎌倉時代の末期になると、主に、うるち米のごはんが使われるようになった。また、日本最初の駅弁は、梅干し入りゴマおにぎりで、1885年に現在の東北本線の宇都宮駅で販売された。
山歩きや遠出のおにぎりの味は格別で、生きていて良かったと思う至福の時でもある。
今日は、大学卒業後勤めていた食品会社のOBの世話人会に、朝から出かけていた。今年の秋小豆島で開かれる総会の打ち合わせがメインテーマで、わざわざ今日の世話人会のために小豆島から3人も出向いてくれていた。今年の小豆島は、オリーブ植樹100周年の年で、盛り上がっている。世話人会が終わった後、来週の出張のため、大阪の事務所に立ち寄り準備が終わって外に出たら、既に日が暮れていた。御堂筋は最近休日も人通りが多い。少し観光都市になったのだろう。




