ブラアラキ~韮山・大室山編~ | 血塗ラレタ日記

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先日のブラアラキ静岡遠征

 
2日目の25日(日)

前夜は三島駅前のホテルに宿泊し

 
前日に引き続き、こーすけ君の車で出発
 
約25分走り、最初に向かったのは

韮山反射炉

 
所在地:静岡県伊豆の国市韮山町鳴滝入
 
幕末安政期の1857年に完成した反射炉
 
反射炉とは?説明しよう!
 
燃焼室で発生させた熱(熱線と燃焼ガス)を天井や壁に反射させ、金属(鉄)を精錬する金属溶解炉のこと
 
ヨーロッパで開発され、幕末の開国前後に海防を急する日本へと伝わり
 
主に鉄砲や大砲に使われる鉄を精錬
 
日本ではまだ外国人技師を招くことができない為、オランダの技術書を参考に江戸、佐賀藩、薩摩藩、水戸藩、鳥取藩、萩藩、島原藩などで建造
 
この韮山の反射炉もその一つで
 
諸藩ではなく幕府主導で当時韮山の代官だった江川太郎左衛門英龍が建造
(英龍は1855年に死去し、跡を継いだ息子の英敏により1857年に完成)
 
日本に現存する反射炉は、ここ韮山と山口県の萩のみ。
 
また、世界的にも実際に鋳鉄の溶解が行われた反射炉としては世界で唯一現存する遺構
 
ゆえに世界遺産になっておる
 
江川英龍については是非wikiって欲しい
 
江戸後期~幕末にかけて、もの凄い開明的で庶民の為に働く優秀な官僚だったことが分かるわよ(・∀・>)

敷地の全景

 

こちらが反射炉

 

朝10時だったにも関わらず多くの見物客で賑わっておった

 

当時は鉄のフレームはなく、昭和戦後に保存の為に付けられたもの

 

材質は、外側が伊豆石(緑色凝灰岩)、内部は耐火煉瓦(伊豆天城山産)
 

高さ15.6mの連双2基で合計4炉で構成

 

四角い穴から燃料を投下、馬蹄型の穴から粗鉄を投下

 

これらは、何だったかちと思い出せないw

 

反射炉建造の資材に使われたのと同じ伊豆石たち

 
 
次に車を東伊豆方面に走らせ

天城の山々を抜け

 
韮山から約50分
大室山
 
所在地:静岡県伊東市
 
約4000年前にできた火山
 
標高は580m
 

毎年早春に山焼きが700年以上続けられ、この様に一年生植物に覆われておる
 
なので、山というより巨大な丘の様な感じ
 
ここはブラタモリ伊東編で紹介された場所
 
一度来たかったんだよね!
 

ずっと見ていられる程、綺麗で壮大!(〃∇〃)
 
山の斜面の角度は約35度
 
この35度は「安息角」と言い、砂などを積み上げた時に滑り出さない(自発的に崩れない)安定を保つ斜面の最大角度
 
身近な物だと、砂時計の下の部分に積もった山の角度がそう
 

この黒い岩は「スコリア」という火山噴出物を溶岩流が包み込んで流れた物
 
スコリアについては後述
 
徒歩での登山は禁止されているので、1000円払ってリフトで頂上へ
 
これが安息角!
 
約6分で山頂へ
 

で、これがスコリア
 
スコリアとは、主に玄武岩質マグマが噴火の際にいろいろあって(省略←)、水などが発泡した為に多孔質となったもの
 
このスコリアが火口の周りに積もってできた山が「スコリア丘」と呼ばれ
 
この大室山はスコリア丘の代表選手!
 
赤く見えるのは溶岩に含まれる鉄分が酸化した為
 
 
で、山頂からの眺め
相模湾方面
 
三浦半島が見えるかな?
 
もっと天気が良ければ房総半島やスカイツリーも見えるそうよ!
 

伊豆諸島も見えるかな?
 


北方面は天気が悪くて殆ど何も見えなかった
 
天気が良ければ、富士山、南アルプス、箱根の山々まで見渡せるそうな
 
 
そして、大室山の一番の魅力は火口の縁を歩けること!
火口の広さは直径250m、深さ20m
 
火口の底に見える広場の様な所はアーチェリー場
 
火口の中でアーチェリーとは粋なw
 
写真では見難いけど、火口縁には沢山の観光客が歩いておった
 

ジブリ映画に出てきそうな雰囲気よね(ノ^^)ノ
 
もう素晴らしすぎて言葉がでないので、しばし写真だけでご堪能下さい←









暑さで疲弊して火口底まで降りる気力がなかった・・・
 
今になって降りれば良かったと後悔orz
 
山焼きの後に来れば、生い茂った草はなく
 
全体が茶色の山に変化した姿を見せてくれるんだろうね
 
その時にまた来たい!
 
火口を堪能し下山
 
めっちゃめっちゃめっちゃ素晴らしかった!
 
ずっと見ていたかった・・・

火口の動画↑
 
風が凄かったw
 
 
その後、こーすけ君の車で熱海方面へ

熱海駅の一つ手前、来宮駅まで送ってもらいました
 
熱海からこだまで帰京
 
 
2日間の三島・沼津・伊東の旅
 
暑かったけど楽しかった!!