作:壁井ユカコ
角川書店(角川文庫)
2009.7
超個人的評価:★★★-☆☆
高校3年生の有海の携帯電話に残された過去からのメッセージ。
小さな男の子の声はいつもおかあさんに何かを問いかける。
そのメッセージに導かれるように、有海は学校一の問題児、春川と出会った。
心によく似た空白を抱える二人は少しずつ惹かれ始める。
しかしその先に待ち受けているのは衝撃的な過去の真実だった……
切なくて良い話だったけれど、途中からどう考えてもこういうラストになるしかないなあっていう悪い予感しかしなくなった。
二人とも強くなくて、傷ついてぼろぼろで、刹那的に生きていくしかなったのはわかる。
でも、それでもやっぱり幸せな時が続いて欲しいと思ってしまうのが人情ってヤツなわけで、上手く言えないのだけれど辛いです。
途中でお兄ちゃんは実は春川が好きなんじゃないかとか色んな深読みをしてしまったけど、違った。
電話関係の設定は乙一のCalling Youを思い出した。
そういえば白乙一と壁井さんの傷ついた人の話はどこか似たものがあるような気がする。
さみしい人同士、似たもの同士が惹かれ逢って、刹那的な一瞬の幸せを感じて、でも彼らがそのまま生きていける場所なんかどこにもなくて。
▼それはわかるんだ。わかるんだけどやっぱり片側死亡エンドは辛いです。
だって残された方は嫌でも前に進まなきゃいけなくて、それができなければ
できないでまた色々悲しい予感しかしない。
やっぱりハッピーエンドが好きです。
(↑ネタバレのため反転)
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