作:田中芳樹
イラスト:丹野忍
講談社(講談社文庫)
1998.8
超個人的評価:★★★-☆☆
中堅SF作家の相馬は、先輩作家の代理で、北海道に新しく建設された巨大リゾート・ウラルを訪れた。
著名人ばかり集まるお披露目会で、講演をするためである。
一抹の不安と、贅を尽くした人工都市への期待を感じつつ、相馬は娘の葉月とともにこの巨大人工都市を訪れる。
しかしそこで彼らを待ち受けていたのは、優雅なリゾートライフなどではなく、「狼」たちによる血の惨劇だった……?!
ホラーサスペンスっていうかVS化物っていう点ではいつもの田中さん。
ただ今回はそれに対抗しうる超人が出てこないので化物VS逃げまどう群衆という感じ。
作家と社長の友情?には思わずにやにやしてしまったのは秘密。
ラストのオチや理由付けがイマイチ中途半端なため、結局なんだったの?感はぬぐえない。
▼こんだけ大量に人が死んで、なんか悪霊的なヤツのせいでした(超意訳)と言われても……k(反転)
このすっきりしないもやっとした読後感がホラーだというなら仕方ないのかもしれない。
未だに自分の中でホラーの定義がすっきりしない今日この頃です。
著名人有名人に対する強烈な皮肉は通常営業の田中さん。
しかし今回丹野さんリアル系のイラストと内容のギャップが激しかった気がします。
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