作:末吉ユミ
イラスト:巴里
プランタン出版(f-ラピス文庫)
2006.7
超個人的評価:★★☆☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


准は調理師専門学校に通う専門学生。
若き天才の名を欲しいままにする准だったが、バイト先歯科医院の院長安藤だけは准の料理を褒めるどころか、料理を作ったことに感謝すらせず酷い態度。

安藤に美味いと言わせるため意地になって料理を作り続ける准だったが、酔った勢いで安藤と寝てしまい……


ライトでポップな歯科医×料理人の玉子。
空回り系元気っ子の主人公と、わかりやすくツンデレで色々と言動が無茶な攻。


料理の天才が調理師専門学校に通っている違和感とか、そいつがなぜか歯科医院でバイトしているとか、攻のありえないキャラクターとかツッコミどころはたくさん。


BLマジック絶好調です。
全体的にきゅるんで始終テンション高め。


ごめんお姉さんはもうついていけないよ……

シェフは唇から食べられる (f‐ラピス文庫)/末吉 ユミ
¥560
Amazon.co.jp

作:染井吉乃
イラスト:街子マドカ
幻冬舎(ルチル文庫)
2009.8
超個人的評価:★★☆☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


特殊能力を持つものばかりで構成される人材派遣会社「愛こそすべて」そのナンバーワン社員、剣が派遣された先は、家事で両親をなくした高校生至誠。
彼に「本当の恋を教える」のが剣の仕事だというのだが……


イラスト買い。
依頼されれば恋人でも家族でも友人でもどんな「ごっこ遊び」にもつきあう……
そんな人材派遣会社「愛こそすべて」
そこで自他共に認めるナンバーワンの剣は相手に自分の姿が「心に住む大切な人に
見える」という不思議な力を持っている。

BLっていうファンタジーの中でも色々ファンタジー度というか、いっそ無理度高めの設定。
特殊能力云々の設定は正直いらなかったんじゃないかな。


そもそも男の子に恋を教えるのに男派遣しちゃいかんだろうとか、そういう根本的なことはきっとつっこんじゃいけないんだろうな(遠い目)


設定だけじゃなくて、お話のペースがちょっと駆け足なので、剣があまりにもあっさり至誠に惹かれて、ものすごいあっさりくっついたように見えてしまう。
この人だけが特別なんだというからにはもうちょっと葛藤とか根拠とかが見たかったかも。

なんだかちょっと不完全燃焼気味です。ううむ。

花冠のセオリー (幻冬舎ルチル文庫)/染井 吉乃
¥580
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作:崎谷はるひ
イラスト:冬乃郁也
角川書店(ルビー文庫)
2006.12
超個人的評価:★★★+☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


幼い頃から病弱で、決して美しい子供ではなかった澄音がここまで大きくなったのは遠縁で弁護士の宇梶宗佑のおかげだ。
親代わりになって今まで変わらぬ愛情を注いでくれる宗佑に澄音は密かな想いを抱き続けてきた。
近すぎてどうにもならない宗佑との距離を縮めるため、幼馴染みの月花と付き合い始めたと宣言してみる澄音だが……


二歳から目を付けていたという恐怖の腹黒執着攻、宗佑さんが楽しかった。
なんて壮大な光源氏計画なんだ!!
「まあ俺がそう育てたんだけど……」って怖すぎる。
だけどこの年期の入った執着にときめいてしまうんだな。


主人公の幼馴染み月花がとにかく男前でかっこよかった。男前なおなごはよいです。
彼女と比べると主人公のなよなよっぷりやオトメっぷりが気にならないでもないけれど、
腹黒王子に愛されてしまった姫なのでまあ仕方ないのかも。


恋は乱反射する。―1st Love“初恋” (角川ルビー文庫)/崎谷 はるひ

¥580
Amazon.co.jp

作:一條惺理
イラスト:麻生海
白泉社(花丸文庫)
2005.10
超個人的評価:★★☆☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


高校2年生の律は小さい頃から体が弱かったせいで、人見知りな上なかなか将来の夢が描けないでいた。
自分探しのために始めた叔父のレストランでのアルバイトで、常連客の穂積と仲良くなる律。
彼の言葉で少しずつ変わり始める律だったが、その矢先街中で発作を起してしまう。
その時彼を助けてくれた青年の正体は……


芸能人×病弱な高校生。
過保護に育てられてきたお子様な主人公の成長モノ。
いくら体が弱いとはいえ、律の周りにいる大人たちの自分勝手な過保護っぷりには心底イライラ。
お兄ちゃんとの色々はあったけど、結局両親とのいざこざは解決してないよなあ。


芸能人との恋もそうだけど、BLである必然性がもうちょっと欲しかったかも。


しかし男二人で水族館はロマンチックなんだろうか……(遠い目)


体が弱いんですといいつつ、ちゃんとすることはするのねと妙に感心してしまったのは内緒。


地上のマーメイド (花丸文庫)/一條 惺理
¥540
Amazon.co.jp



作:椎崎夕
イラスト:高久尚子
太陽図書(SHYノベルズ)
2006.3
超個人的評価:★★★-☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


朝から通勤電車で痴漢と間違われた敬。
出勤した会社で新しい部下として紹介されたのは、敬を痴漢扱いした張本人、館上だった。
最悪の出会いにもかかわらず、仕事では館上はとても使える男だった。
人嫌いの敬も館上の友好的な態度に少しずつ態度を軟化させていくが、ある日酔った勢いでゲイだという館上と寝てしまい……


プログラマー同士で、部下×上司。
人当たりと外面はパーフェクトな攻の内面はてんでお子様で、無理矢理襲ってみたり他の女といちゃついてみたりとか色々無茶をやらかしてくれます。
そんな攻に惹かれていく受の気持ちはちょっと唐突だったかも。

まっすぐで不器用だけどなよなよしたところのない、どっか「男の子」っぽさを感じる受の性格は好みだったんだけどなあ。


いまいち萌えきれませんでした。

年下の男 (SHYノベルス154)/椎崎 夕
¥903
Amazon.co.jp

作:須賀しのぶ
角川書店
2007.12

超個人的評価:★★★☆☆


スイート・ダイアリーズ/須賀 しのぶ

¥1,575
Amazon.co.jp

同じ女子校出身のタイプの違う三人の女性。
セレブ志向で毒舌家のユカ、理知的だけれど不毛な恋に悩むアキ、夫の暴力におびえるモト。
それぞれの屈折を抱えながら交流を続ける三人だったが、ふとしたことから持ち上がった交換殺人の計画。
それは三人の微妙で複雑な力関係を壊すもので……


ラノベの世界でも異彩を放つ程色んな意味でも重い話を書く須賀さんですが、ラノベの枠を取っ払ったらさら重い話に。

大人になっても交流を続ける三人の女性。
みんなそれぞれに不満や屈折を抱えていて、誰一人自分が幸せなんて思っていない。

女の子同士の閉じた世界と世間との関わり方がすごいリアルで、読んでいて苦しくなる。
それは読み終わっても軽くなることはなく、苦しさはどんどん降り積もっていくようです。


どう考えてもハッピーエンドな話じゃないけれど、現実ってこんなもんなのかもしれない。
色々考えるとちょっと切ない気分になってしまいます。

作:いおかいつき
イラスト:カズアキ
幻冬舎(リンクスロマンス)
2007.1
超個人的評価:★★★+☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


子供向け番組のお兄さん、祐真には人には言えない秘密がある。
それはゲイであること。
恋人も作らず遊びもせず慎ましい生活を送る祐真はある日不器用な書店営業の塩崎に出会う。
強面でとても絵本の営業には見えない塩崎の必死さに負けて、アドバイスをする祐真。
その時から次第に親しくなる二人だったが……


タイトルからもっとセクシーな話を想像していたけれど、不器用な二人のかわいらしいお話だった。

絵本の書店営業×子供番組のお兄さん。
ヘタレなのにやさしくて包容力のある攻と、芯は強いけどちょっともろいところのある受。

普段好青年なのに、酔った勢いともろもろで襲い受に変身しちゃう主人公に萌えた。
おもしろかったです。


一生懸命な人が報われる話っていいよね。


子供に内緒で (リンクスロマンス)/いおか いつき

¥898
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作:杉原理生
イラスト:竹美家らら
幻冬舎(ルチル文庫)
2010.3
超個人的評価:★★★+☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


玩具メーカーに勤める、通称ヌイグルミ王子こと久遠は、自他共に認めるブラコンだ。
そのかわいくて仕方ない弟・太一がある日友人を家に泊めてやって欲しいと言ってきたからさあ大変。
愛する弟からの頼みを断れるはずもなく、友人高林を家におくことを許可した久遠だったが、この高林がなんとも気にくわないヤツで……


弟の友人×ブラコン兄。
お兄ちゃんのずれっぷりが可愛い。
高林の悪い所にイライラするのではなく、料理上手だったり面倒見がよかったりに弟と自分の居場所を取られたように感じてイライラしてしまう空回りっぷりがまたなんとも。


高林の冗談から本気になっていく過程や、苦手が好きになっていくのが自然なので安心して読めました。


後半ちょこっとだけ出てきた高林の弟の双子ちゃんたちの可愛らしさが異常でした。
そんなかわいい双子ちゃんたちを甘やかす久遠も可愛いぞ。
いつものペースを保てない高林も高林で可愛いし。

良いホームドラマでした。

羊とオオカミの理由 (幻冬舎ルチル文庫)/杉原 理生
¥580
Amazon.co.jp

作:崎谷はるひ
イラスト:石原理
幻冬舎(ルチル文庫)
2010.6
超個人的評価:★★★+☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


車のエンストで途方に暮れていた童話作家の宙彦は貧血を起して倒れそうになった所を中古車ディーラーで働く年下の青年、志朗に助けられる。
それがきっかけで宙彦の元を訪れ世話を焼くようになる志朗。
ずっと人との関わりから遠ざかってきた宙彦はまっすぐな年下の青年に惹かれ始めるが……


初期の崎谷さん。
今よりもややモノローグっぽい感じが強いかもしれません。


中古車ディーラーの若造×絵本作家。
お互い少しずつ惹かれあっていく過程と、二人が一緒にいるときの空気感が素敵だった。


主人公が28歳にしてちょっとご隠居みたいです。十分若いのに。


「きみと手をつないで」とプロットは似ているかもと作者も言っているけれど、私はこっちの方が好きです。
傷をもったさみしい人同士が幸せになる話。

やさしい傷跡 (幻冬舎ルチル文庫)/崎谷 はるひ
¥580
Amazon.co.jp

作:真崎ひかる
イラスト:陵クミコ
幻冬舎(ルチル文庫)
2008.12
超個人的評価:★★★+☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


八年越しの恋を実らせた加賀と水沢。
平穏な日々を送る二人だったが、水沢の店に雑誌の取材が入ったことにより急に店が忙しくなり二人は少しずつすれ違い始めた。
しかもその時取材にきたカメラマン、羽村に水沢が目を付けられてしまい……


再会して、恋人同士になった二人の前に次々と現われる障害。
相変わらずのメロドラマですが、それがこのシリーズの醍醐味だと思います。
すねたり暴走したり、次第にヘタレ化していく攻がなんだかかわいい。
余裕のないヘタレは大好物なので。


作中で水沢を心配している若者カップルがなんかすごく「恋人同士」で思わずにやにやしてしまった。
こっちの二人の続きも読みたいな。


慈雨 (幻冬舎ルチル文庫)/真崎 ひかる

¥580
Amazon.co.jp