作:榎田尤利
イラスト:奈良千春
太陽図書(SHYノベルズ)
2009.6
超個人的評価:★★★★☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


元検事で元弁護士、今では小さな交渉屋として働く芽吹彰。
高校時代の後輩だったヤクザの兵頭と深い関係になり時は流れ、いつの間にかお互いの存在になじみつつあった二人。
そんな状況にとまどいを感じる芽吹の前にかつて事件で知り合った青年が現われて……


今回初っぱなっから力士に押しつぶされた上に誤認逮捕という散々な目にあっている芽吹の前に現われたのは、かつて弁護を引き受けた青年。

愚かな程に人を信じよう、信じたいと思える芽吹はそれがどんな理由であれやっぱり強い人なんだろう。
そんな彼のに惚れているからこそ信じられないと言った表情の言葉が強く心に残っている。これはぐっとくるわ。


ラスト、お年寄りに振り込め詐欺の講義をするみんなのアイドル七五三野には思わず吹いた。
なんかかわいいぞ七五三野!!


交渉人は振り返る (SHYノベルス)/榎田 尤利

¥903
Amazon.co.jp



作:榎田尤利
イラスト:奈良千春
太陽図書(SHYノベルズ)
2008.11
超個人的評価:★★★★☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


下町で小さな交渉屋『芽吹ネゴオフィス』を営む交渉人の芽吹彰。
なぜか再会した元後輩のヤクザ、兵頭となぜか深い関係になっている自分にとまどいながらも、兵頭を嫌いにはなれず……
そんな彼の元に持ち込まれる事件。
芽吹は新人ホストのアッキーとしてホストクラブに潜入するが……


シリーズ通して再読中。
仕事の都合で冒頭から新人ホストをやっているアッキーこと芽吹に思わずニヤニヤ笑いが止まらない。
そこにやってきて指名をする兵頭とのやりとりもたまりません。
この二人の馬鹿馬鹿しくて妙に息のあった会話が大好きすぎる。


ついに兵頭のライバル?七五三の登場。
でも彼の場合芽吹きのお父さんというかお兄さんポジションかも。


色々煮え切らなかった二人の関係も一歩前進。
兵頭の過去を知っても態度を変えずに受け入れる芽吹は優しくて、なんだかんだ器がでかいんだよなあ。


交渉人は疑わない (SHYノベルズ)/榎田 尤利

¥903
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作:榎田尤利
イラスト:奈良千春
太陽図書(SHYノベルズ)
2007.3
超個人的評価:★★★★+☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


元検事で元弁護士、そんな肩書きを持つ男、芽吹彰は今では下町で小さな交渉屋『芽吹ネゴオフィス』を経営している。
平和だが賑やかな日々を送る芽吹の前に現われたのはかつての後輩で、今や立派なヤクザの若頭になった兵頭寿悦。
できることなら二度と会いたくなかった男の出現によって、芽吹の日常に嵐の予感?


新刊購入のため一巻から再読中。
力も権力もないけれど自分の口先と信念で弱者を救おうとする交渉人の芽吹と、高校時代から彼に執着している元後輩でヤクザの兵頭。


二人の会話のテンポや、ヒトクセもフタクセもある登場人物たちのさじ加減がなんとも絶妙。
あんなこんなでこんなことになりながらもなんだかんだ最後までしていない二人の関係性がもどかしくて、そこがたまらないのです。


やっぱり好きだなあ。

交渉人は黙らない (SHYノベルス)/榎田 尤利
¥903
Amazon.co.jp

作:沙野風結子
イラスト:すがはら竜
ハイランド(スーパーラキアノベルズ)
2004.5
超個人的評価:★★★☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


信念を持って教師を目指す大学生の洋樹は大財閥の御曹司、笈川辰葉に従兄弟の家庭教師を頼まれる。
それを通じて辰葉と親しくなっていく洋樹だが、近づけば近づくほど辰葉の暗く強烈な色香に飲まれてしまい……


エロ度高めの沙野さん。
いつものこってり文体エロだけではなくて実際に尺も長いです。
お腹いっぱい。


お家の事情で人として歪んでいる攻に惚れてしまった受が、愛のために道を踏み外す話。
大企業の次期総帥で大学生で現役モデルってすごい設定だなあと思わなくもないですが、いいんですBLはファンタジーだから。


主人公が軽く流されるんじゃなくて、ちゃんと自分の信念を持った男の子なのがよかった。
教師への道と、好きな人を支える道。
悩んで傷ついて、選んだ道の先にあるものはすべて受け入れるっていう強さにはきゅんきゅんします。

ポイズンローズ ラキア・スーパーエクストラ・ノベルズ/沙野 風結子

¥893
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作:絢谷りつこ
イラスト:夏乃あゆみ
新書館(ディアプラス文庫)
2010.4
超個人的評価:★★+☆☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


仕事で閉園間際の遊園地を訪れた玲二は、ちっぽけな特撮ヒーローショーに夢中になっていた。
ある日スーツアクターの中で誰よりも気持ちよく動くグリーンの体調不良に気づいた玲二は、ショーが終ったあと思わず楽屋に踏み込み、病院に運ぶ。
ヒーローのスーツの下に隠れていたまっすぐで天使のような少年に思わず一目惚れをしてしまった玲二だったが……


主人公の玲二が最初っから受の聖彦にフォーリンラブ状態なのですが、この執着の理由がいまいち理解できなくて入り込めず。
一目ボレ……にしても顔も見ないうちからだしなあ。動き?動きなの?


聖彦はそれこそ天使のようなという形容詞がぴったりのまっ白な子。
そんな聖彦相手に妄想を炸裂させる玲二の暴走っぷりは楽しいです。
だがしかし、真っ白天使は正直そんなに好みじゃないんだというすごく個人的な好みの問題で萌えきれず。


深く考えずにさらっと読むのが一番なのかもしれません。


夏乃さんの描く攻はキレイなんだけどいかんせん今回の主人公は元ラグビー部。
どうしても挿絵に違和感を感じてしまいました。
イラストのちびキャラは文句なしにかわいかった。


天使のハイキック (新書館ディアプラス文庫 236)/絢谷りつこ

¥588
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作:田中芳樹
イラスト:ふくやまけいこ
光文社(光文社文庫)
2003.11
超個人的評価:★★★+☆☆

アップフェルラント物語 (光文社文庫)/田中 芳樹
¥600
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20世紀初頭のヨーロッパ。
アップフェルラントで暮らすスリの少年、ヴェルは囚われの少女フリーダと運命的に出会う。
彼女の手にはこの世界の平和を乱しかねない、強大な秘密の鍵が握られていた。
悪者たちに狙われる彼女を守るため、ヴェルは宿敵?フライシャー警部の力も借りて奮闘するが……


ヨーロッパにあるという架空の国『アップフェルラント』を舞台に少年少女が活躍する田中さんらしい「活劇」
さすがの田中さんというか、読んでいるうちに本当にこんな国があったのかも?と思ってしまうような詳細な描き込みが楽しかったです。


ボーイミーツガールに悪者と陰謀の影。
人物たちの会話やキャラクターも軽妙で楽しい。
フライシャー警部は良い人だ。
そしてこっそりアリアーナとの仲を応援。


全体的になんとなく宮崎っぽいというかラピュタっぽい感じかも。

楽しかったです。

作:椹野道流
イラスト:金ひかる
二見書房(シャレード文庫)

2005.8

超個人的評価:★★★+☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


港町マーキスで唯一の検死官として働くウィルフレッド。
通称「北の死神」と呼ばれる彼は、ある日仕事先で孤児院出身の男娼ハルと出会う。
小さくて可愛らしい外見を持ちながら料理人になるのが夢だと語る少年に好感を抱いたウィルフレッドは、ハルが自分の館に立ち入るのを許可するが……


表紙のイラストからクールな俺様と黒髪ロングのカワイコちゃんの話かと思ってしばらく読むのを躊躇していたんだけど、読んでみたら全然違った。
受は予想外に元気でケナゲで負けん気の強い「男の子」って感じで、攻はクールというよりは器用貧乏で感情的に不器用な人だった。

検死官×料理人志望の男娼。医者と料理。
テンポのよい会話やほどよいリアリティなど、いつもの椹野さんクオリティで安心して読めました。
もっと早く読めばよかった。
続きを探してこよう。


作る少年、食う男 (シャレード文庫)/椹野 道流

¥580
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作:崎谷はるひ
イラスト:高永ひなこ
角川書店(ルビー文庫)
2005.7
超個人的評価:★★★+☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


十九歳の一之宮藍は日本画家である祖父と二人っきりで山奥でひっそりと暮らしていた。
穏やかな暮しは祖父の死とともにあっけなく終わりを迎える。
悲しむ間もなく藍に降りかかってきたのは莫大な相続税とこれからの身の振り方。
途方にくれる藍の前に現われた志澤グループの後継者、知靖は祖父の作品と共に藍の生活の面倒まで見てくれるというのだが……


白鷺シリーズ第一巻。
大人×子供で大グループの後継者候補×身よりのない画家の孫。

特殊な環境で育ったせいで世間知らずだけど、決して頭は悪くなくて芯の強い藍はかわいい。
そんな藍に振り回される知靖はクールぶって大人のくせに不器用で、なんだかんだ余裕のない感じが楽しかった。
これからもどんどん振り回されればいいと思う。

知靖の友人でアドバイザー?的ポジションの弥刀さんが飄々として良い味だしてます。


続きをおっかけるのが楽しみです。

キスは大事にさりげなく (角川ルビー文庫)/崎谷 はるひ
¥620
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作:バーバラ片桐
イラスト:小路龍流
幻冬舎(リンクスロマンス)
2009.2
超個人的評価:★★+☆☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


天涯孤独の少年、真名は北久瀬伯爵の後継者、彪武の気まぐれによって助けられる。
いつか恩返しをしたいと願い、辛い境遇に耐え抜いて真名はついに彪武に再会する。
しかしその時彼は醜い相続争いのせいで誰も信じることができなくなっていた……


和風ハーレクインなシンデレラストーリー。
人を信じられない攻とそんな彼のために命をかけることをいとわないケナゲ受け。
すれ違いものだけど、結局受のことを信じられていない攻にちょっとイラっと。
境遇やら相続争いのせいだっていうのはわからなくもないけど、度を超したそれにはやっぱりイライラしてしてまった。


そして何よりも驚いたのは表紙をぺらっとめくって一番最初の口絵でした。
ちょ、小路さん!!!?
まるで男性向けエロ本のようなアングルに口からなんか出るかと思った。
あーびっくりした。


冷酷なる瞳の伯爵 (リンクスロマンス)/バーバラ片桐

¥898
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作:綾辻行人
角川書店(角川文庫)
2009.1
超個人的評価:★★★☆☆

眼球綺譚 (角川文庫)/綾辻 行人
¥580
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由伊という名を持つ女をめぐる7つのホラー短編集。


ホラーは雰囲気を楽しむものなのでそれで?とか言ったり、理屈を追及してはいけない。


ホラーとは何かについてちょっとだけ考えてみる。
ただ怖いとか気持ち悪いとかそういう不の感情を喚起するのがホラー?
上手く説明できないけどそれだけではない混沌とした何か。


って、偉そうなことを言えるほどホラーを読んだことがありません。
すいません。


特別料理はああやっぱりっていう予想通りの結末。

呼子池の怪魚の予想外に美しいラストが好きでした。