作:かわい有美子
イラスト:小椋ムク
笠倉出版(クロスノベルズ)
2009.1
超個人的評価:★★★★+☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


緑あふれる丘にたつ、伝統ある半寮制の男子校・清泉学院。
半ば隔離された環境で暮らす彼らは、女の子と知り合う数少ない機会である学校行事に半ば命をかけている。
そのため、学校の代表である生徒会長代々美形が選ばれてきた。
今年、栄えある生徒会長に選ばれたのが楠ノ瀬。
黙っていれば物憂げな美少年風の見かけとは裏腹に活発な体育会系の楠ノ瀬のプロデュースを任されたのが敏腕副会長の高科で……


これは久しぶりにきゅん!!激しくときめきました。
周りの推薦で生徒会長、副会長になった高科と楠ノ瀬。
興味から好感、恋愛感情へ。
一つ一つの行事を通して少しずつ進展していく二人の関係が自然で、かわいくてもうときめきがとまりません。


学校行事に女の子を呼び込むため、そんな馬鹿馬鹿しくも素敵な目標のためにがんばる男の子たちがほほえましい。
見た目美少年なのに中身はフツーの楠ノ瀬と、やり手の高科はいいコンビです。


まわりのキャラクターも良い味出していました。前生徒会長と双子が気になります。

続き買って来ようっと。

空色スピカ (CROSS NOVELS)/かわい 有美子
¥935
Amazon.co.jp

作:水壬楓子
イラスト:白砂順
桜桃書店(エクリプスロマンス)
2001.11
超個人的評価:★★+☆☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


世界的ホテルチェーン、イースのオーナー、桐原に見いだされ、専属モデルとしてデビューした暁人。
晴れて恋人同士になった二人だが、お互いの仕事のせいですれ違う日々が続いていた。
そんな中暁人はある大作ゲームの新作発表のショーに出演することが決まった。
慣れない舞台で、初めての演技を求められとまどう暁人だったが……


イースの専属モデルとしてデビューした暁人の次のステージはゲームのイメージキャラクター。新作発表会では台詞もあり、役者達に囲まれて演技まですることに……暁人のモデルとしての成長編という位置づけなのかもしれないけれど、やっぱりモデルと役者は別物だろうと。あとゲームショーでコスプレしてキャラになりきるという仕事にどうしても違和感が。これリアルでやったら結構イタイイベントだよなあ。。。


キスをどうぞ (エクリプスロマンス)/水壬 楓子
¥898
Amazon.co.jp


作:長野まゆみ
河出書房新社(河出文庫)
2009.3
超個人的評価:★★★+☆☆


新学期 (河出文庫)/長野 まゆみ

¥473
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17歳年上の兄の都合で転校することになった史生。
不承不承兄のつとめる学校に通うことになった彼は、そこで兄を慕う二人の少年に出会う。
いたずら好きの椋と優等生の密。
危ういバランスで過ごす彼らの日常は……


なんて危ういバランス感覚。
兄と兄の都合で転校した少年と、転校先の二人の少年。
彼らを取り巻く空気感がすごくリアルで濃密です。
それぞれが抱える微妙に報われない一方通行な想いや気持ち。
特に大きな事件が起こる訳じゃないけれど、地味にテンションが上がってしまう一冊。
さすがの長野さんです。

作:水壬楓子
イラスト:白砂順
桜桃書店(エクリプスロマンス)
2001.7
超個人的評価:★★★+☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


モデルクラブに属してはいるが、いまいち売れないモデルの暁人。
恋人だったカメラマンの田上に捨てられ、仕事も干されたところを謎の男、桐原にひろわれる。
田上を見返したいという暁人に、桐原は3ヶ月の期間を設け一流のモデルになるための特訓を受けさせる。
ハードな毎日に根を上げそうになる暁人の運命は?
そして桐原は一体何ものなのか……


昔雑誌で読んだのが懐かしくなって購入。
今はなきエクリプスロマンスです。

モデルとしては二流以下の主人公が謎の男桐原の力を借りてなりあがるマイフェアレディもの。
強引で少々俺様な桐原に食らいついていく主人公のはねかえりっぷりと強さが愛しい。

説明の足りない桐原の下でがんばってがんばって、ラストのネタばらしの時の爽快感はかなりのもの。
ある意味スポコンもののような読後感。
もちろん二人のラブも楽しいんですけどね。
口げんかのようなテンポの良い会話はごちそうです(ののしり合っているカップルスキー)


お手をどうぞ (エクリプスロマンス)/水壬 楓子
¥898
Amazon.co.jp



作:石原ひな子
イラスト:みろくことこ
心交社(ショコラノベルズ)
2008.9
超個人的評価:★★☆☆☆

この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません

一家心中ですべてを失った泰雅には、大切な人がいる。
その人の名前は斉藤司、28歳にして会社を経営している若き資産家だ。
赤の他人にもかかわらず、自分を援助してくれる男に、泰雅はずっと片思いしてきた。
ある日、悪夢にうなされて添い寝をしてもらった勢いで泰雅が斉藤に告白してしまい……

一家心中ですべてを失ったケナゲっ子の主人公の前に現われた足長おじさんは、
資産家で美形の会社経営者28歳。
まあそこまではいいとして、二人が恋に落ちるまでがいろいろBLマジック全開のファンタジー。
流れとしてはわからなくはないんだけど、あまりにも色々スルーされすぎていて萌える隙がなかった。
ちょっと都合がよすぎやしないかい。

未成年 (ショコラノベルス・ハイパー)/石原 ひな子

¥893
Amazon.co.jp

作:伊坂幸太郎
新潮社(新潮文庫)
2003.12
超個人的評価:★★★+☆☆


オーデュボンの祈り (新潮文庫)/伊坂 幸太郎

¥660
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コンビニ強盗に失敗して逃走した伊藤は、気づくと見知らぬ島にいた。
外界から遮断されたその島にいるのは少々?風変わりな人々と、未来が見え、しゃべるカカシ。
不可思議な現状にとまどう伊藤に追い打ちをかけるように、カカシの優午が殺される事件が起こる。
未来を見通せるはずのカカシはなぜ黙ってバラバラにされてしまったのか・・・・・・


文庫版購入のため再読。
閉ざされた島で起こる人語を操り未来を見るカカシの殺人?事件。
風変わりな登場人物たちや次々に繋がっていく不思議な因果関係。
軽妙でどうでもいい(注:褒め言葉)会話に音楽に殺し屋。
デビュー作でもあり、ああ伊坂さんだと思わせてくれる原点。


え、結局どういうこと?と若干もやっと感が残る結末ではあるけれど、
それも含めてこの作品の味なのかもしれません。



作:月村奎
イラスト:鈴木有布子
新書館(ディアプラス文庫)
2004.8
超個人的評価:★★★★-☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


たった一人の家族だった母親を亡くした智朗は、引き取られた伯父の家で暮らしている。
身体の弱い二つ年上の従兄弟、克巳は屈託なく彼に懐いてくるが、智朗はこの明るくて誰からも愛される従兄弟がどちらかというと苦手だった。
けれど、そんな彼には秘密があって・・・・・・


再読。両親を亡くして叔父の家に引き取られた智朗。
誰に対しても頑なな智朗に病弱な従兄弟の克巳は臆面もなく好きだと言う。
病弱で色々事情を抱えている克巳の強さと優しさがとにかく切ない。
長い時間の中ではぐくまれた二人の絆にはきゅんきゅんします。

どっちがが病弱設定でもびっくりするくらい簡単にエロに突入してしまうこのジャンルで、そこにいかない優しさには感動した。


BLではないけれど、草子と葛西先生の話が大好きでした。
すべてに投げやりになっている女の子と、彼女のことを放っておけなかった克巳の主治医のお話。


本棚整理のための再読だったけれど、やっぱり手放せない一冊です。

きみの処方箋 (ディアプラス文庫)/月村 奎
¥588
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作:椹野道流
イラスト:黒沢要
プランタン出版(プラチナ文庫)
2010.1
超個人的評価:★★★-☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


自分にも他人にも厳しい医師の甫には溺愛している弟がいる。
その弟に最近恋人ができた。あろうことにそいつは男で、しかも甫の部下だった。
二人の仲を見せつけられ、ヤケ酒を飲んだ帰り泥酔した甫は路上で寝込んでいた所を病院に出入りしている花屋の青年に助けられる。
かいがいしく甫の世話をやく青年、九条は甫に「あなたを甘やかす権利を下さい」と不思議な要求をしてきて……


有能だけど不器用な医者×年下の花屋。
23歳の花屋が落ち着きすぎの大物すぎてちょっと違和感。
そもそも彼が主人公に惚れた理由がちょっと曖昧で、あんまり感情移入できなかった。

自身の厳しさが原因で職場で上手くいかなくなり、しかも弟とまでケンカをしてぼろぼろになった甫を九条が優しくなぐさめるのですが、ちょっと都合がよすぎるかな?と。
九条がすごい年上とかならなんとなく納得は出来るのですが、年下攻めでこの余裕はなんだろう。

ほのぼのしたいい話ではあるんだけど、違和感を克服出来ずに読み終わってしまいました。

お医者さんにガーベラ (プラチナ文庫)/椹野 道流

¥600
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作:椹野道流
イラスト:唯月一
イースト・プレス(AZノベルズ)
2006.7
超個人的評価:★★★+☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


色々あって骨董屋を営む妖魔、司野の下僕(兼恋人)として暮らしている受験生の正路。
そんな彼らの元に新年早々憑き物落としの依頼が舞い込んだ。
恐ろしい妖魔の描かれた掛け軸の中に取り込まれた女性を助け出すため、司野は絵の中に乗り込む。
今回は留守番を命じられた正路だったが、司野は三日経っても戻ってこなくて……


冒頭からいきなりラブラブというかいちゃいちゃというかぶっちゃけエロでびっくりした。

お正月編。
日本のお正月を司野に説明する正路が、それを異文化コミュニケーションだと称したのにすごい納得してしまいまして。
そうだよね、だって人間と妖魔だもの。

考え方や行動原理が違うのは当たり前。その中で手探りで愛をはぐくんでいく二人はとてもほほえましい。


まさかのエージェント早川氏の登場で絵の中の異界に向かった司野を追いかける正路。
絵の中でちょっとだけ本来の姿に戻ったっていう、ネコミミ司野はすごい破壊力だった。
俺様でネコミミな妖魔攻め。
ちょっとなにそれ新しい!!と思わずテンションが上がってしまったのでした。まる。

妖魔なオレ様と下僕な僕 6 (アズ・ノベルズ)/椹野 道流
¥893
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作:杉原理生
イラスト:木下けい子
幻冬舎(ルチル文庫)
2008.3
超個人的評価:★★★+☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません


高校からの友人、矢萩は社会人になった今でも必ず週に2回水森に電話をかけてくる。
とりとめない話をするだけのこの習慣はすっかり水森の生活に組み込まれてしまった。
水森がそんな矢萩がゲイであることを知ったのは高校生の時だ。
「安心しろよ、おまえだけは絶対に好きにならないから」と言い放った男の真意がつかめないまま、付き合いを続ける矢萩だったが……


特別だからこそ好きにはならない。
高校時代からの友人だった二人の静かなお話。
にぶにぶの受(主人公)と異様に我慢強い攻というメイン二人のキャラクターのせいでなかなか話が進まなくてじりじりする。
あまり派手さはないけれど後からじんわりくるお話です。


なんていうか、矢萩はもうちょっと報われてもいいかなあという気がします。
じゃないとなんだか危険な方向(ヤンデレ?)へ進化しそうなので。
むしろそれはそれで楽しいなあなんて思ったりもしますが、そうはならないのが矢萩の矢萩たる所以かもしれません。

ちぇ。


スローリズム (幻冬舎ルチル文庫)/杉原 理生

¥580
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