バーレッスンの流れ ⑤ロン・ドゥ・ジャンブ・ア・テール~バレエのレッスン疑問点 no.23~ | 瀬間亜理砂バレエ教室のブログ

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バレエ初心者の方も、これからバレエを習おうかなとお考えの方も、ずっとバレエのレッスンをしている方にも、バレエのお悩みがちょっとでも解決できるようなブログになれるといいな・・・と思っています

こんにちは

愛知県名古屋市にある瀬間亜理砂バレエ教室です

 

バレエの基本中の基本なんだけど、基本すぎて今更人に聞けないような疑問って、結構お持ちなのではないでしょうか?

バレエ初心者の方も、これからバレエを習おうかなとお考えの方も、もうバレエは随分習っている方にも、お悩みがちょっとでも解決できるようなブログになれるといいな・・・と思っています

 

《バーレッスンの流れ ⑤ロン・ドゥ・ジャンブ・ア・テール》

⑤ロン・ドゥ・ジャンブ・ア・テール

Rond de jambe à terre

脚で床の上に円を描く動きです。

アン・デオールとアン・デダンがあります。

 

Rond 

・・・フランス語 丸い、円状の の意

 

jambe 

・・・フランス語 脚 の意

 

terre 

・・・フランス語 地面 の意

 

アン・デオール en dehors 

・・・フランス語 外側に の意

バレエにおいては、

回転時、回転の方向は

動足の方へ回る

 

アン・デダン en dedans 

・・・フランス語 内側へ の意

バレエにおいては、

回転時、回転の方向は

軸足の方へ回る

 

 

バーに向かって、

両手をバーの上にのせます。

 

1番ポジションから脚を、

前へタンジュします。

 

つま先で床に円を描くイメージで、

脚全体を伸ばしたまま、

横へ、更に後ろまで

クルッと動かします。

 

タンジュと同じように

1番ポジションに動かします。

 

これが、アン・デオール

次に、アン・デダンです。

 

1番ポジションから脚を、

後ろへタンジュします。

 

つま先で床に円を描くイメージで、

脚全体を伸ばしたまま、

横へ、更に前まで

クルッと動かします。

 

タンジュと同じように

1番ポジションに動かします。

 

前、横、後ろの通過地点では

タンジュでそれぞれの方向に出した形と同じになります。

タンジュの説明や意味はno.21をご覧ください。

(バレエのレッスン疑問点→no.21 ③タンジュ)

 

体幹で、骨盤を安定させ、

ぐらつかない、

円の中心軸を移動させないように意識します。

 

床に描く円は、

いびつにならないように、

足先まで伸ばしきり、

大きく、

綺麗な円が描けるようにイメージします。

 

そして、

タンジュと同じ形(ポジション)

を通るということは、

ロン・ドゥ・ジャンブ・ア・テールの

アン・デダンをする時も

股関節はアン・デオールし続けるということです。

 

バレエでは、

それぞれのポジションと、

ポジションからポジションへの

移動経路がきちんと決まっています。

 

レッスン初級クラスの最初は

ポジションや移動経路を

きちんと確認するために、

ゆっくりと確認しながら行いますが、

 

タンジュと同じように、

体幹を使って身体を引き上げ、

軸足の足裏(指の裏)で

床を押すことで、

真っ直ぐな強い軸を作り、

 

その軸を中心として

コンパスでクルッと円を描くような

イメージを持ちます。

 

上半身を引き上げ、

股関節を広げているので、

股関節をリラックスさせて

ロン・ドゥ・ジャンブ・ア・テールが

出来るようになるのが理想です。

 

股関節を柔軟にし、

滑らかな円運動、

ライン作りを目指します。

 

そして、

バーに向かって立っているので、

右肩と左肩をつないだ線、

右胸と左胸をつないだ線、

右の骨盤と左の骨盤をつないだ線、全てがバーと並行であることを確認してください。

 

慣れてきたら、

バーに向かって立ってる状態で、

片手アン・ナヴァンで行い、

 

更に、慣れてきたら

片方のアン・ナヴァンの手を

アームス2番(ア・ラ・セゴンド)で行います。

 

片手になった時も、

強い体幹の引き上げで、

ロン・ドゥ・ジャンブ・ア・テールする回転の方向に、上半身の向きがつられないように注意しましょう。

 

ここまで出来るようになったら

バーに対して垂直に立ち、

片手バーで行います。

 

これまでのパと同じで

ロン・ドゥ・ジャンブ・ア・テールの

テンポが速くなっていき、

連続で回すようになり、

ポール・ド・ブラを組み合わせたりなど、

アンシェヌマンも複雑になってきます。

 

連続で回すとき、

1番ポジションを毎回通過します。

 

 

 

アンシェヌマンの順序、

身体の使い方、

意識しなければいけない事・・・

 

すべてを網羅しようと頑張れば頑張るほど、悲しいですが、脳と筋肉は緊張して固まってしまいます。

 

最初は、まず、

脳の中で良いイメージを持ち、

 

そして、

一つずつの動きをクリアにしていき、

 

それを

二つ・・・三つ・・・

と意識を持った地道な反復練習で

できることを増やしていく・・・

 

ゆっくり、着実に進んでいってください。

 

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