バーレッスンの流れ ④ジュテ、デガジェ~バレエのレッスン疑問点 no.22~ | 瀬間亜理砂バレエ教室のブログ

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バレエ初心者の方も、これからバレエを習おうかなとお考えの方も、ずっとバレエのレッスンをしている方にも、バレエのお悩みがちょっとでも解決できるようなブログになれるといいな・・・と思っています

こんにちは

愛知県名古屋市にある瀬間亜理砂バレエ教室です

 

バレエの基本中の基本なんだけど、基本すぎて今更人に聞けないような疑問って、結構お持ちなのではないでしょうか?

バレエ初心者の方も、これからバレエを習おうかなとお考えの方も、もうバレエは随分習っている方にも、お悩みがちょっとでも解決できるようなブログになれるといいな・・・と思っています

 

《バーレッスンの流れ ④ジュテ、デガジェ》

④ジュテ、デガジェ

正式には

バットマン・ジュテ

バットマン・デガジェ

 

ジュテ jete

・・・フランス語 投げられた の意

 

デガジェ dégagé

・・・フランス語 解放された の意

 

メソードによって

使われ方に違いがありますが、

私はイメージしやすいように、

バットマン・ジュテを使っています。

 

このジュテ、デガジェに

打つ という意味の

バットマンがつき、

このパに限定され、

 

ジャンプのパである

ジュテと区別されます。

 

ですが、通常のレッスンでは、

バットマンが省略される場合が多いです。

 

ジャンプのジュテも

このバットマン・ジュテを通ってジャンプします。

 

ジュテ・・・投げられた

デガジェ・・・解放された

 

フランスのメソードでは

ジュテは動きを指し、

デガジェは形を指すとされ、

デガジェは

軸足から動かす脚が離れている状態を指します。

 

私も

投げられた という方が、

バレエで使わなければならない筋肉の動きをイメージしやすいと思い、ジュテを使っています。

 

 

さて、

ジュテもデガジェも

タンジュから更に脚を引き伸ばしていきます。

 

体幹で身体の軸は、

骨格アライメントを崩さないように、

伸び続けていて、

 

股関節を起点として

足先を引っ張り出した時に、

 

脚の長さが実際に伸びるわけはないので、

 

脚の長さを半径として、

足先が円周上に動き出していきます。

 

ですので、

タンジュからちょっと脚を

床から上げたように思いがちですが、

 

脚を上げるのではなく、

 

タンジュのやるべきことを全て行いながら、

足裏アーチの筋肉の収縮するする力も、

足先をそれぞれの方向へ滑り出す勢いも強くなります。

 

足先を滑り出す勢いが強くなるということは、

体幹での身体の引き上げも、

より強くしっかりしたものでなければ、

滑り出す足先の勢いに負けて、

真っ直ぐ立っていられなくなります。

 

バーに向かって、

両手をバーの上にのせます。

 

5番ポジションから脚を、

前、横、後ろのそれぞれの方向に、

バットマン・ジュテしていきます。

 

バットマン・タンジュとアンシェヌマンはほぼ同じです。

タンジュの説明や意味はno.21をご覧ください。

(バレエのレッスン疑問点→no.21 ③タンジュ)

 

バットマン・タンジュより、

動きの勢いが強くなっていますので、

デガジェの状態になった時に、
骨盤から上の上半身が、
ジュテされた脚に引っ張られて、

上半身(特に骨盤)の向いている方向が変わってしまわないように注意します。

 

バーに向かって立っているので、

右肩と左肩をつないだ線、

右胸と左胸をつないだ線、

右の骨盤と左の骨盤をつないだ線、全てがバーと並行であることを確認してください。

 

慣れてきたら、

バーに向かって立ってる状態で、

軸足と同じ側の

片手だけバーの上にのせ、

動かす足脚と同じ側の

片方の手は

アン・ナヴァンで行います。

 

更に、慣れてきたら

片方のアン・ナヴァンの手を

アームス2番(ア・ラ・セゴンド)で行います。

 

片手になった時も、

強い体幹の引き上げで、

ジュテに出す脚の勢いで、

上半身の向きが変わってしまわないように注意しましょう。

 

ここで注意しなければいけない事は、

タンジュより

脚の勢いが強くなったことへの

対処法として、

上半身に力を込めて、

動かないようにするのではなく、

 

体幹に、

より強い引き上げがあるから、

軸がぶれずに、

引き上げ続けられるというイメージです

 

ここまで出来るようになったら

バーに対して垂直に立ち、

片手バーで行います。

 

タンジュと同じで、

クラスが上がっていくと、

ポジション→ジュテ→ポジションの

テンポが速くなっていき、

回数も多くなり、

ポール・ド・ブラを組み合わせたりなど、

アンシェヌマンも複雑になってきます。

 

レッスンはここから更に

脚を回したり、

高く上げたり・・・

どんどん動きが大きくなります。

 

より体幹の引き上げ、

よりアンデオール、

を使い、

強い身体と

思いのままに動かすことのできる手足を身に付けていきます。

 

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